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ちーーず
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#かはさんお~いで!
『笑っている君が、一番心配だった。
「小さな違和感」
――翌朝。
ちぐさ「おっはよぉぉぉ!!」
ガラガラッ!!
勢いよく教室の扉が開く。
あっきぃ「うわっ!?」
まぜ太「朝からうるせぇ。」
ぷりっつ「おはよー、ちぐ!」
あっと「おはよう。」
けちゃ「ちぐ、おはよぉ〜!」
ちぐさ「みんなおはよー!!」
昨日とは違って、今日は遅刻していない。
まぜ太「お。今日は遅刻してないじゃん。」
ちぐさ「ふふん!俺だってやればできるんですよ!」
ぷりっつ「昨日7時に起きたやつとは思えんな。」
ちぐさ「昨日のことは忘れて!!」
けちゃ「無理〜!」
ちぐさ「けちゃぁぁ!!」
教室に笑い声が響く。
――いつも通り。
あっきぃはそんな6人を見ながら笑っていた。
けれど。
ふと、ちぐさの顔を見る。
あっきぃ「……。」
ちぐさは笑っている。
いつも通り。
だから、あっきぃも特に気にしなかった。
1時間目
先生が黒板に問題を書いていく。
ちぐさは真面目にノートを取っていた。
……と思ったら。
カクッ。
ちぐさ「……。」
頭が少しだけ落ちる。
あっと「……ちぐ?」
ちぐさ「……ん?」
あっと「寝てた?」
ちぐさ「寝てない!!」
あっと「そっか。」
ちぐさ「うん!!」
ちぐさは笑って、またノートを書く。
その様子を、少し離れた席からあっきぃが見ていた。
あっきぃ「……。」
――昨日も、朝ごはん食べてなかった。
――今日も眠そう。
でも。
「寝不足なのかな。」
あっきぃはそう思って、気にしないことにした。
昼休み。
6人はいつものように机をくっつける。
ぷりっつ「今日購買行こーや!」
まぜ太「またかよ。」
ぷりっつ「だって腹減ったんやもん!」
けちゃ「僕も行くー!」
ちぐさ「俺も行く!」
あっと「じゃあ全員で行こうか。」
あっきぃ「俺、席取っとくよ。」
ちぐさ「じゃああっきぃお願い!」
5人が教室を出ていく。
――数分後。
あっきぃが一人で教室に戻ってくる。
すると、ちぐさが窓際に立っていた。
外を見ながら、ぼんやりしている。
あっきぃ「ちぐちゃん?」
ビクッ。
ちぐさ「っ……あ、あっきぃ!」
すぐに振り返る。
そして笑う。
ちぐさ「どうしたの?」
あっきぃ「いや……。」
あっきぃはちぐさの顔を見る。
さっきまでの表情とは違う。
一瞬だけ。
寂しそうだった。
あっきぃ「……何してたの?」
ちぐさ「んー?」
ちぐさは窓の外を見る。
ちぐさ「なんか今日、天気いいなぁって!」
あっきぃ「……そっか。」
ちぐさ「うん!」
にこっ。
また笑う。
あっきぃ「……。」
あっきぃは何も言わなかった。
放課後。
6人は昨日話していたクレープを食べに行くことになった。
けちゃ「何味にしよっかな〜!」
ぷりっつ「俺チョコ!」
まぜ太「お前昨日もチョコ食ってただろ。」
ぷりっつ「好きなんやからええやろ!」
あっと「ちぐは?」
ちぐさ「俺は苺!」
けちゃ「やっぱり〜!」
ちぐさ「何がやっぱりなの!?」
みんなで笑いながら歩く。
その途中。
ちぐさが少しだけ後ろを歩いていた。
あっきぃ「……。」
あっきぃは歩く速度を落とす。
ちぐさの隣に並ぶ。
あっきぃ「ちぐちゃん。」
ちぐさ「ん?」
あっきぃ「疲れた?」
ちぐさ「え?」
あっきぃ「なんか今日、静かじゃない?」
一瞬。
ちぐさの表情が止まった。
でも――
ちぐさ「えぇ!?俺が!?そんなことないって!!」
あっきぃ「……そう?」
ちぐさ「ほら!」
ちぐさが大きく笑う。
ちぐさ「俺、めっちゃ元気!!」
あっきぃ「……。」
あっきぃは少しだけ黙る。
そして、
あっきぃ「そっか。」
それだけ言った。
前を歩いていたけちゃが振り返る。
けちゃ「あっきぃー!ちぐー!早くぅ!!」
ちぐさ「今行くー!!」
ちぐさが走っていく。
あっきぃも後を追う。
けれど――
あっきぃの胸には、小さな引っかかりが残っていた。
あっきぃ(……なんだろ。)
あっきぃ(ちぐちゃん、なんか……。)
言葉にはできない。
ただ。
いつもと同じ笑顔なのに。
なぜか、少しだけ違って見えた。
――第2話・終わり。
コメント
2件
ちぐちゃん大丈夫かなぁ 続き楽しみまた待ってるね!
あっきぃの視点でちぐさの違和感がじわじわ描かれてて、読んでてこっちも胸がきゅってなったよ〜!😭💕 普段明るいちぐさが、ふとした瞬間に見せる寂しげな表情とか、無理して笑ってるところが切なすぎる…。あっきぃの「そっか」だけの返しが逆に気持ち詰まっててエモい。まだ2話なのにこの関係性、めっちゃ気になる!!次が待ちきれないよ〜🌸✨