テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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🐝🤣総受け【2434】

第9話 - 🍱🦖×🐝🤣

2,173

2024年07月31日

#njsj

#hbc

#めちゃつえー

さ×10

⚠️wnmn

ー

…完全にやってしまったかもしれない。

窓から差し込まれる太陽の光に照らされたのは見慣れない部屋とダブルサイズの大きなベッドだった。それだけならまだ良いのだが、隣には全裸ですやすやと寝息を立てて眠る同期であり恋人でもあるマナがおり、呆然とその様子を見つめる僕も同じく全裸。

そこから推測される事は、どう考えたって１つだけ。

「…なんで覚えてないんだろ…僕…」

掠れた声で呟かれた言葉が、ぽつりとベッドシーツに零れ落ちた。

昨日はちょうどお互いに仕事が休みだった。なんだかんだで暫く二人きりでいられなかった日々が続き、久しぶりのマナとの時間にテンションが上がった僕は「折角だし、一緒にどこか出掛けない？勿論二人で！」とソファに座ってのんびりと本を読んでいたマナを誘った。

僕の言葉にページを捲る手を止めると、澄んだ水色の瞳をこちらに向け、ふわりと柔らかく微笑んで来る。そのあまりにも綺麗なマナの表情に頬が一気に熱くなるのを感じた。

「だったら、どっか飲みにでもいかへん？近いうちにウェンと二人でお酒飲みたいな〜とか思っててん！」

そんなマナの提案に、僕は瞳を輝かせて一も二もなくすぐに頷いた。

「うん！行く！」と即答した僕を見るなり、「じゃあ夜にな！」と軽く手を振って自室へ戻っていったマナを見送ると、僕も素早く部屋へ戻り衣装棚をひっくり返す勢いで漁り、セルフファッションショーを始める。

折角のマナとのデートだ。気合を入れなければ。

そういう訳でああでもない、こうでもないと僕は服を着替え続け、漸く決められた時には大分時間も過ぎていた。慌てて浴室へと飛び込みシャワーを浴び、爆速で髪を整えたらあっという間に待ち合わせ時間。

既に家の玄関で待っていたマナに軽く謝罪をし、家を出る際に「ね、手繋いで行こうよ」と２割冗談８割本気で手を差し出したら「もー…は、恥ずいから今日だけやで？」と指を絡ませてくれた。手から伝わるマナの温もりにどくどくと心臓を高鳴らせながら、僕達は街中へと歩いて向かった。

それから予約していたお店に入り、思う存分にマナとの晩酌兼食事を楽しんだ僕。だけど、あまりにもテンションが上がりすぎてお酒をいつもより飲みすぎてしまったのか、後半からの記憶が殆ど無い。ずっとふわふわと気持ちの良い感覚が続き、それが覚めたと思ったらベッドの上だった。いやなんで。

「……ん……」

なんとか消えた記憶を思い出そうと頭を抱えていると、不意にもぞりとマナが身動ぎして、ぼんやりと目を覚ました。眠気でとろりとした水色が数秒うろうろと左右に動き、隣で固まる僕を捉えると安心したように笑った。

「…おはよ…うぇん…」

「お、おはよう..マナ…。あの、昨日のことなんだけど…っ！？」

ふわ…と可愛らしく欠伸をしながら身を起こした任せの身体を見て、僕は言葉が止まる。

男性にしては白く、きめ細やかな肌を持つそこには、数多の紅い華…つまりキスマークが散りばめられていた。それを見た瞬間、ぶわりと一気に昨晩の記憶が僕の脳内に流れ込む。

『あ…んん…うぇん、…！』

『ちゅ、ん、…んふ、可愛い…キスマーク付けただけでもうこんなにトロトロにして…マナは淫乱さんだねぇ…♡』

『ひ…っ、そこ、触ら、なぁ…っ！あ、あﾞ…っ！！♡んんっ、っ〜〜！！』

『あは、もう出ちゃったの？

ここ、ぐちょぐちょになっちゃったね…？身体もビクビクさせて、ほんと可愛すぎ

…ね、もっといっぱい触らせて？マナのこと、沢山感じたい』

『ん…っ、ええ、からぁ…っ！いっぱい触ってええから…っ！はやく、うぇん、♡』

『…うん。分かった。いっぱい触ってあげるから、沢山気持ちよくなってね？マナ？♡』

「………っ！！！」

うわああああ！！！思い出した！！！完全に思い出した！！やっぱりヤっちゃってるじゃん僕！！マナを襲っちゃってるじゃん僕ぅ！！

脳内に帰ってきたマナの艶姿に身体ごと熱くしながら、僕は呻き声を上げて身悶える。

確かに僕はマナが大好きで、大好き過ぎて、いつかはベッドであれやこれやをシたいとは思っていたけど！！

もっとこう…綺麗な状況でヤりたかった！！お酒に酔って襲うとか最低じゃん！！というか何でマナも抵抗しなかったの！！？

いつも普通に飲んでた時は全くと言っていいほど酔ってなかったよね！！？と半ば八つ当たりで隣にいるマナをちらっと見れば、未だに寝ぼけてるのか、昨日の情事の名残が残っているのか、マナは頬をほんのりと上気させて僕の方を見つめていた。そして「なんや？」と舌たらずに言い、おまけにこてりと首を傾げる姿にぷつりと僕の理性が切れる。

あ、これ無理だわ。男の本能ってヤツ？こんな可愛い姿を見せられて襲わないなんて不可能だ。これはしっかりと教育して、僕以外に見せないように指導しなければ！！

自身の問いに何も反応せず、深く俯いている僕に「ウェン？どしたん？ウェンー？」と再度聞いてくるマナの肩を素早く掴み、そのまま後ろへと押し倒す。

ここは割と良い部屋なのか、成人男性が倒れ込んでも軋まないベッドに身体を埋もれさせたマナが、ぽかんとして身体に乗り上げてくる僕を見上げた。

「うぇん？」

「ごめんねマナ、実は僕、昨日の事あまり覚えていないんだぁ。…だから…」

「ぁ…」と僕を見て息を呑むマナの首筋に顔を寄せ、唇を付けるとちゅうと強く吸い上げる。

それだけでもビクンと跳ねる身体に気分が高揚し、するりと剥き出しの胸元を撫でて舌舐めずりをした。

「…んふ、可愛いよ。マナ」

「ウェン……お前、本当は全部覚えてるんやろ？」

「ん〜…そうかもね。

でも細かい部分は曖昧だから、それもちゃんと全部思い出したいの！…大切な恋人の、..マナとの『ハジメテ』だったんだし」

「ぅ、…しゃーない、、