テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
沖田総司:ゲホッゲホッ…どうして…血が…(膝をついて刀につかまっている状態)
(その時、初めて自分が病に侵され始めたことを知った)
千代:沖田様⁉どうしたんですか!体調がよろしくないのですか?
沖田総司:なんでもない…心配するな…
千代:ほんとうに大丈夫なのですか…?
沖田総司:大丈夫だ。
(数日後、新選組としての仕事帰り)
沖田総司:う…(体から力が抜け、その場に座り込む)
千代:沖田様、どこにいらっしゃるのでしょう…こんな時間になっても帰ってこないなんて…(その時、ふと外に座り込んでいる沖田総司がいるのを見つける)沖田様!
沖田総司:千代…
千代:(涙を流して沖田総司の前に座り込む)もう無理です‼最近立つことだって出来なくなり始めているのに‼ずっとずっと私に体調が悪いのを隠して‼
沖田総司:ゲホッゲホッ(吐血する)すまない…千代…
千代:どうして…教えてくれなかったんですか…
(その時、日々動かなくなっていく体に自分の最後を悟った…)
(さらに数日後…)
沖田総司:ゲホッゲホッ
千代:弱いところ…見せたっていいじゃないですか…
沖田総司:っ…
千代:痛みを支えられる男に生まれたかった…千代はこの世でたった一人の…‼沖田様の妹なのですから‼絶対一人になんてしません!
沖田総司:…すまない…千代…
千代:一人でいようとしないでください…自分を責めないでください…私は沖田様の妹です…!沖田様を支えさせてください!
(ウミミが総司にすり寄る)
ウミミ:みゃー
沖田総司:ウミミ…
千代:(ウミミを抱き上げると総司の隣にしゃがみ込む)周りに沖田様を大切に思う人がいることをどうか忘れないで下さい。ここにいるウミミもきっと沖田様のことを大切に思っているはずです。
ウミミ:みゃーぅ
沖田総司:千代…ウミミ…
千代:沖田様、明日ウミミと一緒に桜を見に行きましょう。今、こうやって一緒にいられる時間を大切にしたいので…
沖田総司:そうだな。こうやって三人でいられる時間も後少しだからな…
(次の日、美しい桜の木の下に来ていた)
千代:よっ、よっ、はっ!
沖田総司:それ何の踊り~?
千代:間抜けの踊りですよ?元気出ました?
沖田総司:あはっ、相変わらず千代は面白いな~。
千代:むぅ…沖田様ったら…
沖田総司:(ここで刀を置いてこの光景は変わるだろうか…貧しい子供たちが笑える世に成るだろうか…)
千代:ゲホッゲホッ…(手のひらには吐血したであろう血があった)
沖田総司:千代…?
千代:何でもないです、沖田様。
私の命も残り少ないようですね...(小さな声でそっと呟く)
沖田総司:っ…千代、ほんとうに平気なのか…?
千代:もちろん、大丈夫ですよ。沖田様こそ体調がよろしくないのですから私がしっかり管理しないと。
沖田総司:ありがとう、千代。
千代:いえ、千代も沖田様と一緒にいれて嬉しいですから。
ウミミ:みゃー(心配そうに二人に近づく)
千代:ウミミ、私たちのことは心配しないで大丈夫ですよ。
沖田総司:そうだよ~、よいしょっと。(ウミミを抱き上げる)
千代:ウミミ、沖田様帰りましょう。
沖田総司:あはっ、そうだね~。
(その数日後、この幸せが絶望に変わるなんてこの時まだ誰も知らなかった…)