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慶応4年(1868年)6月19日
中岡慎太郎「坂本、おんしゃあ!
何怠けちょるがぜよ!」
坂本龍馬「ん…?あっ…悪い、寝てた…」
三吉慎蔵「龍馬さん、お疲れですか?」
藤村歳真「僕がやりましょうか?」
坂本龍馬「………おまん、誰じゃ?」
藤村歳真「あっ…えっと…藤村歳真と申します…よろしくお願いします!」
坂本龍馬「ワシは坂本龍馬じゃ、おまん、ちっこいのお、おなごみたいじゃき」
藤村歳真「え?!…あっ!これから何で!これから強なるんで!女、何てそんな!」
坂本龍馬「何や気に触ったかえ?すまんかったのお、おまんは立派な男じゃき」
藤村歳真「い…いえ!すみません…」
坂本龍馬「いや、わしの方がすまんかったのお、こんな坊主にあんな事言って」
藤村歳真「いえ!その…仕事手伝います…」
坂本龍馬「そうかえ?ありがとうな」
藤村歳真「はい…」
そう言い仕事をしに行った
夕方、おりょうが来た…
おりょう「龍さん、どないどす?調子は」
坂本龍馬「おりょう!どいているじゃき」
おりょう「ちょっと近くを通ったさかい、いっちゃんも遊びたがってますよ、
………?どいておなごがいはるの?」
坂本龍馬「え?……あっちゃうちゃう、
坊主はおなごに見えるだけで男ぜよ、
けんど、男におなご言うたらいけんぜよ、
坊主は特に気にしちゅうきなぁ 」
おりょう「そうどすか…?………すんまへんなぁ、変な事言ったわ」
藤村歳真「いっいえ!似たもの夫婦ってこう言うんだなって実感しました」
坂本龍馬「どうして、わしらが夫婦だと分かったんじゃ?!おまん…すっごいのおw」
藤村歳真「いえ……見てわかるので、
その…お二人の 夫婦感?
夫婦感があるので」
坂本龍馬「ほう…それはわしらがお似合いだ、言う意味かえ?」
藤村歳真「はいお似合いです、最高です」
坂本龍馬「それはまっこと嬉しいがや、 おまんも最高ぜよ!」
藤村歳真「えへへ…あっ!ありがとうございます!坂本龍馬さん…にそう言ってもらえて光栄です!」
坂本龍馬「龍馬でええ」
藤村歳真「りょ…龍馬…さん…」
坂本龍馬「どいた?慣れんかえ?」
藤村歳真「いっいえ!あの…龍馬さんって…何か照るなぁ思って…」
坂本龍馬「どいてじゃw」
おりょう「何かええなぁ…
うちは帰った方がええどすか?」
坂本龍馬「ダメぜよ!ワシはおまんと居たいんや、どいて帰るなんて言うかえ?」
おりょう「龍さんが何や、この子とよう喋っとるから、うちはいっちゃんがいるし帰らなあかんもん」
坂本龍馬「おう…坊主か、もう来よったかワシがそっちへ出向く前に先に来るとは…気の早い事ぜよ、
町でゆるりと遊んじょったかえ?」
おりょう「そうどすなぁ、うちと遊んでくれましたよ、それなのに龍さんに会いたなって来てくれたんやのに龍さんは仕事のし過ぎありまへんの?体壊しますよ」
坂本龍馬「大丈夫ぜよ、ワシは強い!w
あっおまん、ワシを気にしてる前に坊主の所へ行く言うとったじゃき」
おりょう「いっちゃん言うたら…いっちゃんがいつ龍さんと釣りできるか聞いとったよ、楽しみにしてはるんよ」
坂本龍馬「おう!そうか、この後や!今回はわしが勝つ!おまんも坊主もワシに敵わん言う事を分からせてやる!」
おりょう「龍さんはほんにぃ面白いどす」
坂本龍馬「なんじゃい、おまんはそないばかり、ワシをなぶっておるのか?」
おりょう「ちゃいます、龍さんはほんにぃ楽しい人どすよ、うち、龍さんといれて幸せどす、だから、龍さんをなぶることはしまへんよ」
坂本龍馬「しとるやないか、
ワシを何度なぶったか…」
おりょう「そないしはってまへんよ」
坂本龍馬「しとるぜよ!湯治の時だって…おまんは吉井と一緒になぶっていたではないか!それを忘れたと言うのかえ?」
おりょう「そうどすか?」
坂本龍馬「そうどす!思い知らせてやるぜよ!釣りでな!ワシがどれだけ強いか」
おりょう「龍さんは負けず嫌いどすなぁ
うちも負けてはいられんどす」
坂本龍馬「勝負!」
藤村歳真「龍馬さん、頑張って下さい!」
坂本龍馬「おう!ありがとうな、おまんも来るぜよ、見届けてくれや、
わしらの戦を!」
藤村歳真「え!いいんですか!やったー!
……あ…すいません!つい!」
坂本龍馬「そない嬉しいかえ?wわしもそない喜んでくれるんなら嬉しいぜよ」
藤村歳真「はい…
めちゃくちゃ嬉しいです…」
坂本龍馬「そうか!よし!行くぜよ、
わしらの戦に」
おりょう「ただの釣りどすのに…」
夕方…川にて
吉井一袈裟「龍馬さん、久しぶり!」
坂本龍馬「おう!久しゅうなぁ」
吉井一袈裟「どっちが多く釣れるか勝負!おいが勝つがぜよ!w」
坂本龍馬「ワシが勝つぜよ!」
おりょう「うちが勝つ」
坂本龍馬「ワシには敵わんよ」
藤村歳真「龍馬さん、頑張って!」
坂本龍馬「おう!おまんに美味しい魚食わせてやるぜよ、期待して待っとき」
藤村歳真「うん!」
釣り開始!
から1時間
坂本龍馬「どういてじゃ!
どいて、 釣れんかえ?!」
吉井一袈裟「龍馬さんは魚に
嫌われちょっが、こやつらおいどんの事好いちょっど」
おりょう「龍さんは声が大きいさかい、
魚も逃げてしもたんやわ」
坂本龍馬「ワシは静かじゃ!」
おりょう「声がでかいどすよw」
坂本龍馬「あ…
ワシはそんなに声…でかいかえ?」
と子供みたいな不貞腐れたような顔で呟く坂本龍馬。
藤村歳真の方を見た
おりょうは話をそらす。
おりょう「あっ龍さん、ちょっと休んでいいどすか?疲れたさかい」
坂本龍馬「そうかえ、ほいたら坊主の所 へいっちょれ、ワシはこっちの坊主と遊んじょるから、………釣るぞ!」
おりょう「そうどすな、
歳真はんの所へ行きましょか」
日陰で皆を見てた藤村歳真に近づく
おりょう「どうどす?
楽しゅうしてはります?」
藤村歳真「楽しいよ」
おりょう「そうどすか、……釣りせぇへんどすの?結構楽しいもんどすえ」
藤村歳真「僕は釣りできないので」
おりょう「ほな、教えたげましょか?」
藤村歳真「いえ!大丈夫です!」
おりょう「ふふ…あんた、そんなに気ぃ遣うて疲れへんか?せめて女同士の時ぐらいは気ぃ遣わんでええんやないどす」
藤村歳真「………え?」
おりょう「なんや、気付かれてないと思っとったんか?wあんたはべっぴんさんやさかい、気付かん人なんておらへんよ、
まぁ、龍さんは気付いてへんみたいどすけどなw」