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休みの日や、夜に出すことが多いと思いまーす! 休みの日は時間バラバラです!💦
タイトル_『何かが欠けてしまった”星”』
第2話_──あいつには会えない──
続きから_
その時、玲夜:「…!…」玲夜は躓いて転けた。
放送室の窓辺で創史は目を細めた。
廊下で玲夜が転んだ。誰も助けに来ない。
創史:「…くそ」
創史は窓から離れ、放送室を出た。
階段を駆け下りる足音が響く。
創史:「おい!大丈夫か?」
創史が駆け寄ると、玲夜は黙って起き上がろうとする。
創史:「無理するな。」
腕を掴むと、玲夜の手首に薄い傷跡が見えた。
玲夜:「…離して」
冷たい声。だがその目は揺れていた。
創史:「お前…何やってるんだ。」
創史は思わず呟いた。
玲夜:「…何も」
玲夜は視線を逸らし、再び歩き出した。
創史はその後ろ姿を見つめ続けた。
<翌日>
今日は玲夜は学校に来ていなかった。でもみんな気にしない。玲夜は噂が出る前からいつも一週間に一回の頻度でしか来なかったからだ。
放送室の椅子に座り、創史は窓の外を眺めていた。
いつもなら見向きもしない玲夜の席が空いている。
創史:「またか…」
ふと、昨日の手首の傷が頭をよぎる。
放課後、創史は校門へ向かった。
「玲夜!」
薄暗い路地で、黒い影が揺れている。
近づくと、玲夜が壁にもたれていた。
玲夜:「…何しに来た」
玲夜の声は掠れていた。
創史:「お前、どうなってるんだ」
創史は無意識に距離を詰めた。
玲夜の顔色は青白く、服の袖が不自然にまくれている。
玲夜:「…何も」
玲夜は目を逸らしたが、腕時計のベルトが手首の新しい切り傷を隠せていなかった。
創史:「…お前みたいな奴が桃華に近づくなって言ったはずだ」
創史は意地悪く言ったが、声は震えていた。
玲夜:「桃華…?」
玲夜の瞳に一瞬だけ光が宿った。
玲夜:「あいつには…会えない」
創史は何も言えなくなった。
玲夜は何も言わずにスタスタと歩いて行った。
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続きはまた♡5行ったら出します.ᐟ
ばいぴす!