テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
城プル
10,923
ゆ(旧「ゆゆゆゆ」)
502
ゆ(旧「ゆゆゆゆ」)
3,042
※こちらも普通にマッサージする話ですが、センシティブ判定されたので。
FORSAKENの最奥、スペクターの私室。
暖炉に揺らめく火が、広々とした革張りのソファに腰掛けるスペクターを照らしていた。
その膝の上に抱かれているのは、胸の黄色いリボンを解かれ、赤い服を乱したMowlだ。
「だいぶ力が抜けてきたね、Mowl」
「あ……ふ……っ、ス、スペクター様……私めは……っ」
紳士としての矜持を保とうと、Mowlは愛用のモノクルを正そうと前脚を伸ばす。
しかし、その手首はスペクターの手に易々と掴み取られ、ソファの肘掛けへと優しく押し留められた。
スペクターのもう片方の手が、Mowlの尻尾の付け根を、トントンと優しく叩く。
猫の絶対的な急所だ。
「あ……く、あぁぁっ……!」
背骨を突き抜けるような甘い痺れが駆け抜け、Mowlの背躯が跳ね上がる。
くり。
本能的に丸まろうとする尻尾の付け根に圧を加えられ、脳の奥が白く弾けた。
「ひぅっ……! にゃ、にゃあぁっ……! ダメ……ダメにございますにゃ……っ! そこは……っ!」
敬語の語尾に、隠しきれない猫特有の甘い悲鳴が交じり込む。
喉の奥からは、押し殺そうとすればするほど『ゴロロ……ッ』という悦びの喉鳴りが漏れ出していた。
「うん、気持ちいいね」
スペクターは赤いシルクハットの陰から目を細めると、Mowlの腰元を撫で回していた手を少し緩め、優しく包み込むようにして彼の背中をあやすように擦った。
「いいんだよ、もう頑張らなくて。好きなだけ甘えていいよ。」
「ふ……にゃぁ……っ♡」
包み込まれるような肯定と、体内に満ちる快感と幸福感。
至高のマッサージによって理性が粉々に砕け散る。
数万年の遺伝子に刻まれた猫としての純粋な「幼心」が、一気にあふれ出した。
「……っ」
そして——完全に力が抜けたMowlは、無意識のうちに両前脚をスペクターの太ももの上へと置いた。
『ぎゅっ……、ぽす……っ』
「おや?」
スペクターが驚きに目を瞬かせる。
Mowlは夢心地のような表情で、前脚の肉球をスペクターの太ももに押し当てる。
それを左右交互に「ぐっ、ぐっ」と握るように押し込み始めた。
幼少期に母猫の母乳を促すための、そして最高に安心しきった相手にしか見せない本能の仕草——「ふみふみ」だった。
『ぎゅっ……、ぽす……っ。ぎゅっ……、ぽす……っ』
「にゃあ……っ、ふ……っ、ん……っ♡」
紳士的な重厚な低音ボイスはどこにもない。
小さな仔猫のように甘い鳴き声。
Mowlは夢中でスペクターの太ももをふみふみと押し続ける。
肉球の隙間から小さな爪がチラチラと出し入れされ、スペクターのズボンの生地を優しく引っ掻いた。
「あはは、すごいねMowl。僕の膝の上で『ふみふみ』をしてくれるなんて」
「にゃ……ん……っ、スペクター……さま……っ♡」
さわ…
さわ…
スペクターが Mowl の顎下を撫で上げる。
Mowlは自らその手にあごを擦り付け、ウットリと目を細めた。
「どうしたの? 紳士の言葉遣いはどこへ行っちゃったのかな?」
「すき……っ♡……にゃあ……っ」
理性を完全に手放したMowlの口から溢れ出たのは、飾りのない、剥き出しの甘えの言葉だった。
「すき……っ、スペクター、さま……っ、撫でて……もっと……♡ にゃあぁんっ……」
「かわいいよ、Mowl♡」
スペクターはMowlの体を強く抱きしめる。
そして再び太ももの付け根と尻尾の根元へ深く手を滑り込ませ、甘いマッサージを再開した。
くり。くり。くり。
「んっ♡、にゃあぁぁぁんっっ♡♡」
太ももをふみふみと押し続けながら、至高の快楽と支配者の体温に包み込まれるMowl。
『ゴロゴロゴロ……ッ』
喉の奥から音を鳴らし、彼は蕩けるような幸せに身を委ねるのだった。
コメント
2件
まじで可愛かった.....猫ってしっぽの付け根が弱いんですね...