番号変えて

デートから帰り、今は岩本の家で晩ご飯を食べている。水族館の話をしながら、楽しかったと佐久間は言う。

そこへ、電話がかかってくる。

岩本は表示を見て、そのまま。

佐久間ー照、電話。

岩本ー◯◯さんだ。放っておく。

佐久間ー・・。

電話は1度切れ、またかかってきた。

佐久間が不機嫌になる。

岩本は携帯を寝室に置いてきた。

佐久間ー照、番号変えて。

岩本ー分かった。

佐久間ー教える必要のある人、多いかもしれないけど、嫌。

岩本ーちゃんと変えるから、気にするな。

遠くで、まだ電話が鳴っている。

佐久間は泣きそうな顔をしている。

岩本が抱きしめる。

優しくキスをする。

岩本の腕の中で佐久間は少し泣いた。

岩本は明日も舞台。

佐久間は早く帰らなくてはいけないと思っている。

佐久間ー照、そろそろ帰る。

岩本ーまだ早い。

佐久間ー明日も舞台だろ？

岩本ー大丈夫だ。

佐久間ーでも・・。

岩本ー一緒にいたいと思っているけどダメか？

佐久間ーいいの？

岩本ー俺がいたいんだ。

佐久間ー照！

ソファに押し倒され、優しくキスする。

佐久間は岩本にしがみつく。

服を脱がして、岩本は自分も脱ぐ。

佐久間の身体を舐めて、撫でて、追い上げていく。

口にすれば可愛い声が響く。

佐久間ーいい・・ひかる。

うつ伏せて、蕾を舐める。

指を挿れると腰を振る。

少しずつ指を増やす。

佐久間ーきて・・がまんできない。

岩本はまだゆっくり指を抜き差ししている。

怪我したら大変だから。

佐久間ーひかる！・・はやく・・。

岩本を当てがい、ゆっくり奥へ奥へ。

佐久間の背中がしなる。

佐久間ーいい・・いい・・。

佐久間の腰を持ち激しく突き上げる。合わせて佐久間が腰を振る。

荒い息遣い。

岩本ー大介。いいか？

佐久間ーいい・・もっと。

2人は互いを高め合い昇り詰める。

佐久間ーひかる・・でる・・もう・・だめ・・。

岩本ーいいぞ・・一緒に。

重なり合ってソファに沈む。

熱いキス。

岩本の携帯の電話番号が変わった。

親しい人しか知らない。

佐久間は新しい番号に、早速、かけている。

完