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「「俺たちが転生した?!」」
二人は目を見合せ、そう叫んだ。
*
俺は依間まこと。筋トレが趣味の高校二年生だ。
「おい、依間。邪魔なんやけど」
「は?うるせぇよ」
俺はコイツが嫌いだ。
筋谷やまと。俺より筋肉ないヒョロガリのくせに生意気すぎる。あと、謎に関西弁だ。
部活の用件で帰るのが遅くなってしまった。
なにっ?!筋谷?!
俺の前の前くらいにスマホを見ながらフラフラと筋谷が歩いている。
「アイツ。めっちゃボーッとしてる、、」
まぁ、アイツのことなんかどうでも良いんだけどな。
と思った瞬間、筋谷が赤信号を渡りだした。
俺は全力で走った。
「おい!筋谷ッ!あぶないッ!!!」
俺は走ったが、運悪く、ギリ間に合わなかった。筋谷も俺もトラックに跳ねられることになってしまった。
俺、死ぬんだ…
「筋谷、、、大、丈夫、、か?」
筋谷はもう意識を失っていた。
すまん…俺がもう少し早く止めていれば…
嫌な最期だった…な……
*
「ん、、」
なんだ。この部屋。
豪華なカーテン、壁、床、漫画でしか見たことがないような部屋だ。
なにかの夢を見ているのかもしれない。
というか、一番気になるのが隣で寝ている裸のヒョロガリの方が気になるんだが。
俺も裸だし…
どんな夢だよ…
と思ったら、隣のやつが目を覚まし、口を静かに開ける。
「お前、誰や?ていうか、ここどこ?」
「わからん。俺も今、だいぶパニクってる、、」
夢か区別する方法!
「つねる!ひたすらつねろ!!」
2人は無心で思いっきし自分の頬をつねった。
「「…これ、夢じゃないぞ(やん)…」」
「夢じゃないということは、どういうこと??」
「俺が知るか、そんなもん」
なんだコイツの口調…!
筋谷に似ている…な…
「もしかしたら、転生かもな」
「はああぁぁぁぁあああ??!!」
「うるせぇ!!!」
「お前、筋肉野郎!冷静なほうがおかしいやろ、?!」
「俺は嫌な最期だったから、転生できて嬉しいかも。」
「それは俺もや。俺の友達が俺を呼び止めてくれたけど、結局トラックに跳ねらた」
「一緒だ…俺も同じだ…」
「まさか、お前、依間?なわけないかぁ…」
えっ…なぜ俺の名前を…
「えっ…俺、依間まこと…」
「おまっ、依間?!!いや、同姓同名なだけかもしれへん。」
「高二のときと担任は?」
いきなり質問された。だが、すぐに答えられた。
「佐藤拓郎!うざいじいさん。」
「え、合ってるで…もう一個質問する!」
「高二のときのクラスのマドンナは?!」
なんだ、その質問のチョイス…
覚えているに決まっている。
「西園寺カノンさん、黒髪ロングのいかにもお嬢様〜って感じの!」
「…え!正解!!お前、ほんまに依間やったんか…(泣)」
「お前、筋谷だっんだな(泣)俺、この世界でも筋肉ついてて良かった(泣)」
「え、そこなん…?????」
俺たちは泣きながら抱きついた。
「「いや、ちょっと待て、、、、」」
「「俺たちが転生した?!」」
今更、驚く。
「いや、待て、普通、転生っていうのは新しい体に魂がやどることだよな?じゃあ、憑依転生なんじゃあ…」
「たしかに、、、それはそうや」
「じゃあ…俺たちは…」
ベッドの上で裸の男が2人。下着や服が散らかっている。ああいうものやこういうものが、、ちらほらと、、、、
一気に顔が赤くなる。
「俺たち、ヤりあってたんやな…」
「あくまで俺たちではない!声に出されると…」
「依間、以外に純粋なんか?下ネタ無理系?」
沈黙が続く。俺はベッドから出た。
「そんなことはどうでもいい!この世界でやっていく!」
筋谷の目を見つめて、俺は言った。
「そんな大きいモンぶら下げて言うことちゃうな…笑」
「そんなことどうでもいいだろ?!」
俺たちは心をリセットして、この世界で生きていくことを決意した。
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