駆ける、急いで駆ける。
私たちのことを待ってくれている、仲間のもとへ。
そして、
ナ「よう、意外と早かったな。」
霊&魔「サンズ!!」
そこに居たサンズは、死んではいないが、限りなくボロボロに近い状態だった。
サ「お前さんら、来てくれ…たのか…」
魔理沙「あぁ、来たぜ、もう大丈夫だ。」
霊夢「あんたはそこで見てなさい。」
そう言うが、サンズは立ち上がる。
サ「いや、アイツは予想通りの化け物だ。」
サ「俺も戦う。」
サンズが、そこまで言うなんて、余程の化け物なんだろう。
魔理沙「分かった、だが、無理はすんなよ。」
サ「もちろんさ。」
そう言って、サンズが、構える。
霊夢「来るわよ!」
霊夢が、そう言うと、辺りが黒く染まっていく。
ナ「へへへ、お前らは、絶望せずに居られるか?」
そうして、幻想郷の運命を掛けた戦いが始まる。
ナ「避けてみろ!!」
霊夢「別れるわよ!」
霊夢がそう叫ぶ。
魔理沙「分かった!行くぞ!サンズ!」
サンズ「おう!」
そうして、それぞれが、別々の場所に別れる。
霊夢は、右
サンズは、下
そして、私は上に避けた。
霊夢「当たるかぁ!!!」
霊夢がそう吠え、大量の触手を弾幕で、弾きながら、躱していく、そして、
霊夢「喰らいなさい!神技『八方龍殺陣』」
躱した後、飛躍的な弾幕が、翔ぶ。
それに答えるようにサンズが、
サ「へへへ、それならこいつも【骨の髄】まで刻み込ませてやるぜ。」
そうして、星のような綺麗なブラスターを光らせる。あれはキラーも使ったもの、いや、正確には、色や輝きが違う。
キラーのは黒く、おぞましいものだったが、
サンズのは青く、光り輝いてる。
魔理沙「へへ、やっぱりあんたは、仲間だよ。」
それなら、私も期待に答えないとな。
魔理沙「私のも喰らえ!恋心『ダブルスパーク』」
ここに、3人の必殺技が、並び。
ナイトメアを襲う。
しかし、
ナ「へへへ、その程度か?」
«チュドォォン»
霊夢「これでもダメか!」
魔理沙「なに!?」
サ「おいおい、マジかよ。」
あの攻撃の中、ナイトメアは、1ダメージも喰らわなかった。
ナ「そろそろ絶望するか?」
サ「チィィ!」
サンズが、悔しげな顔をする。
ナ「その顔が良い、だが、こうしたらもっと絶望してくれるか?」
次の瞬間、
魔理沙「あっ、」
私の目の前に、奴の触手が、飛んできた。
死ぬ、そう思った瞬間、
私の前に1つの影が立った。
«カチカチッ»
魔理沙「なっ、お前は」
魔理沙「チルノ!?」
チ「こいつは、アタイが殺す。邪魔しないで!」
そう言って、チルノは、ナイトメアに突っ込んで行った。
魔理沙「チルノー!!」
チ「殺す!!」
そう言って、チルノはナイトメアの触手凍らせながら駆けていく。
ナ「へへへ、オレは、お前になんかしちまったか?」
そんな事を煽りながら言う。
チ「はぁぁ!!」
«グサァァ!»
チルノは氷柱を出して、ナイトメアを貫いた。だが、
ナ「刺しただけじゃオレは死なないぜ?」
チ「それなら!」
チルノはナイトメアを凍させ、氷柱で、さらに突き刺す。
チ「死ぬまで、凍らせて!死ぬまで突き殺す!!」
怒りを隠すこと無く、ナイトメアにぶつける。
霊夢「…あれが、チルノなの?」
霊夢がそんな疑問を紡ぐ。
だが、それも当然だ、だって私でさえ。
魔理沙「分からない。何があったんだ?」
全くと言って良いほど、分からないんだ。
ただ、今のチルノは狂っている。
チ「死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!」
そう言って攻撃を繰り返す。
サ「怒り狂ってるのか?……でも、何故?」
サンズが、思考を巡らせる。
思考を巡らせて、巡らせて、なにか思いついたのか、顔が一気に青ざめる。
サ「まさか…!」
気付きたくなかったような顔をして、
サンズは、その真実を口にする。
サ「大ちゃんが、死んだのか?」
魔理沙「なっ!?」
思い付く中の最悪な考えだが、そうなると辻妻があう。チルノが、あそこまで怒り狂う理由も、
霊夢「チルノ…」
霊夢がそう、悲痛な声を漏らす。
チ「死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!」
チルノが、感情を爆破させ、もう生きてるかもわからない、ナイトメアを殺しに行く。
そうして、何十、何百、何千発と刺し抜いた時、ようやくチルノの手が止まった。
チ「ハアハアハア…」
チ「大ちゃん…!!」
そのセリフからして、サンズの言ったことが本当だと知る。
そして、静寂が流れる。
そこに残ったのは、悲しみだけだった。
これで終わった。そう思った瞬間、
チ「うわっ!?」
霊夢「なっ!?チルノ!!」
ナイトメアが、地面から出てき、チルノを囲んだのは、ほんの一瞬の間であった。
コメント
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いつものチルノが大好きです!頑張って!