向井side
あれから疲れて寝たのであろう、
気づけば夜の6時になっていた。
「めっちゃ寝てしまった…」
自分でも相当泣き疲れたのが分かった
何にもやる気が出なかった
ベットに座ってぼーっとしてると
携帯が鳴った
そこにはさっき渡辺先生に教えて貰った電話番号が書かれていた
頭が回ってなかったけど、出る事にした
「もしもし」
『あ、向井くん久しぶり』
へっ、◯◯先生の声やねんけど…
夢でも見とるんかな…
「夢じゃないですよね…」
『何言ってんの、夢じゃないよ。今本当に電話してるよ』
夢じゃないとわかった瞬間、嬉しすぎて久しぶりに笑顔になった
『向井くん、体調大丈夫?』
「まぁまぁですかね…笑」
『そうなんだね、ちゃんと休めた?』
「休めたは休めたけど、やっぱり身体はキツイかな…」
何故だろう、やっぱり先生の前になると自分の本音がどんどん話せる
『体調あんまりよく無さそうだね、』
「でも、まぁ大丈夫ですよ笑」
と軽く俺が言うと、
『ねぇ、今大丈夫?』
「大丈夫ですけど、何ですか…?」
『今から向井くんの家行っても良いかな…?』
え、えーーー!
俺の家に先生が来るの…!
「だ、大丈夫やから!」
『向井くんの事が心配だし、私が勝手にしてる事だから、向井くんは何も気にしなくていいよ?』
「でも…」
『向井くん、勘違いしてない?』
へっ、何を勘違いしてるんやろう…?
「俺なんにも勘違いなんてしてないよ」
『してるよ、私はもう先生じゃないんだよ』
ほんまや、もう◯◯先生じゃないんや…
俺は勘違いをしていた
「じゃあ、もう制限とか要らんのよね」
『うん、要らないからこんな事言ってるの』
「じゃあ、早くこっち来てや…会いたい」
『うん、今すぐ行くね』
そうやった、もう制限なんてせんでいいんや
俺がどんだけ我慢しとったか、分からせたろ…
コメント
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もう、会えないのかと思ったから、めっちゃ嬉しいっ、!! 続き楽しみすぎ!!