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5話
























前回の事件で俺はみんなから大切にされている事がわかって鬱が治ったって一緒にいてくれる恋人が、好きな人がいるってことを大切にしようと思った。


あの日から冬弥くんは何故か張り切っているようでどんな事にも笑顔で完璧にこなしてくれる。

きっと、俺のために頑張ってくれているんだと思う。


だから俺も冬弥くんのためになにかしてあげたいって思った。

でもこんな俺にはできることなんて限られて、逆に迷惑をかけてしまうことの方が多く感じる。

こんな俺でもできることなんて…あるのか…?



















プルルルル…プルルルル…プルル


?「もしもしー?」


彰人「もしもし、絵名、?」


絵名「うん、絵名だよ。どうした?」


彰人「あの、前はありがとう。後、ごめん。迷惑かけて。」


絵名「そんなこと気にしてないって。謝らないの。」


彰人「…うん。あの、聞きたいことあって。」


絵名「ん?なにー?」


彰人「あの、冬弥くんいつも俺に色んなことしてくれてるから俺も何かしてあげれないかなって思ったんだけど…俺でも何か出来ることあるかな、」


絵名「いいじゃん!彰人にできることか…できる出来ないは置いておいて何かしたいことはあるの?」


彰人「んー、もし出来たら、本当はどこかに出かけたりしたいけど…冬弥くんは有名人だし滅多に外には出れないし、俺も外はダメだし…」


絵名「そっか…あ、料理を振舞ってあげるのは?」


彰人「!!!やりたい!でも、料理俺あんまできないし…」


絵名「じゃあ私が手伝ってあげようか?」


彰人「本当!?…でも、絵名が手伝ったら俺が作る意味がないし…」


絵名「じゃあ教えてあげるからその通りに作るのはできる?」


彰人「それだったらできる。」


絵名「よし、じゃあなにか食べ物作ってあげよっか。何作りたい?」


彰人「…冬弥くんはクッキーとコーヒーが好き。」


絵名「じゃあクッキーとコーヒー作ろっか。」


彰人「うん!」


絵名「今冬弥くん居る?」


彰人「今日は仕事で夜まで帰ってこないって言ってた。」


絵名「じゃあ今日作っちゃう?家お邪魔していいなら材料家にあるし今行けるけど…」


彰人「!今作る!」


絵名「ふふっ、わかった。準備できたらそっち行くね。」


彰人「うん!待ってる!」


絵名「じゃあね。」


彰人「またね。」



プツッ…






冬弥くんのためにクッキーを作ってあげるの楽しみだな…喜んでくれるかな、美味しいって喜んでくれたらいいな…














ぴんぽーん



🥞「絵名!いらっしゃい!!」


🎨「お邪魔します。」


🥞「キッチンはこっち!」


🎨「はいはいー。」


🎨「(張り切ってるなぁ…)」
















🎨「じゃあまず手を洗って…」






🥞「洗った!」


🎨「えっと、このボウルに卵と牛乳を入れて混ぜて。」


🥞「わかった!」










🥞「出来た!」


🎨「じゃあ次この粉も混ぜて。」


🥞「わかった!」









🎨「まとまってきたら手で混ぜていいよ。」


🥞「はーい。」
























何とか色々頑張り………



🥞「後は焼くだけー!」


🎨「冬弥くんって何時に帰ってくるってわかる?」


🥞「えっと…いつも帰ってくる30分前に帰りますって連絡が来る!」


🎨「えっとー、じゃあもう設定しておくから帰ってくるよって連絡があったらここのボタンを押して。そしたらいいぐらいに焼き上がるから火傷しないように気を付けてお皿に乗っけて、コーヒーは帰ってきてから作ってあげることは出来る?」


🥞「出来る!頑張る!」


🎨「よし、後は頑張れしか言えないけどなんかあったら電話してね。」


🥞「わかった。」


🎨「じゃあ私そろそろ用事あるし帰るね。また、冬弥くんの感想とか教えてね。」


🥞「わかった。気をつけろよ。」


🎨「うん。またね。」


🥞「またな。」



















7時頃


冬弥「今から帰るぞ。夜ご飯は食べたか?」


彰人「冬弥くんが作ったおにぎり食べたよ。気をつけてね。」








よし!そろそろ帰ってくるからレンジのボタンを押して…

コーヒーは帰ってきてからだから準備だけして…



よし!後は帰ってくるのを待つだけ。成功するといいな、絶対に「”いつもありがとう、冬弥くん大好きだよ、これからもよろしくね”」って言うんだ!

楽しみだなぁ。
















ピンポーン



🥞「(冬弥くんが帰ってきた!もうクッキーはお皿に乗っけたし、コーヒーのお湯も沸いてる!お迎えに行かないと!)」










ガチャ…


☕「ただいま。」


🥞「おかえり!」


☕「?ふふ、なんかいい事あったか?」


🥞「あのね、えっと、スーツとカバンお部屋に置いたらリビングに来て欲しいな…」


☕「わかった。少し待っていてくれ。」


🥞「(ふふ、絶対に気持ちを伝えるんだ!)」
















🥞「(冬弥くんがスーツとカバンをしまってる間にコーヒーを入れて…)」




すごい、心臓がドクドクしてる…緊張してるのか…大丈夫、冬弥くんならきっと沢山喜んでくれる。



コンコン…


☕「入ってもいいか?」


🥞「うん!」



ガチャ…


☕「彰人くん、どうし…」


☕「?!これは…」


🥞「あの、いつもありがとう。冬弥くんのおかげで沢山頑張れる。いつも支えてくれてありがとう。冬弥くん…だ、大好きだよ…!」


🥞「そして、…いつものお礼にクッキーとコーヒー作ったんだ。少しだけ絵名に手伝ってもらったけどほぼ俺が…」


☕「………………泣」


🥞「え、と、冬弥くん、?」


☕「彰人くん…嬉しすぎる、こんな事があっていいのか…?本当に嬉しくてッ…涙が…(泣‎」


🥞「喜んでくれたなら良かった。冬弥くん、ほらおいで!(手を広げる)」


ぎゅっ


☕「彰人くん、俺も大好きだ。愛してる。絶対に一生大切にする。」


🥞「…うん、ずっとずっと大切にして。」















🥞「ほら!冷めちゃうから食べてみて!味見してないからわかんないけど多分美味しいと思う…!」


☕「じゃあいただきます。」





☕「…ゴクン…彰人くん、とても美味しい、他の会社のクッキーより美味しい。やっぱり値段なんかより気持ちなんだな。本当に、とても美味しい。」


☕「コーヒーにも合った味で作られていてとても合う。また、作ってくれるか?」


🥞「ふふ、うん!また作る!絵名から教えてもらったから次は1人でも作れる。」


☕「ふふ、楽しみにしている。」



















冬弥くんへの感謝のプレゼントは成功したものの…


きっと急に動いたりしたからだと思うけど頭痛が酷い。

ズキズキするしすげぇ痛い。

寝たら治るかな。












🥞「…………………寝」


☕「彰人くん、彰人くん。お風呂だぞ。」


🥞「…ん、………ぅ、」


☕「お風呂湧いたぞ。一緒に入ろう。」


🥞「…ん、ぁ……ん”…」


☕「彰人くん…?」


🥞「…とぉやく、ん…頭痛い、」


☕「頭痛いのか?少しおでこ触るな。」


ピタッ…


☕「…少し熱いかもしれない。熱を測ろうか。」




ぴぴぴぴ…ぴぴぴぴ


37.6℃

と、表示された。微熱か、少しストレスが溜まったのかもしれない。




🥞「痛い、…ガンガンする、…ズキズキも嫌だ…」


☕「嫌だな、薬を飲もうか。」


🥞「ん、飲む。」


☕「持ってくるから待っていてくれ。」


🥞「…ん、」














飲み終わり


☕「他にして欲しいことあるか?」


🥞「頭…なでなでして、」


☕「わかった。」


🥞「とぉやくんの手…冷たいね、…気持ちい、」


☕「彰人くんは暖かいな。俺も手が温まって嬉しいぞ。可愛い。」


🥞「へへ…………寝」


☕「(寝たか…そろそろ俺も風呂に行かなければ…。)」


☕「(それにしても嬉しかったな…俺のために頑張ってくれて。俺は知らないうちに幸せなものを貰っていたんだな。)」


☕「(俺も彰人くんの気持ちに答えれるように頑張ろう。)」





















END




やっと最新できた!

書くには書くけどなかなか進まなくて🥲

コメント読み返して何とかモチベ上げてるよ😭😭みんなありがとう😽


感想書いてくれると嬉しいな😽😽

いいねも忘れないでね❤︎


おつたに!











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