佐久間視点
みんなが楽屋で話をしていた時、
突然楽屋のドアが開いた。
スタッフさんとかかなと思ってドアの方に視線を向けると
知らない男の人が立っていた。
しかも、
阿部ちゃんの手は何故か震えていた。
その訳は、俺には分からなかった。
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
阿部視点
楽屋に突然人が入ってきたから、
ドアの方に視線を向けると…
阿部「…はッ」
目を疑う人物だった。
なんで、
なんで、
阿部「お父さん…」
お父さんがここにいるの?
阿部「なんで…」
そういうと、お父さんは口角を上げ
こっちに向かって歩いてくる。
俺は何が何だかわからず、
ただ、怯える事しかできなかった。
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
佐久間視点
阿部「お父さん…」
その一言で楽屋に入ってきた人がどんな人かわかった。
でも。
なんで阿部ちゃんはそんなに怯えてるの?
ん?
阿部ちゃんのお父さんって、殺人鬼だよね…
だから…
この人は義理のお父さんという事なのか?
俺はその時最悪な事を想像してしまった。
阿部ちゃんは義理のお父さんに虐待されているんじゃないかって。
だから阿部ちゃんはそんなに怯えてるのではないかって。
でもそう確信したわけではない。
けど俺は勝手に体が動いていた。
コメント
2件