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こんにちは!
今回は、「死者からの贈り物」を書きました!
ホラー系なので、苦手な方は注意!⚠
それでは、レッツゴー!!
「ねぇ、これあげる」
文通相手の、『サトシさん』はいつも手紙と一緒に小さな贈り物をくれる
最初は、小さな押し花だった。次は、銀の古びたヘアピン。
「旅先で見つけたんだ。君に似合いそうだから」
丁寧な字で書かれた手紙は、私の心を癒やしてくれた。
異変に気づいたのは、三通目の手紙が届いた日だった。
入っていたのは、小さな星型のピアス。
….片方だけ、赤黒い汚れがついている。
その日の夜、ニュースを見て私は凍りついた。
近所で行方不明になっていた女子高生の遺留品が、テレビに映し出されたのだ。
『被害者の特徴は、星形のピアス。片方は現場に残されていました』
(…まさか、ね」
私は震える手で、机に置いたピアスを見つめる
サトシさんは優しい人だ。そんなはずがない
でも、ピアスについた「汚れ」を拭うと、それは鉄のような嫌な匂いがした。
四通目の封筒は、いつもより重かった。
中から転がり出たのは、泥にまみれた「お守り」。
それは、私が通っている学校の、期間限定のデザインだった。
昨夜、部活帰りに失踪した親友がカバンにつけていたものと、全く同じ。
手紙を開くと、そこにはこれまでと違う、殴り書きのような文字が書かれていた。
『彼女、最後までこれを握りしめて、「助けて」って言ってたよ。君の名前を呼びながらね、だから、君に返してあげるよ』
心臓の音がうるさい。吐き気がする。
私は慌ててスマホを手に取り、警察へ電話をかけようとした。
――その時、郵便受けに「ガタン」と、何かが落ちる音がした。
五通目。封筒は生温かく、湿っている。
震える手で封を切ると、中から「カラン」と金属の音がして、何かが床に落ちた。
それは、私が昨日失くしたはずの、**「家の合鍵」**だった。
鍵には、まだ乾いていない生々しい血がべったりと付いている。
添えられた手紙には、たった一行。
「今、君の後ろのクローゼット、鍵がかかってないよ?」
背後で、クローゼットの扉が「ギィ……」と鳴った。