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こちらプロ級小学生

7 - プロ級な小学生6

♥

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2025年09月13日

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オレの名前はレン。小学6年生、見た目はふつうの、ちょっと静かな男子。

運動もそこそこ、勉強もまあまあ。

でも、オレには誰にも言っていない裏の顔がある。

それは――

**“天才ホワイトハッカー”**だ。


1. 秘密の夜のコード

家のリビングには、父ちゃんが使ってた古いデスクトップPCがある。

オレが本格的にプログラミングを始めたのは、小学3年生のとき。

ある夜、YouTubeで「キッズ向けハッカー講座」っていうのを見つけて、そこからどハマりした。

最初はスクラッチ。

次にPython。

気づいたらC言語、JavaScript、HTML、Linuxコマンド……どんどん覚えた。

ターミナルを開いて、黒い画面に緑の文字を打ち込むと、

まるで魔法みたいに、コンピューターが命令を聞いてくれる。

オレはその感覚がたまらなく好きだった。


2. 夜のもうひとつの名前

オレには、もうひとつの名前がある。

ネットの世界では――

GHOST_KID(ゴーストキッド)」と呼ばれている。

悪いことはしない。

ウイルスをまいたり、個人情報を盗んだりなんて、絶対にやらない。

でも、困ってる人のサイトを直したり、

セキュリティホールを見つけて運営に報告したり、

たまにAIの暴走をこっそり止めたり(マジで)。

子どもだからって、なめるなよ?


3. パソコン室の事件

ある日の昼休み。

先生たちが騒いでいた。

「なんで、パソコン室のコンピューターが全部、ロックされてるの!?」

「データが全部、消えてる!?ウイルス!?」

オレは聞いた瞬間、ピンときた。

これはただの故障じゃない。

攻撃されてる

しかも、プロ級。

ローカルのネットワークに侵入して、データを暗号化。身代金を要求するやつ……つまり、ランサムウェアだ。

「やばい…小学校レベルのセキュリティじゃ、太刀打ちできないぞ…」

オレはすぐさま、机の中からUSBメモリを取り出した。


4. 秘密の潜入

放課後。

「うっかり鍵を閉め忘れていた」ことにして、こっそりパソコン室に侵入。

ノートパソコンを持ち込み、

学校のWi-Fiに裏から接続。

ファイアウォールを調べて、LAN内の感染範囲を特定。

出た。ENCRYPTOR-Xっていう新型ランサムウェア。

普通の小学校じゃ、対応できるわけがない。

でもオレには、自作の復号ツールがある。

「パスワードの組み方が甘いな…見えてるぞ、プロのフリしたアマチュアめ」

コマンドを叩く。

コードが走る。

一台、また一台と、ロックが解除されていく。

1時間後――

パソコン室は、元通りになっていた。


5. 誰にも言えないヒーロー

次の日、先生たちは首をかしげながらこう言った。

「おかしいわね…全部、元通りになってる…まさか幽霊…?」

クラスでは誰もこのことを知らない。

ただ、オレはいつも通り席に座って、静かに教科書を開いた。

でも、心の中ではこうつぶやいていた。

「GHOST_KID、任務完了」


6. 未来の約束

最近は、海外のサイバーセキュリティ会社からもメールが届くようになった。

「あなたのコード、見ました。ぜひインターンに」

「君、年齢を間違えてない?本当に11歳なのかい?」

でもオレは今は、まだ小学生。

ランドセルを背負って、登下校して、給食を食べてる。

だけど――

放課後になると、オレは世界のどこかで起きるサイバー事件を止めている。

いつかちゃんと、顔も名前も出して、

「子どもの天才じゃなくて、サイバーのプロです」って言える日が来たら…

そんときは、ちゃんと名乗ってやるよ。

「オレが“GHOST_KID”だ」ってな。


〈おわり〉

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