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偶然にもショッピングモールに努める二人は、水曜日が同じ休日だった
そこで彼に進められて私たちは彼の知り合いが、運営している動物保護施設に行くことになった
運転免許を持っていない彼の代わりに、私が運転し市内を抜けて郊外まで１時間のドライブはとても楽しかった
彼が連れて来てくれた動物保護施設は、煉瓦作りの綺麗な３階建てで、真っ白な垣根がある広い裏庭が素敵だった、きっと犬達はここを自由に走り回っているんだろう
看板には「西木野動物保護協会」と書かれ、犬と猫のイラストが描かれていた
ロビーに入るとそこは明るくて気持ちが良く、週末はドッグカフェにもなるそうで、訪問者はここで譲渡可能な動物と触れ合えるようになっていた
柚彦君が知り合いのここのオーナーを紹介してくれた、ご夫婦でここを切り盛りしているみたいで
白髪の年配のご主人が挨拶にやって来てくれた
「何匹いるんですか？」
「犬が２０匹で猫が３０匹いますよ、みんな健康なんだが、他の施設では貰い手が見つからないようなちょっと難しい子も数匹面倒を見ているんですよ」
オーナーはニコニコして答えた
「実は３日前にゴールデンレトリバーの子犬が5匹入ってきた所なんですよ、なんでも母親が育児放棄をしたとかで、これから貰い手を探す所だったんです。ぜひ、その子達に会ってやってください」
「まぁ！」
「ゴールデンレトリバー？」
私達は嬉々として顔を見合わせた
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