颯人「せんせー!!」優梨花「あ!茉夏先生!!」
私「2人ともちゃんと来たね。じゃぁ出発しようか」
2人とも「はーい!」
今日は3人で陽花の所へお見舞いに行くことになっている。学校集合でここから病院まで約1時間ぐらいというところだろう。意外と気まずいかなと思っていると、、
颯斗「陽花にお土産これでいいと思うか?」
そういいカバンから取り出したものはガイコツ(?)のキーホルダーだった。
優梨花「いやー、、あんま好きじゃないと思うけど、」
私「そのガイコツのキーホルダーどこで買ったの?」
颯斗「あの駅で見かけて好きかなって思って買ったんだけどな、、好きじゃないかな、、」
私「あー、んー、でも聞いてみないとわかんないかもね」
優梨花「あはは、、」
そう話している間にすぐに病院へついた。受付員さんと少し話して陽花のいる部屋へと向かった。
颯斗「陽花、、?」
そこには外を見つめる陽花の姿があった。心做しか少し痩せて見えた。
陽花「みんな、、?」
優梨花「陽花大丈夫だった?」
陽花「うん!」
私たちと分かって陽花は元気よく話始めた。あまりにも笑顔で話すから私も思わず笑(えみ)がこぼれた。それから今まであった学校での出来事や陽花が入院する事になった時の事など沢山話した。ある時は真剣に話を聞き、またある時はみんなで笑って。日常だった日々がこんなにも幸せだったなんてなんで今まで気づかなかったんだろう。
みんなでどれぐらい話したかな。ふと時計を見ると時計の針が3時を指していた。
私「2人ともそろそろ帰るよ」
颯斗「えぇーまだ帰るの早いよ??」
優梨花「でも時間も時間だし、、」
陽花「今日は来てくれてありがとう!めっちゃ楽しかった!!」
私「じゃぁまた遊びに、、じゃなくてお見舞いにこよっか!」
陽花「来てくれるの!?」
陽花の目が凄くきらきらしていた。
私「うん!また来るよ」
陽花「やったー!じゃぁ待っとく!!」
優梨花「じゃぁ今度はみんなで勉強道具持ってこよ!!」
颯斗「え、まさか、勉強するんじゃねぇよな??」
優梨花「もちろん勉強だよ!だって私たちもう受験生だし、、さすがにしないと颯斗も高校行けないよ?」
颯斗「うぐっ、、、」
陽花「勉強会いいね!石井先生もいるし、分からなかったら聞けるね!」
私「私もいていいの?」
陽花「もちろん!!先生もいないと話にならないよ〜?」
陽花が無邪気な笑顔で言う。その笑顔がどうしても可愛くて仕方ない。
優梨花「じゃぁ決まったらまた連絡するね!」
陽花「うん!!待ってる!」
颯斗「またな!」
私「また来るね」
陽花「早く勉強会しよーうね!ばいばい!!」
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