『現代パロ』
『ランス医者、ドット喫茶店の店長』
仕事の関係上夜遅くまで帰るの
はよくあることだ、
家に帰るといつも笑顔で
『おかえり!!!』
と、言ってくれる奴が今日は聞こえない
と、思ったらソファーで寝込んでいた
そりゃそうかと思った
何せ今は深夜の1時
いつもなら早くとも
22時か、23時に帰ってくる
だけど、今日は患者の具合が悪化し
それを改善する話し合いをしていたら
こんな時間になってしまった
だか、もしかしたら
起きているかもしれないと
謎の希望があった
彼奴のおかえりが聞きたかった
少し女々しい自分が恥ずかしい
起こさないように静かに荷物を置いた
机には作り置きがあった
『ランスへ』
『帰ってきたら来れチンして食べて下さい』
なんて手紙も書いてあった
丁度お腹が空いており
俺は電子レンジでドットが作ってくれた
料理を温めて食べた
色もカラフルで栄養も考えており、
少しふざけた物も入っていた『星人参』
彼奴が丁寧に星型を作って居たと想像すると
鼻で笑ってしまった
食べ終わった後食器を片付けていた
ガチャ、カラ、ジャーと
食器の音と水の音が静かな部屋に響いた
ドットが起きてしまうのでは、と思ったが
ビクトもしない
今日の仕事はそれだけ大変だったのだろう
今日はハロウィン
ハロウィンに関係する物を
沢山用意していた
食べ物、
飲み物、
飾り、
イベント、
限定、
などなど様々な事をしていた
そのお陰で
ドットの店は大分繁盛したらしい
お客がいつもの倍来て、
注文もいつもの倍、
嬉しいことだが、大変な事には変わらない
疲れが溜まって
眠りについてしまったのだろう
此処は起こさないほうがいいだろう
風呂から出て人が居るはずなのに
とても静かで、
一つ一つの音が響く
冷蔵庫からビールを取り出す
酒が身体に悪い事は知っている
だけど、久しぶりに飲みたくなった
カチッとビールを空ける音が大きく聞こえた
いつもだったら
ドットがテレビを付けており、
リビングはとても賑やかなだ
俺は正直見たい物はないから
普段テレビは付けない
ドットはいつも色んな物を見ていた
ドットはいつも何かにハマりやすい
ドラマ、
お料理番組、
冒険、
お笑い、
など色んな物を見ていた
だがホラー物を見るのはやめてほしいと思った
そんな事を考えならがビールを口に運ぶ
久しぶりに飲んだビールは
少し物足りなかった
つまみがないから?
と、思ったが、
いつも酒を飲む時ドットも一緒に飲んでいた
雑談をし、ドットがいっぱい笑って、酔いつぶれ
そんな事をしていた
今、少し物足りいと思ったのは
ドットと一緒に飲んでいないからだ
そんな事を思いながら
ビールを少しずつ飲んでいった
明日も早い
そう思い寝る準備をしていた
歯も磨き、ドワの鍵もしめ、明日の準備をした、
そして、
「おやすみドット」
「……………………」
いつもだったら、
『おやすみランス!』
と、返してくれるのに、
今は聞こえない
そんな事で寂しさを感じた
我ながら呆れた、
そんな事を思いながら
ドットの唇にキスをする
そろそろ寝ないとなと、思い
立ち上がった
その時
「……、ラン、ス、?」
ドットの声が聞こえた
振り向くと寝起きで少し怠そうに立ち上がり
「おかえり、ランス、笑」
と、いつもと違って弱々しくおかえりと言った
キスをして起きるなどまるで
シンデレラみたいなお話だ、
「あぁ、ただいまドット」
さっき感じていた寂しさももう吹き飛んだ
そして、もう一度ドットの唇と触れ合った
コメント
3件
サイコーっす‼️
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