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# 第12話
「ついに判明する犯人の正体」
部屋の中。
全員の視線が名札に集まる。
潔「誰なんだ……?」
玲王がゆっくりと名札を裏返した。
そこに書かれていた名前。
その瞬間。
蜂楽が目を見開く。
千切も息を呑む。
凪は珍しく眠そうな顔をやめた。
潔だけが分からない。
潔「知ってる人?」
玲王が苦い顔をする。
「前にブルーロックで働いてたスタッフだ。」
潔「スタッフ……。」
凛が続ける。
「問題を起こして辞めた奴。」
部屋が静かになる。
潔は背筋が寒くなった。
ずっと近くにいた。
ずっと見られていた。
それが現実だった。
翌日。
玲王たちは絵心に事情を説明した。
施設側も動き始める。
監視カメラ。
入退室記録。
職員への聞き込み。
そして。
ついに居場所が判明した。
施設の使われていない旧倉庫。
玲王「ここか。」
蜂楽「絶対いる。」
千切「気を付けろ。」
全員が倉庫へ向かう。
しかし。
その時。
潔のスマホが震えた。
『一人で来て。』
潔「……。」
『来なかったら会えなくなる。』
続けて。
写真が送られてくる。
そこに映っていたのは。
倉庫の中。
潔「!!」
犯人は待っている。
しかも。
こちらの動きを全部知っている。
潔は唇を噛んだ。
みんなを巻き込みたくない。
そう思ってしまった。
だから。
誰にも言わず。
部屋を出た。
数十分後。
旧倉庫。
ギィ……
重い扉を開ける。
中は暗い。
誰もいない。
静かだった。
潔「……来たぞ。」
その時。
パッ。
灯りがつく。
潔「!?」
そこにいたのは。
一人の男。
三十代くらい。
痩せた身体。
異様なほど優しい笑顔。
「やっと会えた。」
潔の背筋が凍る。
男は一歩近づく。
「ずっと見てたんだ。」
潔は後退る。
「君は特別だ。」
また一歩。
「なのに。」
男の顔から笑顔が消えた。
「あいつらが邪魔する。」
潔「……。」
「君はもっと凄い存在になれる。」
「俺だけが分かってる。」
男の目は危うかった。
潔は理解する。
この人は。
本当に危険だ。
その時。
ドン!!
倉庫の扉が勢いよく開いた。
「潔!!」
蜂楽。
玲王。
千切。
凪。
凛。
全員だった。
潔「みんな!?」
蜂楽が怒鳴る。
「勝手に来るな!!」
玲王も怒っている。
「どれだけ心配したと思ってる!」
潔は言葉を失った。
男は不機嫌そうに眉をひそめる。
「だから嫌なんだ。」
男が一歩前に出る。
「君たちは潔から離れろ。」
その瞬間。
凛が前に出た。
「断る。」
千切も。
蜂楽も。
玲王も。
凪も。
全員が潔の前に立つ。
潔はその背中を見つめる。
ずっと一人で抱え込んでいた。
でも。
今は違う。
蜂楽が振り返る。
少し笑って。
「今度は頼れよ。」
潔の目が少し熱くなった。
コメント
1件
うわ、第13話! 今回もめちゃくちゃ引き込まれました…! 犯人が元スタッフだったってのもゾッとするし、潔くんが「みんなを巻き込みたくない」って一人で行っちゃうところ、すごく彼らしくて胸が苦しかったです。でも最後にみんなが駆けつけてくれて、「今度は頼れよ」って蜂楽くんが言ってくれるシーン、本当にじんと来ました。このチームワークがたまらないですね! 白米さん、続きが気になって仕方ないです〜!🤍
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#鬼ごっこ
ゆりは
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