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二話です!ノベルって本当に書くの難しいですね…。








彼奴を助けた次の日、俺は困っていた。 なぜなら太宰の机の上に花が供えられていた。 俺はとっくに虐めがなくなるのかなと思っていてたから少しびっくりした。


中也「まだなくなんねーのかよ…」


中也(取り敢えず教卓の上に置くか)


俺は百合の花を教卓の上に乗せた


中也(にしても綺麗な百合だな…太宰を虐める為に使うなんて、彼奴らどうかしてるな)


中也(…花も可哀想だ)


そう思ってるうちに太宰が来た 俺が教卓に花を置いてるのを見たからか、太宰は嫌そうな顔をした


太宰「…真逆、その百合を僕の机に置くつもり?」


太宰「酷いね」


中也「いや、元々手前の机にあったから_」


太宰「ふ〜ん?僕、嘘つく人が嫌いだけどなぁ…」


中也(…お前が云うなよ)


俺が困った顔をした時、太宰はニヤリと笑った。


太宰「はいはいそうですか〜また僕を助けてくれたんだね〜」


中也「はぁ?ンな訳あるか!手前の机に百合が置いてあるのが勿体なかったからだよ!」


太宰「え、やだ…君口説くの上手…!」


中也「口説いてねーわ!!」


太宰「つまんなー」


中也(まじでなんなんだ…)


此奴と話すだけで調子が狂う。これは離れた方がいいのか?いいな。離れよう


太宰「ねぇ、また僕が虐められたらよろしくね」


太宰「君、素行悪いよね。先生も助かると思うし」


中也「俺の気分によるな」


太宰「つまり見て見ぬふりをするってこと?」


太宰「なら、君も加害者だよ(笑)」


行動が読めなくて、先生もお手上げ状態。なのに頭が良いのが癪に障る。 此奴顔立ちは綺麗なのに包帯を巻いてるし、厨二病だし、虐められてても助けを求めようともしない。なんなんだ此奴は


中也(頭良い奴が考えることって判んねー…)


太宰「兎にも角にも、よろしく頼むよ」


憎ったらしい笑顔を俺に向きながらそう云った


太宰「君は優しいね、うん、優しいよ!」


中也「なんだよ急に」


太宰「えだって、助けてくれたし」


中也「そんなの当たり前だろ?何言ってんだよ」


太宰「その当たり前を出来ない生徒が多いんだよ」


太宰「大人もね」


太宰「人間って怖いよね。 でも、怖いと同時に惹かれるものだ。人の心理は面白いからね。」

中也「…おう」


急に哲学みたいなのを語り出したぞ此奴… 俺はそーいうの興味ないんだよなぁ


中也(今楽しければそれで良いし…)


太宰「まぁ、価値観の違いだよね」


太宰「さてと、もうすぐ他の生徒来るし僕はサボってくるよ」


中也「は?お前_」


太宰「どうせ僕は大人も他の子から見ても垂れ物だ。そんなに心配しないでよ」


中也「心配なんてしてねーよ!」


太宰「はいはい」




俺は太宰に言われた通り、太宰が虐められていたら必ず助けた。俺は別に気にしなかっただって助けてるだけだから。でも周りの皆はそうじゃなかった。

俺が太宰を助ける度、皆は俺を避けていった


中也(なんで避けんだ?人を助けてるだけなのに?)


中也(…不思議だな)


~ 放課後 ~


太宰「はは!面白いね!(笑)」


太宰「はー…(笑)」


中也(何がそんなに可笑しいんだ?)


太宰「僕を助ける度、避けられる…か」


太宰「実に面白いよ。ここの学校の生徒は腐った性格の人が多いらしいね」


中也「なんで判るんだ? 」


太宰「判るも何も、人の接し方でその人の性格が判るものだよ」


太宰「僕、一年前転校しようか迷ってて…」


太宰「母さんが駄目って言うからね〜諦めたんだけど」


太宰「今は君が居るから楽しいかな」


太宰「君は本当に優しいね。君みたいな人がモテるんだろうなぁ」


その表情はしっとりした、優しい顔だった。 此奴もちゃんと人なんだなと改めて思った。

でも性格はズルいけどな


中也「お前の母親、どんな人なんだ?」


太宰「また今度教えるね」


中也「…おう、判った」


俺は太宰のその一言に違和感を覚えた







次の話も楽しんでくれたら幸いです🙇‍♀️

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