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いつもやっているわけではないのですが、物語を書くときに、①一回ストーリーを書いてから、②そのストーリーを自分で読みながら、もう一度同じ話を書きなおす、ということをやっています。
なんでそんなことをするのかというと、私の場合、最初に書いているときは、ストーリーの続きを考えるのが精いっぱいで、あらすじみたいな、「こうしてこうしてこうなった」しか書けてないことが多いんですね。でも、それでは小説としてはつまらない。かといって、ひとつひとつの場面を最初から丁寧に書いていたら、次の展開を忘れちゃう。
だから、まずバーッと展開だけ押さえて、どういう展開にするか骨格が固まったところで、改めて文章を書きなおしたり、後の展開で使う伏線を仕込んだりするわけです。
完成してから推敲する、というのとはまた違って、詳しめのアウトラインみたいなもの、といいますか……。
例えば登場人物の台詞だけはしっかり決めておいて、その前後の行動は《●●は建物を抜け出して森へ向かった》とだけ書いておく。
で、完成させるときに、《●●は部屋の扉を開ける前に廊下の様子をうかがった。……今なら誰もいないようだ。そっと扉を開ける。廊下は電気が消えて真っ暗だった。これなら見つからないだろうと確信し、部屋を出ると階段へ向かった。足音をたてないように気をつけながら下の階へ降り、玄関を目指す。鍵はかかっていたが、内側から外せるタイプなので問題はなかった。外に出ると、建物の裏手へと向かう。そこのフェンスは人が通れるくらいの穴が空いており、あそこから森へと抜けれるはずだった。見つからないようにするため懐中電灯は使えないから、穴を見つけるのに時間がかかる。「あった、ここだ」穴を潜り抜け、森へと向かった》と書きなおす、という感じですかね。で、推敲はまた別にするわけです。
最初っからすらすらかける人もいらっしゃると思いますが、私はそんな感じで書いてますね。筆が遅いから、ちゃんと書いていると思いついた先の展開を忘れちゃうんですよね……。