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【長(おさ)視点】
幻人(げんじん)が眠りついた時とほぼ同時刻の
長 「此処だな…」
水神 「そうそう、此処で見たって人がいたの!」
長 「此処は…」
水神 「此処でメイド服着て、死んだ目をした状態で働いていたとか何とか 」
長 「はぁ?メイド服?」
水神 「そう」
頷きながら答える水神(すいじん)
それを見た長(おさ)は、少しの間…困惑した顔で沈黙をしていたが……
長 「乗り込もう…」
水神 「秘書とかも呼ぶ?」
長 「今回は偵察だ…僕と紫外線だけで行く…あいつは透明人間だからな……」
水神 「了解!僕は近くで情報収集しておくね!」
長 「頼む…」
長(おさ)と瞬間移動でやって来た
紫外線(しがいせん)も連れて王の城の前まで行き…
そこには、城の大きな門を守る門番の姿が……
門番 「おい!其処の貴様!此処は王の城だぞ!」
長 「我は能力保安委員会の者だ!早く入れろ…」
門番 「!…失礼致しました………どうぞ…お入りください……」
長 「うむ…それでは…」
門番は、城の大きな門を開け長(おさ)を城内に入れた
それと同時に、紫外線(しがいせん)も城内に入った…
城内の廊下を歩いていると、メイドや召使など人々が頭を下げて出迎えた
その時…
すると、ムチのような物で何かを叩く音が聞こえた
それに気づいた長(おさ)は、紫外線(しがいせん)に頷いた
城内…
に来た、長(おさ)
其処に居たのは……
長 「久しいな…」
息子 「お久しぶりです…」
長 「お父上は今何処へ?」
息子 「お父様は、今、世界会議にご参加中で御座います…」
長 「それでは、お父上が帰って来たら、またお伺いしよう……」
息子 「分かりました…」
長 「それでは…」
同時刻…
【紫外線(しがいせん)視点】
紫外線(確かこっちだな…あの音がしたのは…)
紫外線(しがいせん)が、音のした方へ向かうと其処には…
?? 「クゥッッ………」
紫外線「!?!?」
紫外線(しがいせん)が目にしたのは………
牢屋の中で、上から両手首を縛られ、3人程の看守にムチで叩かれている召使だった
そして、各牢屋へと繋がる長い廊下の奥に
メイド服を着て、死んだ目をして立って居た“現実の人”を見つけた
紫外線(“現実”!やっと見つけたが、マジで水神が言ってた姿をしてやがる…)
現実 「看守…あそこに、わたくし達の目的の邪魔をしてくる者がいます」
紫外線(はぁ?“現実”…アイツ何…言って………)
すると、牢屋で召使を痛ぶっていた看守達が牢屋から出て来た
その瞬間…
紫外線(マズイ!)
【長(おさ)視点】
玉座の前から出て行き、入って来た入り口まで戻って居ると…
紫外線(しがいせん)と別れたあたりまで来た時……
紫外線(しがいせん)が物凄い速さで、戻って来たあと長(おさ)の後ろに隠れた
長 「どうした…」
紫外線「水神が言ってた事は本当の事!でもアイツ僕の事気づいてたんだけど!」
長 「本当か?」
紫外線「うんうん!というか早く逃げよ!流石にマズイから!」
長 「嗚呼…」
?? 「逃しません!」
看守 「あいつを捕まえろ!」
長(おさ)と紫外線(しがいせん)は後ろを向いた時、驚いた…
其処には………
メイド服を着て、死んだ目をした“現実の人”と
連射力に優れた銃を持っていた看守達が走って追いかけて来た
長 「何故、お客様にこんな事を?」
現実 「何故、わたくしをお探しになられたの?」
長 (………コイツ………)
現実 「貴方様が、お考えている事はわたくしには筒抜けです……」
長 「それは出来ないと言ったら…」
現実 「こう言う事です…」
長 「…そうか………だったら此方もそれ相応の対応をしよう…」
長(おさ)と紫外線(しがいせん)を闇で飲み込もうとした瞬間に
看守達が銃を乱射したが、長(おさ)は闇を前に出しその攻撃を防いだ
長 「これ以上攻撃をするなら、貴様らの命は無いと思え!」
紫外線「君達の命奪っちゃうよ!」
現実 「どうぞ、ご自由に…貴方様方にそんなこと出来ませんので」
長 「はぁ?」
紫外線「え?」
長 「はっ!」
紫外線「ヒィ…あ…」
すると、長(おさ)達の後ろから結界が張られ能力が強制解除された
それを見抜いた長(おさ)は紫外線(しがいせん)を庇い、
それとほぼ同時に看守達が一斉に銃を乱射した
長 「グハァ………」
紫外線「長!」
長(おさ)は紫外線(しがいせん)を庇い、攻撃を全て喰らった
現実 「頑丈ですね…そんなに攻撃を受けても死なないなんて…」
長 「テッメェ…それに…テメェまで…」
息子 「フン…」
現実 「息子様…お手伝いありがとうございます 」
深々とお辞儀をする“現実の人”
それににっこりとした笑を浮かべ無言で立ち去ろうとした瞬間!
また、闇悪の王の息子が立ち去ろうとした瞬間…
看守達が居た場所の壁が破壊された…
看守達「グハァ…」
看守達は全員気絶した…
現実 「何ですか?」
?? 「あ〜あ〜久しぶりだね!」
現実 「音奈様…」
音奈 「長達を返して貰おうか!」
現実 「それは出来ません…貴方様も捕まえましょか…」
息子 「それがいい…」
音奈 「ヤバ!」
すると………
息子 「ヒィ…」
現実 「何処からです…」
何処からか声が聞こえた…
その声で、闇悪世界の王の息子は怯み、“現実”はあたりを見まわした
音奈 「今のうち!」
現実 「あっ…逃げてしまった…」
音奈達は弱っている長(おさ)と一緒に瞬間移動で逃げた
息子 「テメェのせいで逃げられたんだ!チィ!こっち来い!」
現実 「申し訳ございません…」
息子は地下へ“現実”を連れて行き…
現実 「うぅ…」
息子 「あぁ〜スッキリした…片付けとけよ…」
現実 「はい…」