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ぶっちゃけここが書きたくて仕方が無かったなり( ˙-˙ )

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『それでは、記念すべきSternbildになれたチームを発表します!』

テンションの高い声と共にどこからかドラムロールが鳴り響き、放送を聞いている全生徒が息を呑む。

「なれますように、なれますように、!」

「あーやばい緊張してお腹痛くなってきた…」

「やばいい…」

「みんな緊張しすぎだって笑」

「そういうニウさんも足子鹿みたいに震えてるけどね」

「う…バレてたか……」

ダンッ、というドラムロールの終わる音と同時にまたテンションの高い声がこれでもかと声を張り上げて言う。

『記念すべき学園の権力者は…Meer!!!』

「……え、え、え、あ、え!?!?」

「うぇ!?!?!?」

「ン!?!?!?!?」

「んんん!?!?」

「う、うそ、!?」

「ほ、ほんとだよね…?」

『Meerのみなさんには賞金と証を取りに行ってもらいます!』

「ほ、ほんとだぁぁぁぁぁ!!!」

「行こうよ!!はやくはやく!!」

自分たちのチーム名が呼ばれたことに驚きが隠せないがなにより実感がなくまだ頭では理解出来てない感じだった。

どこかひっかかる気もするが、今はそんなこと気にせずゆっくりとこの喜びを噛み締めよう。

_______________________


ーきたきた!

ー私たちの可愛い可愛い○○


_______________________

「ここかなぁ?」

「事前情報ではここだよ」

「じゃあ…入ってみる、?」

「そうする…?」

ニウさんが扉に手をかけた途端、ものすごく鳥肌が立つ感覚がした。

これは…なんと表すのだろう。

「…同族嫌悪……?」

自分みたいな妖精は召喚されないと生きていけないはずなのに。

「もしかして……」

自分以外の____

「ユカリー?早く入ろうよ〜」

「ッ…あ、はいすいません」

中に入ればそこには封印されている妖精がいた。

同族だから自分には見えるが、他の方たちには特殊な認識阻害の魔法がかけられているらしく見えないらしい。

パチン、と指を鳴らす音が聞こえたかと思うと辺りにほんわかと灯りがつき、直感的にこれは封印が解除されたんだと感じる。

「ッ!みなさん、にげt

そう声をかけようとした頃にはもう遅く、違和感に気がついたニウさんがアルさんを咄嗟にバリアで守ったかと思うとアルさんと自分以外の全員が特殊な檻に閉じ込められてしまった。

「あ……」

守られたアルさんは事態に気がつき呆然としている。

妖精の方を見ればキャハハ、と笑いながら宙を舞っている。


ああ…腹立たしい


「みんなッ!」

アルさんが途端に叫んだためそちらを見れば檻の中で意識を失っていた。

咄嗟に魔力感知をしてみれば魔力量はゼロに等しく、檻によって急速に魔力が吸い取られていることが分かった。

「……許せない」

ーキャハハ!大目玉が取れなかったのは残念だけど、まあ結果的には大量の魔力が手に入った!

ー久しぶりのご馳走だね!!

「…みなさんの魔力を返してください」

「大切な人たちの魔力なの。返してくれないと痛い目に遭うよ」

アルさんがそう言った途端後ろに魔法陣が浮かび上がる。

攻撃系の魔法陣ということは一目でわかり、本気なんだな、と察する。

…なら自分も本気で行きますか。

ーフハハッ!そんなことで返してもらえるとでも?

「…そっかじゃあ」







「タヒんで?」








アルさんの声とほぼ同時に泡の弾ける音が鳴り響く。

ーギャッ!

妖精たちには攻撃が効いているようだが、流石妖精。自己治癒力が高いためすぐに治ってしまう。

アルさんは魔力量が多い。

だから妖精は1番に狙いに行くだろう。

ならその間に自分が先を狙って倒すまで。

Zerstöre es滅べ

アルさんが時間を稼いでくれている間に対妖精用の魔法を唱え妖精を一掃する。

はぁはぁ、と荒くなる息を整えながらアルさんの元へ近寄る。

「はぁ…アルさん、怪我とか…はぁ……無いですか……はぁ、はぁ…」

「え、ああうん…大丈夫……でもみんなが、」

ゆっくりと地面に降りてきた檻が静かに音を立てて割れる。

よし、みなさんはまだ眠ってる。

「すいません、アルさん…Schlaf眠れ

「え…?」

地面に座っていたアルさんがカクン、と意識を失い地面に倒れる。

「マスター、ここに居ますよね?」

「ああ、災難だったね。ユカリ」

「そうですね」

「わかってる、この人たちの記憶をいじって欲しいんだろう」

「話が早くて助かります」

「いいよ、ユカリからの頼み事なんて珍しいんだから」

じゃあ始めるね、とマスターが言った途端みなさんの周りに光が漂い始める。

きっとこれで記憶が改善されて良くなるはず。

「目が覚めたら打ち上げしましょう」

そう言って部屋に戻った。

_______________________

エピローグ

「それじゃあ…Meer全員を讃えて!」



「「かんぱーーい!!!!!」」



カンッとグラス同士がぶつかる。

ごくごく、と一気に飲みぷはーっと息を吐けば一気に幸せな気持ちになる。

今日はMeerがSternbildになれたことを祝っての打ち上げをしている。

みんながみんないい顔をしており、転写魔法でも覚えておけばよかったなと1人後悔する。

「みんなこれからもよろしくね!」

「ニウさんなーに当たり前なこと言ってんの〜」

「そーだよ!!」

「それもそっか!w」

「ニウねぇーーーー!!!!!!!」

ドカァン

「うおっ!?」

「おー!?」

「テーーーンーーー?^ ^」

「あ!ニウねぇやっほー!」

「やっほー!…ってちゃうわ!!!!!」

「にーげろー!!」

「なんか…うちのテンさんがすいません、」

「いえいえー今度なんかみんなで遊んだりします?」

「あーいいっすねそれ」

妹のテンや同じチームのアオさんがお祝いで打ち上げにゲリラ参加してくれた。

テンはとりあえずシバくとしてアオさんとはいつか遊ぶ約束をしておく。


そうして夜みんなが寝落ちするまで笑ったりして過ごしたMeerだったとさ。

_______________________

END



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コメント

8

ユーザー

ふぉおおおおおおおおおおおかっちょよスギィ⤴︎⤴︎

ユーザー

かっけええええええええええええええええ

ユーザー

ぷろろ〜ぐぅ〜

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