小さな約束 ～主セニャの放課後日記～

二人が手を繋いだまま、暗い夜空の下で次の言葉を考えていると、セーニャはふと、イレブンとのこれからのことを思い描いていた。

「イレブンくん、もしも将来、私たちがもっと大人になったときも…また一緒にこうして星を見ていられるのでしょうか？」セーニャは小さな声で、けれど少しの不安を込めて尋ねた。

イレブンは優しく微笑みながら、セーニャの手をしっかりと握り返した。「もちろんだよ、セーニャ。僕は、いつまでも君と一緒にいたい。これからも、どんなことがあっても…」

彼の言葉を聞いたセーニャは、胸の奥に溢れるような嬉しさを感じた。そして、少し照れながらも、イレブンにそっと微笑みかけた。「…イレブンくん、私もずっとそばにいたいです。これから先も、どこにいても一緒に冒険して、支え合っていきましょうね。」

イレブンはその言葉に頷き、目を輝かせた。「じゃあ、約束だね、セーニャ。僕たちだけの冒険、そして君のことも僕が守るから。」

二人は手を繋ぎながら、小さな約束を交わした。