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💛「こりゃ、今日は休止かな 、」
窓の外に映し出される薄黒い雲と、大粒の雨粒が、東京の街を覆い隠していた。今日は、以前から番組で連絡を交換する中にもなった人との山登りの約束を組んでいたのだが、当然、別日にしましょう、との連絡が。
💛「雨 、嫌いだわ 〜 …、」
はぁ、と無意識のうちに出ていた溜息さえも、この雨音でかき消されてしまう。
💛「ん、もうこんな時間じゃん 、」
久々の休日と言うこともあり、有意義に使うに限る、なんて張り切ってはいたものの溜め込んでしまっていた家事を片付けているうちに気づけば陽が暮れていた。結局、何時もこうなるんだよなぁ、と苦笑いが零れてしまう。夕飯の支度に取り掛かろうと、台所に立ち冷蔵庫の中身を覗いていると、玄関先から慌ただしい足音と共に数回に渡るピンポン音が鳴り響いた。
💛「 、、は?なんで 、」
セールスか何かしらの悪戯だろうな、と重たい足取りで向かったインターホン先に映し出された思わぬ人物に驚きを隠せない。
💙『はぁはぁっ、照、俺を匿ってくれ、』