テラーノベル
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それでは
どうぞ。
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夜、部屋の電気は間接照明だけ。
美咲はテレビもつけず、ただソファに並んで座っている。
スマホを見ながら、時々くすっと笑う。
その音が、やけに心地いい。
🩷「楽しい?」
🧡「うん。どうでもいい動画。」
それだけ言って、また画面に視線を戻す。
無理に会話を繋ごうとしないところが好きだった。
しばらくして、美咲がこちらに寄りかかってくる。
眠いサイン。
🧡「重くない?」
🩷「全然。」
そう答えると、美咲は少し安心したようで力を抜いた。
外は静かで、
聞こえるのはエアコンの音と、美咲の呼吸だけ。
🧡「ねえ。」
🩷「ん?どうしたの?」
🧡「今日さ、特別なこと何もなかったね。」
🩷「、それだめ?」
美咲は首を横に振る。
🧡「ううん。なんか、こういう日が1番好き。」
そのまま、美咲は目を閉じる。
指先が、無意識にこちらの服をつまんでいた。
離れないで、って言葉の代わりみたいに。
🩷「美咲…」
🧡「……ん?」
もう半分寝てる声。
🩷「好き。」
🧡「知ってる。」
それだけ言って、美咲は完全に眠ってしまった。
何も起きない夜。
でも、心はちゃんと満たされている。
_____おやすみ。明日も明後日もずっと好きだよ。
美咲の耳が赤く染まっていたのもここだけの秘密。
end..
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