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なぁ武道!その力私にもくれよ!
すみませんが、めっちゃ設定いじってます。
父ちゃん…
父ちゃん…!
父ちゃん!!
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ーー千冬「ん…」
目が覚め、時計を見る。
午前8時
リビングにいる両親の元に行く。
ーー千冬「父ちゃん、?」
ーー千冬父「どうした?千冬。」
父は昔から体が弱かった。
またいつもの人だ。
いつも知らない人が家に上がって、
父と二人で話している。
母は何も言わず、ただ話を聞いているだけだった。
ーー千冬「父ちゃん…」
ーー千冬父「なんだ?怖い夢でも見たか、?」
俺は知ってる。
父ちゃんはもう、長くないってこと、、
死ぬって意味も、、
いくら7歳だからって、ちゃんと分かってる。
最近、親戚の人が死んで、死ぬって意味を学んだ。
死ぬって、もう会えなくなるって意味だろ、?
父はいつも苦しそうだった。辛そうだった。
「大丈夫?」って聞いても、
「大丈夫。」って言って笑うだけ。
本当は大丈夫じゃないくせに…。
ーー千冬「ねぇ、父ちゃん、、」
ーー千冬父「…どうしたんだ、千冬、」
言わなきゃ、、もう、会えなくなっちゃう、
ーー千冬「なんで、、大丈夫って言うの、?」
ーー千冬父「なんでって、、大丈夫だからだよ。」
ーー千冬「嘘だ、」
ーー千冬父「千冬、すぐ終わるから、ちょっと待ってくれ。」
ーー千冬「嘘だ、!」
ーー千冬父「千冬…。向こうで遊んできなさい。」
ーー千冬「誰に送るの?」
父の手に持っている手紙を指さす
ーー千冬父「…大切な手紙なんだ。」
ーー千冬父「すぐ終わるから待ってなさい。」
嘘だ、嘘だ、嘘だ!!
ーー千冬「俺よりも大切なの!?」
ーー千冬父「千冬の方が大切だよ。でも、すぐ終わらせるから、」
ーー千冬「違うっ!!」
ーー千冬父「?」
もう、いっそ、思ってること全部言っちゃえ、、
どうせこれが最後なら、、言うしかねぇもん、、
ーー千冬「それ色んな人に送る手紙なんだろ!?」
ーー千冬父「…あぁ。そうだよ。」
ーー千冬「父ちゃんがもうみんなとあまり話せないから!!泣」
ーー千冬父「!?」
ーー千冬「父ちゃんがもう長くないから、!泣」
ーー千冬「そうなんでしょ!?泣」
ーー千冬「なんでいつも大丈夫って嘘つくんだよ、!泣」
ーー千冬「頼ってよ!!泣」
ーー千冬「俺はダメなの!?泣」
ーー千冬「なんで言ってくれないの!?泣」
ーー千冬父「…。」
ーー千冬「そんなやつより、今は俺と遊んで、!泣」
ーー千冬「俺を見て、!泣」
ーー千冬「俺は父ちゃんが大好きなんだ、!泣」
ーー千冬「俺は、、父ちゃんと離れなくない、、泣」
ーー千冬「もう会えなくなるんでしょ、?泣」
ーー千冬「俺ちゃんと知ってるもん!!泣」
ーー千冬父「…涙」
ーー千冬「俺と今だけでもいいから一緒にいてよ!泣」
ーー千冬「死なないことってできないんでしょ!?泣」
ーー千冬「じゃぁ今だけでもいいから!!泣」
ーー千冬「俺といて!!泣」
ーー千冬父「…涙」
大きな音が響き渡る。
頬が熱くなって、頬を叩かれたことを自覚した。
ーー千冬母「…泣」
母は大きな雫が目からポタポタと落ちていた。
ーー千冬母「いい加減にしなさいっ!!泣」
ーー千冬「っ、うぅっ、泣」
ーー千冬母「アンタのわがままに付き合える時と付き合えない時があるの!!泣」
ーー千冬母「分かりなさいよ!!泣」
ーー千冬「うぅっ、うぁぁ、泣」
ーー千冬母「いつまでもわがまま言わないで、!泣」
ーー千冬「っ、ヒグッ、うぅっ、泣」
ーー千冬母「っ、、泣」
母は抱きしめてくれた。
母も悲しいんだ、。
当たり前だよな、愛する人がこの世を去るなんて、
こんなに辛いことなんてないだろう。
ーー千冬父「…ごめんな、泣」
父もその上から抱きしめてくれた。
あとからわかった。
あの知らない人は、父ちゃんの担当者の医者だったらしい。
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ある日、父ちゃんが部屋から出てこなかった。
母ちゃんが「起こしてきて。」と言っていたが、
違和感があった。
いつもなら誰よりも早く起きているのに、
起きないだなんて変だ。
父ちゃんの部屋に入ってみると、
父ちゃんは布団の中に眠っていた。
ーー千冬「父ちゃん、?」
返事がない_____。おかしい。
揺さぶってみても起きなかった。
でも、父ちゃんは、冷たくなっていた。
まるで氷のように、、。
抱きしめてみると、、心臓の音が聞こえなかった。
俺の大好きな父ちゃんの心臓の音が、聞こえない。
抱きしめてくれた時に耳を父ちゃんの体につけ、心臓の音を聞くと落ち着く。
その大好きな音が聞こえなかった。
この時やっと、俺は、
ーー千冬「父ちゃん、?父ちゃん!!泣」
ーー千冬「ねぇ!!やだ!!泣」
ーー千冬「いかないで、!泣」
ーー千冬「父ちゃん!!父ちゃん!!泣」
俺の泣き叫ぶ声を聞いた母ちゃんが父ちゃんの部屋に来て、
泣きながら救急車を呼んだ。
でも、…もう、死んでいた。
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あの後、葬式をして、骨を墓の中に入れた。
ーー千冬「…。」
ーー千冬母「千冬、?」
母ちゃんが言ってた、あの時の俺の顔は、
って、、。
って、…。
あれから時間がたった。なんでこんなこと、思い出してしまったのか分からない。
でも今は、
ちゃんと尊敬する人がいる。
明日は、抗争。バルハラと東卍が争う日
尊敬する人が東卍をぬけ、
バルハラの方に行った。でもちゃんと分かってる。裏切ってない。
理由はちゃんとある。
俺はそれに協力する。
でも、俺、本当は知ってるんだ。
だって俺は、、