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獣人仮面舞踏会が終わった翌日。シャルロットが身体を伸ばしながらルカとダイニングルームに向かっていた、その時ちょうど応接室から出てきた1人の男性と目が合った。
「お久しぶりですね。シャルロット王子」
「っ…!」
ギクリと顔を歪ませたがすぐに顔を笑顔にして目の前で手を胸に当てニコニコと胡散臭い笑顔をしている人物に会釈をする。
「お久しぶりですエルドルト公爵様」
「背も大きくなられましたね、シャルロット王子。」
エルベルトは6年前、ちょうど碧がシャルロットになった時に他国と戦争をしていた。その少し前に会ってから、顔を合わせていない
「相手の国がなかなかしつこくて、他にも様々な対処で6年もかかってしまいました。」
ニコリと笑うエルベルトに ははは。と乾いた笑いを零し内心舌打ちをする。
エルベルト・フルエ・クックルックはシャルロットの敵だ。本編で悪役非道なことをしまくってきて、最終的にはその行動がバレた事で、死刑判決を受けたが上手く逃げてしまった。だから碧は、この世界に来たら絶対に逃がしたくなかった相手だ。
「たしか、エルベルト公爵様のグレイゼル国はアステリア国と戦争を… 」
「ええ、よくご存知で。私たちの王はアステリア国がお嫌いでして。」
(お前が嫌いなだけだろ)
「ああ、私がこんなことを言っていたのは内密に。それではまた会いましょうシャルロット王子」
「はい、遠い所からわざわざありがとうございました。エルベルト公爵様」
エルベルトは振り返りカツカツと音を立てながらシャルロットの前に後にした。
「ふぅ…じゃあ、行こうかルカ」
「行こう今すぐ、殺りに!」
「何する気???」
青筋を立てながらエルベルトの後を追おうとしたシャルロットを羽交い締めにしてダイニングルームに連れていく。
_______________
朝食が終わりシャルロットの部屋___
「それで、エルベルト公爵への殺意凄かったけど、どうしたの?」
「あんの人の皮をかぶった狐がっ!」
口がどんどん悪くなっていくシャルロットにルカは苦笑いを浮かべるしか無かった。
エルベルト・フルエ・クックルック。
年齢32 見た目は若い。
王であるヴァロクス・マグセトラド・グレイゼルに忠誠を誓っている
表向きは。
実際は裏でヴァロクスを手のひらで転がし動かしている張本人。様々な村から金品の全てを奪い取り、金品がない村は消滅させなかった事にする、常に戦争を繰り返し様々な国を乗っ取っている。
「ああ、ヴァロクス王、貴方こそがこの国の相応しい」「さすがヴァロクス王。私にはそのような事思いつきませんでした。」「そうですヴァロクス王、この国は貴方にとっては邪魔にしかならいない。潰してしまいましょう。」
これがエルベルトだ。公爵でありながら王よりも権力を持っているだろう、なにせ王を手玉にとって動かしているのだから。
小説のの1部
『エルベルトは王に囁いた。「メルーデル家三男、シャルロット・ウィル・メルーデルはいつしか必ず強敵になります」
「彼は1度ではなく2度も、王の邪魔をしました、許されることではありません」
王は座りふむ、と考えている。そんな王のグラスにワインを注ぎながら続ける。
「あの物は今ですら強い、ならばこれ以上強くなる前に排除しとくべきではありませんか?」
グラスに入ったワインを飲み干し、王は言った。
「そうだな、そうだなエルベルト!」
「シャルロット・ウィル・メルーデルが1人になった際、確実に殺せ!」命令を下された騎士は「はっ!」と敬礼し、外に 赴むいた
エルベルトはシャルロットを邪魔だと判断した。彼はエルベルトが戦争を仕掛けた国に滞在しており、一人でその戦況を変えグレイゼル国に敗北を見せた。
哀れなヴァロクス王。彼の手の上で踊らされ、日に日に積まれていく毒にも気づかず。また今日も踊らされ、ワインを煽った。』
「じゃあシャルロットは…」
「1回殺されてる…」
「…それに毒?」
「ああ、もしヴァロクス王が死んだ時次に王になるのは、信用されていたエルベルトだから」
エルベルトがすぐにでも王を殺さない理由は王がまだエルベルトを後継者にする。と言うことを表に出していながらだ、このままだと他に王の座を狙っている奴に取られるからであり。もう1つ、もし王がやった事が大っぴらになり次に王になったエルベルトがなった時ヴァロクス王の所為にして言い逃れをしようとしているからである。
「エルベルトはまだ王を殺さない。もし殺すとしたらシャルロットを殺してからだ」
自分で手をくださず、私欲で殺したい相手を王へ殺させ、満足したら王の座を奪う、全ての責任を王へと持っていきたのだ。
メルーデル国の王の息子である、王子を殺す命令はヴァロクス王がした。自分は知らされていなかった。そうシラを切りたいのだろう。
「殺され方、それかこんな方法するだろうなってってヤツある?」
「あるには、ある」
「教えて。今すぐ対策して護るから」
ベッドで並んで座っていたから真剣な顔をしてこちらに近ず来て、シャルロットはバランスを崩しベッドに倒れ込む。
その時にシャルロットの手を握って居たからかルカも一緒に倒れて押し倒す形になっていた。
「ふ、ふふふっ、そんなの知らなくても、ルカはどんな攻撃でも護ってくれるだろ?」
「それはそうだけど、パターンは知っといた方がいいかなって」
「パターンを決めて、視野にいれない方がいい。俺が来てこの世界は結構変わってるから暗殺の仕方も変わってるかもしれない」
「確かにそうだね。」
起き上がったルカに差し出された手を取って、シャルロットも起き上がるが、勢いが着きすぎてルカの方へ突っ込んでしまった。
「わっ!」
「勢いつけすぎた…」
「ふふっさっきと逆になっちゃったね。」
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まさか暗殺方法以外で来るとは思わなかったが。
「シャルロット王子が偽物?」
「でも確かに黒い髪に赤い目だと言われていたのに今は青い…」
やってくれたなエルベルト。
「シャルロット王子は転生者が入った偽物」そんな話を誰に聞いたのか
「何を言い出すかと思えば、どういう事ですか?エルベルト公爵様」
「何を、ですか。とぼけないでください、シャルロット王子。いや偽物の王子 」
「偽物とは?」
「貴方と私が最後に会った時、貴方の眼は赤色でした。けれど先日、そして今貴方の瞳は青色だ。その眼になった日から貴方は変わられた、違いますか?」
エルベルトの言い分はこう。
・目の色が代わった日と性格が変わった日が同じ。
・ある日から書庫に籠るようになり、何かを真剣に調べていた。その数年後にロート王女の魔力欠損。
・まるで未来を予測しているかのような行動
・性格も、行動も全てが別人のよう。
穴だらけだが、なぜ戦争を行っていた彼がこれを知るのか
「これだけでも証拠になるのでは?」
「それに、彼が変わったのはロート王女が一番わかっていらっしゃるのでは? 」
パーティ内の貴族の視線がロートに向く
「…シャルロットが偽物?何を言っているんですか、エルベルト公爵。私のシャルロットが変わったことなんて、一切ありませんよ」
「…はは、母親は子供を護りたくなる者ですからね、仕方がありません」
エルベルトは口角を引き攣りかわいた笑いをあげる。
そこでふと、シャルロットが口を開いた 髪をかき上げながらため息をついて
「はぁ…貴方は赤い目を嫌った俺が、幻術で青く見せているとは考えなかったのですか?」
「それに、目の色が変わった日に性格が変わったのは赤い目に縛られた俺が解放されたからですよ。」
「書庫に籠って居たのは、その時魔力欠損が増えていると言われお母様が掛かってしまったらどうしよう。そういう子供ながらの不安の末です。」
「それが役に立つとは思いませんでしたが」
甘いんだよエルベルト。
全て甘い、なんでこうも不安定な情報で大丈夫だと思った?エルベルトらしくない行動だ。
「っ……なら今赤い目を見せてもらってもいいですか?魔力を感じたら、貴方は偽物ということだ。」
(魔力…幻術は使えない…
頭の中でシャルロットの声が響いた。
『変われ碧、俺が表に出たら色が変わるだろ。ま、正直こいつと顔合わせたくないけどな』
内心で頷き、身体をシャルロットに渡す。
「満足ですか?エルベルト公爵様」
下を向いたシャルロットが次に顔を上げた時、澄んだ青色の瞳が赤色に変わった。エルベルトは青ざめ唇を噛んでいた。
「っっっ…もう、し訳ありませんシャルロット王子様!」
「貴方が偽物だと聞いた時気が気がじゃなくて。本物で安心しましたよ」
「俺を偽物だと噂を流した人は誰です?」
「さ、さぁ?申し訳ありません、私も噂程度でして」
「そうですか…噂の話を鵜呑みにする人だとは思いませんが。それだけですか?」
「…え?」
「エルベルト公爵様は人を動かすのは上手なのに情報の使い方が下手ですねぇ。」
エルベルトの耳元に近づき囁く。
『あまり毒を盛りすぎると宣言する前に王が死んでしまいますよ?』
「っっ!?な、あ」
「ルカ行くぞ」
「わかったシャルロット」
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「エルベルト、俺を潰すこと考えて早とちりしたな?」
月光がさす、薄暗い廊下を碧がするはずの無い悪い顔で笑いながら歩く。
「まさかこんな方法取ってくるとは思わなかったね」
「ああ。っとそろそろ俺は碧に身体返すから、またなルーカル」
「またね、シャルロット」
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目を覚ました時シャルロットはベッドの上で朝になっていた。
「ふぁ…」
あくびをして、身体を上に伸ばす。
「今日から学園に戻るのか」
数日の休みを終えて今日、学園の寮に戻る。
「朝食食べたらそのまま戻って授業か」
「おはよ、シャル」
「おはよう、ルカ」
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2章16話 END 6⁄26
ロートはシャルロットが変わってるいることには気づいているけどシャルロットが話してくれるまでは待ってるつもり。
グレイゼル国←敵対国→アステリナ国
レイート国←友好関係→メルーデル国
グレイゼル国←経済的関係→メルーデル国