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はぁ……朝から疲れたな……)
冬夜はそう思いながら靴箱を開ける。ガシャっという音とともに無数の画鋲が落ちてきた。
「痛ッ!」
冬夜は明らかに仕込んでいたであろう画鋲に指を切ってしまった。
「あ……絆創膏……」
冬夜は鞄の中を探す。万一の時用に絆創膏を入れているからだ。
「あれ……ない……」
探し続ける冬夜の元に3人の男子が来て言った。
「いーずーみー?おっはよ!何探してんの?」「あ、おはよう。りおさん、けんとさん、ゆうさん。絆創膏を探してて……」
「バンソーコー?靴箱の中にあるじゃんw」
見ると大量の画鋲の中に1つ小さな絆創膏があった。
「あ、ほんとだ……ありがとう」
「てかお前そのぶちまけた画鋲自分で片付けろよ?w」
「あ、うん。ごめんなさい……」
「あっ、あと課題ノート貸してくんねーか?俺らまだ課題やってねーんだよ」
「あ、はい。わかった。」
冬夜はノートを渡した。
「サンキュー!」
そういってりおと健人と悠は走り去って言った。