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「お姉ちゃん!こんにちは!」
そう後ろから聞こえ、振り向くと
小学校一年生くらいだろうか、ボロボロの
服から見える白い肌にはあまり生気を
感じられない。
髪は肩ぐらいまで伸びており、服装から
女の子だろうとわかった。
彼女は私にこう聞いてきた、
「お姉ちゃんも迷子?」と。
私は迷子では無いが、お姉ちゃんも?と
聞いてくるあたりこの子は迷子なのだろう。
食料はあるし、水も探せばあるだろう。
置き去りにすることも出来ず、連れ帰った。
一緒にくる?と聞くと、疑う余地もないのか、
大きく首を縦に振った。
ご飯も食べるし、元気もある。
しかし、私には気になっている事があった。
そう、彼女の手には、彼女の背格好に
見合わないほど大きな袋を持っていた。
「なぁ、そこには何が入ってるんだ?」
そう聞くと、袋の中身を地面に
広げてくれた。
彼女自身も何かわからない様だったが、
一つ気になるものを見つけた。
人類消失説の研究論文?