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雪(最近サボり気味)
「prちゃん、寝癖付いてるwww」
みんな笑う。
tg は明るい。 かわいい。 空気を回すのが上手い。
だから誰も気づかなかった。
tg のポケットに、薬のシートが隠れていること。
放課後。
「……で、なんの用」
pr が屋上のドアにもたれて言う。
tg はフェンス越しに空を見ていた。
「べつにー?」
「嘘つけ。お前、“べつに”って言う時、だいたいヤバい」
tg が小さく笑う。
でも今日は、その笑い方が薄かった。
「prちゃんってさ」
「ん?」
「俺が居なくなったら、困る?」
「は?」
風が吹く。
tg の髪が揺れる。
「……なんだよ急に」
「ね、困る?」
pr は眉をしかめた。
こういう聞き方をする時の tg は、危ない。
冗談みたいな顔して、 本気のことを混ぜるから。
「困るに決まってんだろ」
pr が吐き捨てる。
「お前居ないと、教室うるさくならねぇし」
「それだけ?」
「……あと」
pr は視線を逸らした。
「つまんねぇ」
その瞬間、 tg の目が少しだけ揺れた。
嬉しそうで、 でも泣きそうな顔。
「そっか」
tg はポケットから小さいケースを取り出した。
薬。
pr の顔色が変わる。
「おい、それ何」
「んー、眠れるやつ」
「何錠飲んだ」
tg は答えない。
代わりに笑う。
いつもの、“だいじょぶだよー”って笑顔。
pr は舌打ちして近づいた。
「お前さ」
「なに」
「最近ずっと変」
tg が黙る。
「テンション高すぎんだよ」 「無理してんの見え見え」
「……見えてたんだ」
「当たり前だろ」
pr は tg の手首を掴む。
細い。
思ったよりずっと。
「なんで飲むんだよ」
tg はしばらく黙っていた。
風の音だけがする。
やっと、小さく言った。
「静かになるから」
「……は」
「頭ん中、ずっとうるさいの」 「嫌われたらどうしよ、とか」 「おもしろくなかったらどうしよ、とか」
tg は笑う。
壊れそうな声で。
「だから薬飲むと、ちょっと楽」
pr の喉が詰まる。
教室で笑ってる tg しか、 知らなかった。
「でも最近、効かなくて」
「……飲むな」
pr が低く言う。
「そういうの、やめろ」
「prちゃんにはわかんないよ」
「わかる」
即答だった。
「わかるから言ってんだよ」
tg が目を見開く。
pr は tg の持っていたケースを奪った。
「勝手に壊れんな」
「……返して」
「やだ」
「返してよ」
初めて、 tg の声が震えた。
「ないと無理なんだって」
その言葉に、 pr の胸が痛くなる。
pr は tg を強く抱き寄せた。
最初、tg は抵抗した。
でも数秒後、 糸が切れたみたいに力を抜く。
「……お前さ」
pr が耳元で言う。
「薬に頼る前に、俺使え」
tg が息を止める。
「ツンデレのくせに」
「うるせぇ」
「……かっこつけ」
「黙れ」
でも pr の手は離れなかった。
tg も、 もう「だいじょぶ」とは言わなかった。
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駄作過ぎる
最近、ODとか、薬とかはまってる💊
なんか、病みって感じでいいよね🎀
コメント
6件
OD……おさでい(OSADEI)だったらいいのに……
あんま暗い系は 悲しくなるから見ないけど この話はスラスラ読めた! まじ好き(o^^o)