テラーノベル
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これはif物語です
本編ではありません。前回の続き〜!
リクエストがあれば書く所存
人狼は次回書きたい()
救いを求める方はどーぞ
──────いえもん視点
メメさんの従者になって一日目。
現在、質問攻めの刑にされている。やはり、見たこともない種族を知りたいという知的好奇心や、単純に知りたい、と思っているもの。それと───
「本当に神なんですか!?なんか、神っぽいことしてくださいよ!」
…俺が神と言ったがゆえの質問。想定済みではあるため、俺は簡単なものを見せることにする。と、言っても何がいいか。選択肢がありすぎるが故に、悩ましい。
この程度で良いか、と思い俺は指をパチンっと鳴らし、あたかも魔法を発動したかのような演出をする。
その瞬間、薄暗かった部屋は、まるで真昼のように明るくなり、真上には夜空が浮かぶ、という不可思議な部屋へと変える。とても明るいのに、星はより1層輝き、俺たちを照らす。
何、少しばかり宇宙の星たちを圧縮し、天井ら辺にまいただけだ。この明るかさは外の空間から切り取ったものをそのまま貼り付けただけ。簡単なことをしただけだが、現在、空間を操ることが出来るのは俺だけなので証明となるだろう。
反応をちらりと見れば、やはりご好評のようだ。あながち思い通りの反応に俺は特段反応しない。なにか言えばそれは自慢になるとわかっている。───少しばかり、自慢したい気もしたが、神としての威厳を保つためにしない。
「すごいすごーい!いえもん!やるじゃないですか!」
メメさんはそう言って、屈託のない笑みを浮かべて、俺を褒めちぎる。───神になって、褒められたことなんてなかった。別のメメさんだって分かってるのに、なぜだか嬉しくて、ムズムズした気持ちになる。
ガンマスさんが、にやにやしながら俺に耳打ちをしてくる。
「神さんよ〜。もしかして、メメさんのこと好きなんですか〜?」
「ちっちがっ!!」
「図星みたいですねw応援してますよ〜!」
「神をからかうなよ…!!」
そう言って、俺はガンマスさんに小さな天罰を下す。
「いっだぁあああ!?」
「天罰です。足の小指を棚にぶつける天罰を下しました。」
「そんなしょーもない天罰もあるんですね…雷でも落ちるのかと思いました。」
俺がそう天罰の内容を言うと、レイラーさんは感心した風で、バカにしてくる。天罰を下してやろうか?とも思ったが、特に悪い事をやっていないので下さないでおく。
「まあまあ!とりあえず!とりあえず今日は解散にしましょう!もう夜の11時ですよ!?早く寝なさーい!」
メメさんがそう一声かけると、レイラーさん、みぞれさん以外は廊下に散らばり、それぞれの部屋へと戻るみたいだ。十数人いても、余りまくっている部屋は、それだけこの屋敷が広いことを意味していた。
「あ、いえもんさんは今日は私の部屋に来てください」
そうメメさんに言われる。⋯まあ、何を言いたいか分かったし、未来も見えてしまったため、大人しくついていく。というか、仮にも神と俺は名乗っているのに怖気付くことなく、なおかつ自身の寝室に連れていくなんて正気とは思えない。まあ、その危機管理能力の欠如は前世からだが。
しばらくの間、メメさんについて行く。あと3.23歩のところで、みぞれさんとレイラーはそれぞれの自室へと向かうらしく、一礼して先程通った道をそのまま戻っていく。
めめさんの手招きによって、俺はそのままメメさんの部屋へとはいる。その豪華絢爛な部屋は、前の世界ならば人間には許されないだろうと思うほど広く、ふかふかなベッドが、メメさんを迎え入れた。
「ふふっいえもんさん。お久しぶりです。」
───メメさんは俺と、神界で会った記憶が残っていた。魂がバラバラになってしまっためめさんを細胞から血液、原子レベルで同じ存在を創り出した時、意味も無い質問をした記憶を、覚えていたらしい。
「⋯記憶を消し忘れて悪かったです。俺の名前を知っていたのはたまたまでは無いんですね。」
「なーんか、ふと分かっちゃったんです。ま、でも、神を配下につけるのは楽しいですね〜。」
そう、めめさんに似た何かはイタズラ的な笑みを浮かべる。俺は、どうこの人と関わればいいか分からなかった。俺の恩人と、全く同じように創った。けど、本人じゃないのは俺がいちばんわかっている。どう、すれば───
「別にわかってますよ。私が、あなたによって創り出された本来のめめんともりじゃないって。なぜだかはわかっていると思いますけど、一応言いますよ。私はあなたを配下につけました。なので、私の魔力分、あなたの力を使えます。⋯と、言っても魔力が多いだけの人間なので全部は使えないですけど。」
そう、彼女は全てを気づいてしまった。自身の存在についても。申し訳ない、とも思った。それと同時に、めめさんが俺の能力を行使している間、俺はその能力を使えないことに気づいた。いや、使うことは出来るが、なぜだか頭痛がするので、あまり使いたくないとすら思ってしまった。
───突然、体に温もりを覚える。めめさんが、俺の事を抱きしめてくれたらしい。行動の意味がわからない。既に頭がパンクし、考えが鈍るのを感じる。神としての尊厳が、剥がされているかのような、そんな気味が悪いはずなのに、不思議と嫌では無い感覚。1人では味わったことの無い気持ち。
「私はめめさんの代わりになれるなんて思いません。だけど、あなたの苦しみは軽減したいんです。なんだか、放っておけなくて。」
「⋯っ!俺は、あなたをめめさんの代わりとして見ません!だけど、メメさんとしては、見させてください⋯!!」
俺が、そう必死に気持ちを伝えると、メメさんはふふっと笑って。
「よろしくお願いしますね。いえもんさん。」
メメさんの笑みは、めめさんとは似ても似つかない笑顔だった。
ここで切ります!
お久しぶりです皆々様!帰って参りました!いや〜祖父母の家に行ったんですが、その時、映画も見まして。鬼滅の刃見たんですが、すっごいイラストと音?が凄かったです!ネタバレなのでこれくらいしか言えないのですが、偉そうに言いますが、正直ここまでの出来栄えに本当に驚きました!あ、でもちょっと長かったかも⋯()
そろそろこのハピリクは切りたいと思っていまして⋯正確には、他にハピエンとバドエンがあるので、そっちを優先して書きたいんですよね〜。
ハピリクは別枠として書こうと思っているんですが、皆様はどうでしょうか?コメントくだせぇ!時差コメントもめっちゃ嬉しいですし、通知が来ない場合を除き、絶対にコメント返信します!いや、ほんとに通知が機嫌悪くて⋯申し訳ない
それでは!おつはる!
コメント
18件
通知君さぁ…
メメさん自身が自分を作った存在(いえもん)から求められてるもの(めめんともり)じゃないことに気づいてるの切ないな…。