テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
完結です.ᐟ .ᐟ
御愛読ありがとうございます
翠桃
本編伏せ字×、
地雷さん🔙or自衛
キャラ崩壊大
ご本人様関係ありません
. ₊ ⊹ . ₊ ⟡ ˖ . ₊ . ݁₊ . ݁ ⟡ ݁⊹ . ₊ ݁.. ₊ ⊹ . ₊ ⟡ ˖ . ₊ . ݁₊
桃「俺は、すちのものじゃない」
らんは震える声で言った。
桃「俺が誰と話すかも。誰と帰るかも。誰と仲良くするかも。俺が決める」
言いながら。
怖かった。
本当は逃げ出したかった。
でも。
ここで何も言わなかったら。
本当に全部、すちに決められてしまう気がした。
桃「だから、もうやめてくれ」
すちは黙っていた。
長い沈黙。
やがて。
桃「……分かった」
その声は、驚くほど優しかった。
翠「もう何もしない」
らんは少しだけ息を吐いた。
桃「……本当に.ᐣ.ᐣ」
翠「うん」
すちは笑う。
翠「もう、らんらんの友達にも何もしない」
その言葉を聞いて。
ほんの少しだけ安心した。
やっと終わる。
そう思った。
でも。
翠「ただ」
すちが続ける。
翠「俺から離れるのは許さないよ」
らんの表情が固まる。
桃「……え.ᐣ.ᐣ」
翠「俺はらんらんを傷つけたいわけじゃない」
すちは穏やかに言った。
翠「ただ、ずっと一緒にいたいだけ」
翠「だから、らんらんが俺を捨てるまでは」
すちは笑った。
翠「俺もらんらんを諦めない」
らんは何も言えなかった。
頭の中に、昔のすちが浮かぶ。
一緒に遊んだ日。
一緒に帰った日。
雨の日に傘を貸してくれたこと。
自分が落ち込んだとき、何も聞かずに隣にいてくれたこと。
全部。
大切な思い出だった。
だからこそ。
今のすちを、完全に嫌いになることができなかった。
桃「……昔のすちに戻ってよ」
らんが呟く。
すちは少しだけ目を伏せた。
翠「無理だよ」
桃「……なんで」
翠「だって」
すちは顔を上げた。
翠「俺、昔からずっとこうだったから」
らんの呼吸が止まる。
翠「ただ、らんらんが気づかなかっただけ」
桃「……」
怖い。
怖いのに。
その言葉が頭から離れない。
今までの「優しさ」も。
「心配」も。
「一緒にいたい」という言葉も。
全部。
自分が思っていたものとは違ったのかもしれない。
すちはゆっくりと笑った。
翠「帰ろ、らんらん」
昔と同じ言葉。
昔と同じ声。
なのに。
今は、その言葉を聞くだけで怖かった。
らんは動けない。
すちは急かさない。
ただ、待っている。
まるで。
らんが最後には自分のところへ戻ってくると、最初から分かっているみたいに。
翠「……らんらん」
優しい声。
翠「ずっと一緒だよ」
らんはその言葉を聞いて。
胸の奥が冷たくなった。
――これは約束じゃない。
――逃げないようにするための言葉だ。
そう思った。
そして。
その日から。
らんの世界は少しずつ変わっていった。
友達と話すことも。
一人で帰ることも。
SNSを見ることも。
何をするにも。
頭の片隅に、すちがいる。
桃「これをしたら、すちはどう思う.ᐣ.ᐣ」
そんなことを考えてしまう。
自分の人生なのに。
自分のことなのに。
誰かの顔色を気にしてしまう。
そして。
そんな自分自身が、一番怖かった。
――いつか。
本当に。
自分の世界が、すちだけになってしまうんじゃないか。
そんな不安を抱えながら。
らんは、すちの隣を歩いていた。
昔と同じ帰り道を。
昔とは、まったく違う気持ちで。
. ₊ ⊹ . ₊ ⟡ ˖ . ₊ . ݁₊ . ݁ ⟡ ݁⊹ . ₊ ݁.. ₊ ⊹ . ₊ ⟡ ˖ . ₊ . ݁₊
完結や~
疲れたね
好評だったらまあ、番外編でも出すと思う
いやっ、多分番外編は出すと思う
まあ読んでくれてありがとね.ᐟ .ᐟ
2人が幸せかどうかは
番外編でっ.ᐟ .ᐟ
それではいったん
おつしゃけ~.ᐟ .ᐟ
#sxxn
しゃιϯ 𓂃🫧
835
6
11
コメント
1件
お疲れさまでした…! 完結、本当におめでとうございます。 最終話、すちの「俺はずっとこうだった」の台詞が胸に刺さりました。らんが思い出していた“優しいすち”が、実は最初から支配の形だったんだなって気づかされるシーン、すごく怖くて、でも美しかったです。最後の「昔と同じ帰り道を、昔とはまったく違う気持ちで」という一文がじわじわ効いてきます。 番外編で2人がどうなるのか、気になって仕方ないです…! また読める日を楽しみにしています🌷