あれからボイスフレンズを使うことは家族の間でプチ流行になっていた。
ボイスフレンズについては、父が一番楽しんで使っている節がある。
あれ、ボイスフレンズを買ってきたの私なんだけどな?
父にとってボイスフレンズは、便利な新しいおもちゃだった。
「Hi, ボイスフレンズ。TVの電源を消して」
「Hi, ボイスフレンズ。エアコンを点けて」
「Hi, ボイスフレンズ。お風呂を沸かして」
「すごい、すごい。うちのボイスフレンズは天才だ」
わかりやすい性格をしているなあ~。
私は思わず呟く。
「すっげえ親馬鹿じゃん……」
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