結翔様のリクエスト ナチ✕日帝
この恋はきっと、永くは続くまい。
「ぁ……ッ♡独逸、ここ、ではっ……」
「こら。違うだろう」
仄暗い執務室。散乱した書類。✗印ばかりの地図。
背を壁に押しつけられて、逃げ惑う舌を追いかけるような口吻の合間に、ぼんやりとそう考える。
仕事部屋で盛るなんて、と、私の形ばかりの抵抗を意にも返さず、彼は子を叱るように甘く囁いた。
「……なちす」
「そうだ。日帝」
二人きりの時は、独逸ではなくナチスと呼べ、と。
防共協定を結んだ頃──即ち、我々のこの蜜月関係が始まった時から躾けられてきたこと。
恭順の意を示すようにその命に従い、掠れた声で名を呼べば、彼は片頬を上げてふっと微笑む。
「ん、はッ…はぁ……ッん、ふ……♡」
頬が熱くなるような水音とともに、ねっとりと舌を搦められる。
くちゅくちゅと淫らな音、そして己の息遣いと鼓動が、脳に響いてくらくらした。
「ん”ッ♡……〜〜〜ッ♡」
ざり、と口内のざらついたところを、厚くて熱い舌先で弄られる。
ぞくりと脊髄を痺れが走り、かくんと腰が抜ける。
が、へたり込みそうになった身体は、股下に滑り込んできた彼の膝によって支えられた。
「抵抗していた割には、お前も随分と悦んでいるようじゃないか」
「ッ言わないで、くださ……っ♡」
そのまま、ぐりぐりと膝で股下を刺激される。
色めいた吐息と、淫靡な声と、事に及ぶには都合が良すぎる夜闇。彼との間にかかる銀の糸。
そして何より───彼の紅玉たる瞳の、身を溶かさんばかりの熱視線。
全てが整ったこの空間で、すっかり調教済みのこの躰が、興奮しないわけがない。
「接吻だけで蕩けてしまうなんて、お前はいつからそんなに淫乱になったのだろうな?」
「だれの、ぅッ♡……せい、だと…」
「はて。何のことだか」
すっかり熱を持ち始め、ゆるゆると勃ち上がり始めた股間を愉しげに虐めてくる彼は、生粋の嗜虐趣味者なのであろう。
羞恥と快楽に滲んだ視界の先で、彼はくつくつと喉を鳴らして笑う。
あまりにも強い刺激から逃げるように、爪先立ちで腰を浮かすが、長身かつ脚の長い彼に対しては、きっと無意味な悪足掻きでしかない。
「はッ……く、ッ♡ん”ッ……っ♡」
ぐりっ♡ごりっ♡と、足の間にいささか強めに膝を押しつけられる。
骨ばった彼の指先に一切触れられていないにも関わらず、発情したように嬌声を上げてしまう。
「耳も出てるぞ。まったく、淫奔過ぎるのも考えものだ」
「ひぁ”ッ!?♡ん”ッ♡♡ぅ〜〜〜ッ!!♡♡♡」
しまった。隠していたはずの猫耳が飛び出ていた。
遺伝なのか何なのか、生まれつき備わっているそれは、普段は仕舞い込まれているはずなのだが。
こうして、過剰な快楽が流し込まれると、不意に現れ出てしまうらしい。
「ぁあッ……♡ゃッ♡さわっ、〜〜ッ♡♡♡」
「ん?もっと触って欲しいのか?」
「ちがっ!!……ひッ♡んあ”ぁ……ッ♡♡」
始めはただ輪郭をなぞる様に。そして次第に、内側の粘膜を擦るように。
優しく揉みこんでみたり、軽く引っ掻いてみたり。
快楽を刷り込まれて感度が上がった耳に、彼の指先が踊る。併せて腰も、意志に反して揺れた。
「日帝。抑えるな」
「だっ、てぇ……っ♡」
己だけがそのような痴態を見せつけているなんて自覚したくなくて、口元を手で覆えば、案の定、彼は不機嫌そうな声で諭してくる。
それに対してもまた、媚びるような声が漏れ出づるのだから救えない。
しかし、ここは執務室なのである。いくら我々枢軸が斜陽化していると雖も、人が来ない保証はない。
唇を噛み、その上で掌を強くあてがう。
帝國軍人が手弱女の如く喘いでいるこの事実は、墓場まで隠し通さねばなるまい。……まあ、私の墓場は存外すぐ近くまで迫っているのかもしれないが。
そう決意して口を固く結んだ、その時。
「ほう、残念だ。言うことを聞くなら、褒美をやろうと思ったのだが」
どろりと蕩けるような囁きが、鼓膜を擽る。
どきりと心ノ臓が跳ねて、脳が勝手に昨夜の情事を再生し始める。
褒美、という二文字に、視線が泳ぐのが自分でもわかった。腹の奥を、ひどく穿つ熱が蘇る。
嗚呼……もう、逆らえない。
「ふ、素直で宜しい」
ゆるゆると手を下ろして屈伏した私に、彼は絶対王者の如く鷹揚に笑う。
気分は、まるで腹を曝け出す犬だ。悪くない。
などと考えている間に、身勝手に揺れる腰に手が添えられたかと思えば、その刹那。
「───えっ?」
「ははっ、元気だな日帝。昨夜あんなにも潮を噴いたのに、まだ足りないか」
ぐっと身体を持ち上げられて、彼が先程まで向かっていた、執務机に載せられる。
あっという間に、軍服と下履きとを取り払われた。
驚くべき手際の良さ。流石、出来る男は違う。……って待て待て、今はそれどころじゃない。
「あの、これ、は……っ!」
「脚開け」
机の上で三角座りする私に、彼は非情にも、そう言い放つ。
冗談じゃない。ここで足を開けば、恥部を彼に見せつけることになる。しかも彼は、部屋の灯を消す素振りすら見せない。
カッと頬に熱が登る。そんな恥ずかしいこと出来ない、と理性が叫ぶ。なのに。
「………っ…!!」
「Gut gemacht」
よく出来ました、なんて、幼子にするように宥められる。それに悦ぶ私も、もう末期なのだろう。
おかしな話だ。彼は先の大戦後に生まれた青年。方や私は、誕生して半世紀は数えている。
本来ならば立場は逆であろうが、もう良いのだ。この甘い夢に浸れるなら、何だって良い。
「は、ぁッ……!!♡♡」
お馴染みの潤滑油を纏った指先が、肉壁を押し広げて中に入り込んでくる。
腸壁が強請るようにうねり、彼の指を締め付けた。
一本入れば後は易いもので、次々に追加された指が、ばらばらと蠢き始める。
「日帝。今何本の指が挿入っているか、分かるか」
入口のあたりをぐっぐっと拡げられたり、少し奥まった先を引っ掻かれたり、或いはぐるりと円を描くように刺激されたり。
何本だなんて、湯だった頭にわかるはずもない。五本全て突っ込まれている気さえする。
「ん”ッ♡は、ッ♡に、にほん、ですか……っ?」
「惜しいな、三本だ」
「──ぁあ”ぁッッ!?♡♡♡ぁ”ッ♡あ♡そこッ♡♡」
かろうじて返した返答を否定された瞬間、彼の指が弱点を抉る。
目の前に星が散り、前後不覚で悲鳴を上げる。
タイミングといい指圧といい、あまりにも完璧過ぎるのだ。達するか達せないか、その瀬戸際に器用に狙いを定めてくる。
「んぁ”ッ♡♡はっ、あ”ぁッ♡ぁ”〜〜ッ♡♡」
「はは、やはり随分と可愛い声だ」
「ッ待っ、ひぅッ!?♡」
とんとん、と念押しのようにしこりを叩かれる。
前立腺というらしい。嫌と言うほど快を教え込まれたそこは、厭らしくぷくりと膨れている。
一度止めてくれ、と懇願するように彼の手首を掴んだが、力が入らない。
「ほら喘げ。もっと聞こえるように」
「ゃぁあ”ッ♡はあ”……ッ♡♡ん、くッ♡ぅ”あッ♡」
ぐりぐりと膨らみを押しつぶされて、時折きゅっと抓まれる。
いつの間にか上着もはだけられていて、ちらりと覗く勃ち切った胸の先にも、味見の如く舌を這わせられた。
そのまま体中に唇を落とされて、所有権を主張するかのように噛みつかれる。
「いつも仏頂面のお前が、こんなに愛らしく乱れるなんて、他の奴らが知ったらどう思うだろうな?」
「………ッぁ♡」
「ああ、お前が淫乱なことは、案外すぐにバレてしまうかもしれないな。今だってほら、誰が来てもおかしくない」
羞恥心を煽るような言葉に、きゅんと腹の奥が疼く。危機意識すらも色欲の隠し味に成り果てる。
まあ、誰にも見せるつもりはないが、と彼は呟く。
他の奴ら……と言われて、他の列強を思い浮かべたは良いものの、どうにも記憶がぼやけて思い出せない。仕方ない、以前は常任理事だったはずの聯盟も、脱退して随分経つ。
「はッ♡はぁッ……♡♡」
息が切れてくる。ぞわぞわと快楽が迫り上がる。
嗚呼、そろそろ達せそうだ。長年の経験から絶頂を予期して、乞い願うように彼を見つめる。
意味深な視線に気づいたであろう彼は、いつもの通り私を頂点に導いてくれる────
「駄目だ」
「ッぃく……っ♡♡──え?」
のではなく、無情にも指を引き抜いた。
突然拠り所を失った肉壁は驚いたように律動を早め、腹の奥には不完全燃焼のように熱が燻る。
なぜ。いつもならば、挿入前にも一、二回は必ず果てさせてくれたのに。
かたん、と物音がした。
目を白黒させている間に、彼は私を聊か早急に机に押し倒す。視界の端に書類の山が映った。
両手を纏められて頭の上で拘束されたかと思えば、ふっと前に彼の影が降りた。
彼のもう片方の手は腰に添えられ、唆り勃つ怒張が後孔に触れる。
───おかしい。早すぎる。
思えば、今日は始めから異様だった。
夜もまだ完全には更けておらず、仕事すら終わっていないのに、寝床ではなくここで事を進めて、早急に終わらせようとしているのだ。
普段ならば、(恥ずかしい話だが)こちらが泣いて懇願するまで挿れてくれないのに。
くぷん、と。
先が中に埋まった。
「ッ待っ、」
「意識、飛ばすなよ」
どちゅっっ♡♡♡
「───あ”ぁあッッ!?!?♡♡♡♡」
ぱちり。視界が盛大に弾けた。
足の爪先が宙を蹴り、意図せずして腰が震える。
知らぬ間に節操なく欲を吐き出したようだが、構わず彼は奥へ奥へと腰を進めてくる。
「それッ♡いじょうは、ッぁ”♡〜〜〜ッ♡♡」
「無理じゃないだろう。まだ挿入りきってないぞ」
「ひッ♡♡あぁぁ~〜〜〜ッ……♡♡」
内臓を押し上げんばかりの圧迫感に、ちかりちかりと視界が点灯する。
覚醒と失神を繰り返す中、告げられた言葉はなかなか残酷だ。
身長差で何となく察してはいたものの、彼のものはやはり少々大きすぎるのではなかろうか。
「ほら、力抜け」
「ぁ”ッ♡♡む、むり、ですっ……ッ♡」
命令口調ではありながら、昼間より何倍も甘く柔らかな声で脱力を促される。が、無理だ。
与えられる刺激を期待した最奥は、きゅぅっと彼のものに吸い付いたまま。強張った身体は、そう簡単には解れてくれない。
私の泣き言を聞いた彼は、やれやれと溜息をついて、仕方ないなとこちらに手を伸ばす。
「ふ、ぁ……♡」
気づけば、いつの間にか唇が塞がれていた。
じっくりと口内を蹂躙する舌の動きに翻弄されて、強張りがゆるゆると解けていく。
その隙を逃さぬよう、奥へ奥へと沈み込んだ熱に、びくっと腰が跳ねた。あ、あ、奥、おくに。
「は、ひゅぅッ♡♡はいっ、て……♡」
「ん……挿入ったな」
こぷんっ♡♡と水音が揺れて、腹がいっぱいに満たされる。
幾ら躰を重ねても、やはり慣れない。はっ、はっ、と犬のように短く呼吸を繰り返す。苦しい。熱い。気持ちが良い。
見ると、自身の下腹部は不自然に膨らんでいて、否が応でも彼の存在を認識してしまった。
「はーっ…♡はッ♡♡」
「……日帝、」
珍しく、どこか思い詰めたような声色に、再び視線を上げた。
情けなく滲む視界の先に、ガーネットの双眸。
「お前は、共に堕ちてくれるよな」
嗚呼──この恋はきっと、永くは続くまい。
この頃、この事ばかりをぼんやりと考えている。
彼に触れる度に、彼と語る度に、彼と向き合う度に。まるで呪いのように、思考を蝕んでくる。
我々はもう、限界なのだ。恋慕も愛情も。価値観も思想も。理想も行動も。
彼も私も、もう、限界だ。
愛していると告げながら、その紅瞳は迷うように揺れている。
無理もない。ゲルマン人第一主義に邁進してきた彼にとって、私という存在は異分子でしかない。
名誉アーリア人、なんて称号を得た所で、私は決して『青い血』にはなれない。
宝物を扱うように抱いておきながら、ふと見せる表情は違和感を帯びている。
仕方ない。我々は離れすぎているのだ。
極東の端の私と、欧州の中心の彼とでは、決して越えられぬ隔たりがある。物理的にも、精神的にも。
こちらに慈しみの視線を向けながら、その眼差しは私を絶妙に捉えきれていない。
どうしようもない。イデオロギー的に合わないのだ。極端な血統主義の彼と、大東亜主義の私。たとえ戦に勝てども、いずれ我々は対立する。
そんなことは、私が北進論を捨てた頃から、彼が志那を支持した頃から、イタリアが降伏した頃から、分かっていたことだった。
もとよりこれは、勝ち目のない戦争だったのだ。
そんなこと、百も千も承知の上。
だけど、どうか、今だけは。
この優しい虚構に、耽らせてはくれないだろうか。
「ええ。死しても永遠に、貴方の元に」
その誓いを言い切るか言い切らないかのうちに、早急に唇を喰まれる。
併せて、彼が律動を始めると、ごちゅ、と鈍い水音が躰に響いた。
「ぁ”ぐっ!?♡きゅぅ、にッ♡はげしっ〜〜〜ッッ♡♡」
「お前が考え事してるからだろう。私の前で物思いなんて良い度胸じゃないか」
「は、ぁ”ッ!!♡♡ぉ♡ぅ”ッ♡んんっ!!♡♡♡」
上の空だったことに勘付かれたのか、舌打ちを放った彼が肩のあたりに噛み付いてくる。
彼の尖った歯が肉に食い込んで、噛み跡がじりりと疼いた。それすらも快い。
腰を打ち付けられる度に、背は一人でに反り返り、口からはしたない声がまろびでる。
「私だけを見ろ。私のことだけを考えろ」
「はっ、はぁ”ッ!!ぉッ♡〜〜〜ッあ”ッ♡♡あぁッ♡」
「全部忘れてしまえ。今だけは、全てな」
「はひゅッ♡♡ひ、ッ〜〜ぁ♡♡ァ”ッ♡♡」
ごちゅんっ♡と一層強く腰を叩きつけられ、なりふり構わず嬌声を上げる。
太くて長くて熱いそれは、いとも簡単に前立腺を押しつぶし、最奥をこじ開けんばかりに穿ってくる。
がくがく震える腰は意図せず突き上げてしまい、彼を深く咥え込もうとする。もはや自分の躰が自分のものではないみたいだ。制御が利かない。
「分かっているな?お前は私のものだ」
「へ、ぁッ♡?〜〜ッか、はッ!!♡♡ぐ、ぅ”ッ♡♡」
良い子だから理解できるだろう、と顔を覗き込まれて、こくこくと頷いた。
拘束されていた手はいつの間にか解放されていて、今度は指を搦められ、彼の手に捕らわれている。
精液を吐き出すはずの私のそれも、抱かれることに慣れてしまった故か、透明な液体をだらだらと垂らすのみ。
「浮気は許さん。良いな?」
「ひぁッッ!?♡んッ♡は、ぃ”っ♡」
がつん、と窄まりを嬲られて、短く息を呑む。
ワシントン体制から彈かれて国際社会から孤立した私が、一体どうして浮気など出来ようか。
なんて思いながらも、かろうじて是を返して、彼の腰に足を絡めた。
「ん”ッ♡ぎ、ぁ〜〜〜〜ッ…♡♡」
足を絡めると当然距離は近付く訳で、更に奥に埋まった質量に呻く。が、構わず抱きついた。
私の恭順さに愉悦を浮かべた彼は、唇を喰みながら、良い子だなと囁いてくる。
そして、ふっと微笑んで。
「愛している」
ガーネットの瞳。
低い声。
大きな手。
温もり。
「ぁ……」
あ。あ。駄目だ。これは駄目だ。
情愛とか執着とか、敬慕とか悲哀とか、よく分からない気持ちがぐちゃぐちゃに混ざり合う。
込み上げる衝動と共に、腰のあたりにジンと響いた疼きが全身に拡がっていく。
嗚呼、もう、どうしてくれようか。
好きだ。私は、このひとのことが好きだ。
どうしようもなく好きだ。狂おしいほど好きだ。死ぬほど好きだ。
もう間もなく、二人とも死ぬと解っていても。
「────っ!!!♡♡っッ??♡♡か、ひゅッ♡♡♡ぃ〜〜〜〜〜ッ??♡♡♡♡ぁ、あ〜〜〜っ♡」
きゅぅぅぅっ……♡♡♡と肉壁が一人でに収縮して、彼のものを一層強く咥え込む。
彼の言葉に鼓膜が痺れて、今日一番の快楽が脊髄から昇ってくる。
禄に声も上げられないまま、視界が白く爆ぜた。
がくがくと腰が揺れて勝手に抽挿を続けるせいで、意識も覚束ない。
「ぐ……ッ♡お前、ッわざとだろう……っ」
「はッ??♡ぁ”ッッ♡♡♡???ッかはっッ♡」
珍しく、耐えるように眉を寄せた彼が低く唸る。
もう何も分からない。熱い。溶ける。腹が重たい。
ただでさえ驚異的だった彼の怒張は、何の故か質量を増していた。くるしい。きもちい。
「んぁ”ぁあッ♡♡♡ぉッ♡♡ぃ”ぐ……っ♡♡いくッ♡♡♡いっしょ、にッ♡♡」
「ッ嗚呼、だすぞ……っ!♡」
「ぁ♡あ♡あ”ッ♡♡」
震える足を必死に彼に巻きつけると、彼も覆いかぶさってきて確りと指を絡めてくる。
どちゅッ♡ごちゅっ♡♡と重たい音が響く。口は勝手に変な事を口走る。視界に星が散る。
ああ、だめだ。もう、なにもかんがえられない。
「────〜〜〜〜ッッッッ!!!♡♡♡♡」
「ふ……ッ♡♡」
果てる、と声を詰めた時。
何故だか少し、泣きたくなった。
1945年4月18日。
彼が拳銃自決する、僅か12日前のことだった。
続く
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えっち🤦🤦とても、本当に、大変、えっちでした。 不安ですよね。WWⅡ末期なんて、彼らに残された道は一つしかなかったでしょうから。「全て忘れてしまえ」なんて現実逃避に身を委ねたくもなります。いずれ終わってしまうとしても、今だけは絶対に一緒にいられて互いを求め合えます。確かに今は幸せを感じられるはずです。途中まで暗くも美しいえっちだと思っていたのですが、最後の2文で息絶えました。なんてことを……
初コメ失礼します!ナチにてってあんまテラーで見たことなかったので嬉しいです…!!!!戦争で恋と読むの、切なくて儚くて大好きです…💘まだカンヒュ沼りたての新参ですがすごく刺さりました…!!
腐✩*.゚ワッショイ⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝ワッショイ✩*.゚ オット、失礼しました推しカプが尊かったもので(?) これは良い!!!私のヘケェにぶっ刺さりましたんですの!!(?) 日帝ちy、ん"ん"ッッ失礼しましたこの作品では男でした、、?! 多分私途中から日帝が女だと錯覚したようで…失礼ですねこの話() あのえと、とりあえず大好きでぇす!!!()🥹🫶🏻💕