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・学生パロ
・らだしに
──────────
視点 sn
sn「んあっ///らださッんん…!//」
今日も僕は、彼の腕の中でないている。
これで何回目だろう。 そろそろこの関係も終わりにしたい。
そう思う半面、まだ彼と繋がっていたいと思う自分もいた。
僕は何がしたいんだろう。何をすればいいのだろう。
全ての始まりは半年前の、日常組とらっだぁさんで宅飲みをした日だった。
~rdの家~
rd『男同士のSE〇ってどうなんだろうね』
顔を真っ赤にして、彼は言った。
酔ってんなぁと思いながら、適当に返事をしてみる。
sn『そりゃあSE〇は誰とやっても気持ちいでしょ』
pi『え、もしかして経験したことある感じ?』
sn『いやないですよ!笑』
そう言いながら、三本目のビールを飲み干した。
tr『もう22時かー…俺帰ろうかな~、嫁さんに怒られちゃう笑』
kr『俺も明日クラリネットの稽古があるから帰るね』
pi『じゃあ俺も帰ろっかなー、しにがみはどうする?』
その場で立ち上がり、僕を見下ろす。
帰りたい気持ちもあるが、今は動くのがだるい。
それに、散らかったゴミや空き缶をらっだぁさん一人で片付けるのは大変だろう。
sn『僕はまだ残ります…!』
pi『了解、じゃあな~』
少し遠くで扉の開閉の音がなった。
それと同時に、今まで黙っていたらっだぁさんが口を開いた。
rd『ねぇしにー、一回ヤってみない?』
僕はその言葉に固まった。
だけどよくよく考えてみれば相手は酔っているのだ。
きっと軽い冗談だろう、そう思った。
sn『らっだぁさん酔いすぎですよ笑お水取ってきましょうか?』
ゆっくり立ち上がり、台所へ向かおうとしたその時だった。
らっだぁさんが僕の腕を掴み、後ろに引っ張った。
突然のことに対応できず、そのまま後ろに倒れると、
彼は僕に覆い被さるようにして、床に手をついた。
rd『俺、本気なんだけど』
それからあまり覚えていないが、彼と体を重ねたことだけは確かだ。
そして、僕たちは週に一回、行為をするようになった。
理由は、お互いの欲求不満を解消するため。
もちろん恋愛感情なんてない。 なかったはずだった。
rd「大丈夫?動けそ?」
今日の行為が終わり、彼は服を着ながら僕にそう言った。
sn「はい、大丈夫です…!あの……らっだぁさん」
rd「ん?何?」
今言うんだ。 辛いんだろ?
こんな思い、もうしたくないんだろ。
sn「もう……こういうこと、やめませんか…?」
rd「………いいよ」
sn「それじゃあ、お邪魔しました……!」
rd「うん、気をつけて帰ってね」
玄関で軽く挨拶をし、外に出た。
外は、息が白くなるほど寒く、真っ暗だった。
sn「これでよかったんだ」
そう自分に言い聞かせる。
僕は彼を好きになってしまった。
きっと彼は僕のことなんか見てない。
好きになったら駄目だったんだ。
だから忘れよう。この感情とおさらばしよう。
初雪が降る前に。