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続き楽しみ‼️
続き楽しみ‼︎
2話です。
朝食が終わり、みんながリビングでそれぞれの時間を過ごし始める。
私はなんとなくソファに座って、目の前の景色をぼんやりと眺めていた。
Snow Manのメンバーがいるここは、普通の家と変わらないのに、どこか違う。
ちょっとした動作や、言葉の端々から、彼らの持っているエネルギーやオーラが伝わってきて、それに圧倒されることもしばしば。
「ねぇ、今日どこか行く?みんなで遊びに行こうよ!」
ラウールが明るく声をかけてきた。彼の元気さに、私はつい笑顔になってしまう。
「え、外に出るの?」
「そうそう!ほら、昨日の夜の夜ご飯食べてなかっただろ?リベンジだ!」
「リベンジ?」
「あ、なんでもない!(焦)」
なんだかラウールらしいなと思いつつ、私は軽く頷いた。
まだここに来たばかりで、どんなことが日常的に行われているのかがよくわからないけれど、みんなが楽しそうにしているのを見ると、参加してみたくなる。
「みんな、俺は出かける前に部屋片付けるけど?」
岩本照がそう言いながら、リビングのテーブルをさっと片付けている。さすがにキビキビしていて、男らしい。
「片付けは任せたよ!」
宮舘涼太が軽く手を挙げて笑っている。
「涼太、やっぱり君がいると部屋が整うなぁ」
「いや、俺、掃除得意だからさ!みんな任せておけって!」
その様子を見ながら、私は自分がまだ完全に溶け込めていないことに気づく。
彼らはみんな、既にお互いに深い信頼を持っているように見える。
だから、どうしても最初は“外部”の人間として、そこにいる自分が少し不安で、距離を感じる。
そんな中で、深澤辰哉が私に気づいて話しかけてきた。
「どうした?なんか考え込んでる?」
「えっ、あ、いえ、別に……」
「なんでもないならいいけど。みんな、無理しないでね。気を使うのはわかるけどさ、俺たちも最初はみんな慣れるまで時間かかるし」
深澤の言葉に少しホッとする。
彼はどこか温かい雰囲気を持っていて、私が感じている“距離感”に気づいてくれていたのかもしれない。
「でも、そんなに心配しなくて大丈夫だよ。君がいることで、逆に俺たちも新しい発見があって楽しいし」
「……ありがとうございます、辰哉さん」
「気にしなくていいって。俺たちも君みたいな新しいメンバーが来るの、面白いと思ってるから」
その言葉に少しだけ肩の力が抜けた気がした。
こうやって、少しずつでもみんなと距離を縮めていけたらいいな。
その後、私は一緒に出かける準備をしながら、リビングの様子をちらりと見渡す。
みんながそれぞれ準備をしていて、普段の仕事とは違う、プライベートな顔が見えることが嬉しい。
「おーい!出発するぞー!」
ラウールの声にみんなが集まり、シェアハウスの扉が開かれた。
これからどんな場所に行くのか、どんな時間が待っているのか――期待と不安が入り混じった気持ちで、私はその一歩を踏み出した。
・初めての外出での“おかしなハプニング”
・夢主が抱える“小さな不安”とは?
・意外なメンバーとの距離感が縮まる瞬間
続き♥20