テラーノベル
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次の日、学校に行くと真っ先にめぐみの姿を探した。
「めぐみ!」
「お、おはよ…」
ちょっと引かれてる気がするけど気にしない。
「昨日はごめん!とおるが煽ってくるからちょっと驚かそうと思って」
「もう、びっくりしたよ。広田くんもいたのに…」
「ホントにごめん」
「あの後どうしたの?」
正直には言えないからぼかす。
「もうあのキスですっかりびびってたから、めぐみたちが帰った後にすぐにとおるも帰ったよ。もううざ絡みもしてこないんじゃないかな?」
こんなとこかな?
「ふーん…その…ビッチ?ってのは本当…じゃないよね?」
「💦あれは、ノリっていうの?とおるを黙らせたかったからだよ」
「そうだよね!あ~よかった。本当だったらどうしようって昨日からずっと心配だったんだから(笑)」
「あはは」(え?ビッチってイメージよくない?)
まぁでもよかった。めぐみに誤解されたままはちょっとやだもんね。
ひとまずめぐみが変わらず接してくれるようになって一安心。
それからしばらくはとおるも変に絡んでくることなく、適度な距離を保っていた。
ただなんとなくクラスの男子と話しているのを見てると、なんか余裕があるみたいな?俺はお前達とは違うんだぜ、的な表情が気にはなった。
あれは童貞卒業の余裕なのかな。
あの日から一週間くらいした頃から なんとなくクラスの男子の視線を感じるようになった。
ふとそちらを見ると目が合う。目が合うと不自然に目を逸らされる。
なんだろう。
そんなある日、あたしは勉強会に誘われた。
いつも2人でわちゃわちゃしてる、杉本と柴田に声をかけられた。
普段から話すことはあったけど、勉強会をするほどの仲では…正直なかったので断ったが、実はめぐみを呼ぶのにあたしが参加するから、というお膳立てが欲しいとのこと。
なんだあたしはついでか、と思ったけど、そういうことなら協力しないでもない。
めぐみには、おそらく両片想いの広田くんがいるけどまだ付き合ってないし、もしかしたらってのもありえるよね。
とりあえずOKして、放課後の待ち合わせ場所を聞いた。そしてめぐみにはぎりぎりまで内緒にしたいから言わないで欲しいと言われたのでそうした。
放課後、あたしはめぐみとは別に待ち合わせ場所に向かった。
待ち合わせ場所には柴田が1人で待っていた。
「お待たせ。1人?」
「あぁ杉本んちに案内するよ」
じゃあめぐみは杉本が迎えに行ってるのか。
そっかめぐみを狙ってるのは杉本なのね。
「ここだよ」
「へぇ、学校から近いんだ」
家の前から学校の屋上の貯水タンクが見える。
「杉本んち、両親共働きだから結構遊びに来てるんだ。入ろうぜ」
呼び鈴も押さずドアを開けて入っていく柴田に着いていく。
「お邪魔しま~す」
柴田は慣れた感じで階段を上がり、ノックもしないでドアを開ける。
「杉本~連れてきた」
「おう!大原、ようこそ!」
「うん、めぐみは?」
2人は目を見合わせると申し訳なさそうに
「黒澤(めぐみ)は来ない」
「え?誘えなかったの?じゃああたしも帰るわ。またうまく誘えたら協力するからね」と言って帰ろうとすると…
「待った!待ってくれ!」
ん?
コメント
2件
3P?!新しく挑戦するのか…最高じゃないか!!