翌日
「あ、ごじょ…さん…昨日はその…大変失礼なことを目の前でズバズバっと言ってしまってスミマセンデシタ…ついでに奢ってもらっちゃってなんと感謝と陳謝の言葉を申し上げたらよいか…」
「そんな、いーよいーよ気にしなくて☺️」
「え五条さんが優しい…なんか裏がある…」
「僕をなんだと思ってるの…んま、間違いではないけどー!」
「ええ泣泣」
「ってことで君には罰ゲーム!として、
僕のお家に来てもらいます♡」
「は」
「ん?♡」
「ええええ…!そそそれってなんかえっちなこととかされるってことですか….!?」
「は?」
「は?」
「いや何想像してんだよ全然ちげーよ。僕の家、最近忙しくて帰れてないから掃除もできてなくてさ〜ついでに料理もして欲しい。家政婦だね!」
「あ、そういうことですね…あははは〜(恥ずかしい私何想像してんだよほんと!!)////」
「されたいならしてあげても良いけど?♡」
「嫌じゃないですけど…(小声) これ以上その話したら私自害しますよ!?!?切腹です!!!良いんですか!!!切りますよ!?」
「わーったよ。どんだけ必死なんだよかわいいね〜(今嫌じゃないって言ったなあ笑)」
「あと、そのまま僕の家に泊まってって良いよ。使ってない部屋あるし僕の家来てから高専戻るのめんどくさいでしょ」
「ええ…」
「何もしねーよ」
「じゃあ遠慮なく!!タダで高級マンションに泊まり放題とか神!」
「ったく君はほんとに欲に忠実だねえ笑」
「ありがとうございます!☺️」
「皮肉だよ」「皮肉だよ」
「って言うとおもいましたー笑」
「ったく分かってんじゃん」
「学習しております」
「んじゃ、君の仕事は終わったら僕の家来て掃除よろしく〜これ合鍵ね」
「良いんですか?もらっちゃって」
「あげてねえよっ。でもまあ、お前のことは信用してるから」
「!!無くさないように頑張ります!」
「頼むよマジで…」
「あ、別にpc持ってきて僕の家で残業してても良いし好きにして」
「あ!じゃあそうしますね」
「はいよーまたね」
「お疲れ様です!」
….ってマジででけえええええなんだこのマンション….しかも五条さん最上階だし…どこまでも神に愛されてるよなあ….
ここか
ピピピッ
ガチャ
お邪魔しまーっす
ひろおおおお…凄すぎて言葉が出ない
とにかくまずは掃除だ!一見すごく綺麗だけどやっぱり随分とこの家には帰ってないのがわかるぐらい埃は溜まっていた。水回りは綺麗すぎたので自炊していないことがわかった。毎日外食だと体悪くなるんじゃないかなあと最強相手に心配してしまう。
この感じ、女性をこの家に呼んだことはなさそうだ
私、何思って…五条さんなら付き合ってる女性の1人や2人いるはずなのに
ちょっと安心してしまった
何で安心したんだ?…..いや、深く考えるにはやめよう
よしと!掃除はいい感じ!次はご飯作ろう。何が好きかわからないけど、ハズレがなさそうなオムライスを作るぞ!甘党だから卵には砂糖を忍ばせて…
サラダもできた!ラップをして冷蔵庫に入れておく。食べる時になったらレンチンして出そう。あとは五条さんの帰りを待つだけ…
現在時刻は20:30
まだっぽいかなあ… よし、仕事しよ
リビングテーブルをお借りしてpcを広げ、ブルーライトカットのメガネをして報告書の作成を進める。
進める。
進める。
現在時刻22:00
仕事も終わりそうだ。五条さんいつ帰ってくるかなあ…大丈夫かなあ…あ、メッセージ来てるかも!
21:02(ごめん、22:00ごろには帰れる)
やべえ1時間前にメッセージ来てたんだ…仕事に夢中で気づかなかった…あ、もうすぐ帰ってくる!
ガチャ
「お疲れサマンサー!いやあ遅くなっちってメンゴね〜」
「五条さん!こちらこそメッセージ見忘れててすみませんでした」
「いーよいーよ」
「お風呂にします?ご飯にします?」
「それとも….って言わないの?」
「ッ///揶揄うならオムライスにデスソースかけますよ!?」
「え、オムライス作ってくれたの!?嬉しいなー!」
「じゃあ先ご飯の用意しますね」
「ありがと」
「はい、召し上がれ〜」
「おお!小河料理できるんだね。意外〜」
「一言余計なんですよいつも…」
「僕ご飯食べてる間にお風呂入れば?」
「え、あいや、ご主人様を差し置いて一番風呂なんて嫌です!あと、五条さんが私の作ったご飯食べてるところ、見ていたいので☺️」
「ドキっっっっ(何なんだこの子は…この俺が女にときめくなんて今までなかった…)」
「めっちゃ美味かったよー!」
「うわめっちゃ嬉しいっす!」
「明日も来てくれると嬉しんだけどなあ」
「え、良いんですか?」
「え、逆に?」
「だってこんな素敵なところ毎日でも住みたいですもん!」
「あー、住んで良いよ?どうせ君家もお金もないんでしょ」
「え、マジで言ってます?」
「マジ。でも条件がある。ご飯、作って欲しい」
「お安い御用ですよー!やったー!高級マンション住めるー!」
「喜んでくれて良かったよ笑」
「じゃあ僕お風呂行ってくるね」
「あ、どーぞ」
「お風呂入って良いよ〜」
「え」
「え?」
「だだだ誰だ!!不審者ー!!」
そう、小河は五条の所謂「すっぴん状態」を見るのが初めて、あまりのイケメンさに驚きを隠せない
「失礼だな。グッドルッキングガイ五条悟だよー」
「目隠しの下はそうなっていらっしゃったんですね…」
「見せたことなかったっけ?」
「実はなかったです」
「んま!これからは毎日僕の美貌を眺められると思って喜べ!」
「はい!!!」
「素直だな…」
「じゃあお風呂行きますね」
「はいよー」
とは言ったものの…男の人の家でお風呂入るとか結構なことしちゃってるのでは!?
いや、五条さんとはそういうのじゃないし。って言うか五条さんの彼女さんとか私がこんなことしてるの知ったら激おこなんじゃ…後で聞いてみよう…
「お風呂上がりました〜」
「ねえみてこのテレビ番組結構面白いよ」
「え!なんですかー?」
2人とも髪の毛が濡れた状態で肩にタオルを巻き、一緒のソファでテレビを見ている
なんか、恋人同士みたい…なんて…
「五条さん…私がここにいたら彼女さんとか怒っちゃうんじゃないですか?」
「は?僕彼女いないけど」
「え!?そうなんですか!意外〜」
「あ、やり返しやがったな」
「良かった〜…(色んな意味でほっとしたかも)」
「髪、伸ばさないの?」
「ああ…前は長かったんですけど、ちょっと色々めんどくさくて…!?」
わしゃわしゃわしゃ
五条が小河の髪の毛をタオルでわしゃわしゃと拭いてくれている
「なななんですか!?」
「いやなんか、犬みたいでかわいいなーって思って」
「イッヌ…!?!ばかにしてます?」
「君の方がバカにしてるんじゃないかそれ」
「髪長い小河も見てみたいけど、やっぱショート似合うねえ」
「あ、ありがとうございます…..//」
「(かーわい)」
「じゃあもう良い時間だ。髪乾かして歯磨きして寝よう!」
「君はそこの部屋使って〜来客用のベッド買っておいて良かった〜」
「ありがとうございます!おやすみなさい」
「おやすみ」
「なんかすごく落ち着いてぐっすり寝られたなあ。朝ごはんはフレンチトーストにしよう」
「はよーめっちゃ良い匂いする…」
「五条さんおはようございます!フレンチトースト食べます?」
「食べるー」
「いただきまーす」
「甘くてんまいね〜」
「隠し味は卵に蜂蜜入れました」
「なるほどね〜」
「ご馳走様でした」
「五条さん今日朝から授業ですよね。一緒にいきましょう」
「よろしく」
運転中
「ここのマンション以外と高専から近いんですね〜立地最高っすね」
「でしょでしょ〜僕が選んだからね〜」
「着きました。授業遅れないでくださいね。」
「へいへい。今日お互いスケジュール的には早く終わるよね?家で一緒にゆっくりしようか」
「はい!もし私先に帰れたらカレー作っときます」
「おっ良いねーよろしくー」
「はい!」
なんかめちゃくちゃたのしい..!!!
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