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何時かのオモイデ__。

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何時かのオモイデ__。

8 - 1、No.7 「退廃的な日々の中」

♥

16

2023年04月27日

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【???】


はぁ。


なんで俺、”アイツ”の言う通りにしちゃったんだろ。


あの時、イヤって言っておけばよかったのに。


なんで、断れなかったの?


どうしてこんなにも臆病なの?


大好きな人が辛い思いをしているのに、どうして救えないの?


周りは”アイツ”が悪いって言うだろうけどさ。


悪いのは、断れなかった俺の方なんだ。


俺は、「みんなの”___”____なのに。」





俺やって悲しいわ。


相方が、出ていってしもうたんやから。


俺”達”は、この事件の真相を知ってるんや。


謝らなきゃあかん。でも、こうするしかなかったんや。


2人の為なんや。でも、言い訳なんやよ。そうでなくても。


「帰ってきて。」


…こんなこと思ってしもう俺は、馬鹿やろか?




2人とも、悲しんでる。


俺、___だけど、メンバーだもん。


みんなを元気にする権利もあるんだもん。


俺だって、___だって。


一緒にゲームして、一緒に遊んで。


楽しかった日が、一瞬で壊されたあの日。


ショックで真相なんて、考えられなかった。


でも、それを後から気づいたってもう、遅い。


追いかけようと思っても、足が竦んで動けない。


「帰ってきて」の一言も、冷たい言葉でしか言えない。


なんで、___は、”いつも”こうなの?




さっきからの独り言、全部聞こえとる。


メンバーみんな悲しんどる。


でも、俺は___だから、リーダーを支える___だから。


俺やって悲しいけど、___やからしっかりせぇへんと。


相方と、その相方…いや、2人とも、大切なメンバーで親友や。


裏切ってしもうて、ごめんの一言もでない。


こんな俺で、ホンマにごめんな。


きっと2人は部屋で悲しんどるやろ。


悲しませてしもて、呆れさせてしもて、


苦しませてしもうて、寂しがらせてしもて…。


ホンマにごめん。


その、ごめんが、上手く言葉に出来たら、


ホンマにホントにどんなに楽か。




『2人とも、本当に、ごめんなさい。』




1章完結_。

⇓ ⇓ ⇓

2章「僕と君の願いの話。」

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