テラーノベル
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「………」
頭ガンガンだし、
さっきの猫いないし、
どこいったんだよ……
ん?
誰かがいる。3人ほど
壁に寄りかかって地面に座り込んでいる1人は暗くてよく見えないけど黒、いや多分紫のフードを目深に被ってる……ちょっとチャラい。
そしてそれをもうチャラいとかいう次元超えてなんかこう、すごいというよりなんかヤバい?雰囲気の2人が囲んでる。
知り合い同士だろうか?
『――んだコイツ、――――んだけど。キモッ』
『おい頭から――ぶっか――やろうぜ笑
どうせ―――だし変わんねえよ。オラァ!』
ジャバジャバ
頭からなんかかけられてる
友達同士ではないな、絶対。エグすぎ。
助けないと…
いや
都会ならよくあることなのかもしれないし、あの人はそうされても仕方ないほどにどうしようもない人なのかもしれない。よし
何も見なかったことにして
朝までどこか探してテキトーに過ごそう。
……最近増えてきたよな、24時間営業の店
いいんだ。俺にできることなんてどうせ、
■■■「逃げるんですか。」
………え?
突然頭に響いた声に、一瞬何が何だか分からなくなる。
誰か分からない、
けどもその一言は確かに俺の力になった。
そうだ俺
変わりたい、知りたい
―――思い出したい。
落としてきた記憶全部拾ってやるって
あの時決めたんだ。
ハッ笑
逃げる?
「や〜めた。」
ありがとう、名前も知らない誰か。
―――
「ねぇ」
その一言で静まりかえる空間。
スタスタと自分の歩く音だけが響く
「楽しそうっすね笑、何してるんですか?」
『お、兄ちゃんもストレス溜まってる?』
『どうせならもうコイツ殺っちゃおって話しててさ―――』
―――――――
――――――――――
あれから何十分経っただろう
こんなことが正しいなんて思ってないけど、
俺が示せる最大限の偽善がこれだった。
死んではないからとか気絶してるだけとかそういうのに関係なく、体も気持ちもずっしりと重苦しい。
別にヒーローになりたかったわけじゃない。けど、べったりと手についた血の感覚と青痣だらけの目の前の野郎共、変な方向に折れ曲がった自分の左腕とかを見てると自然と鼻血とため息が出てくる。
でも、今やっと決められたことだってある。
俺はもう逃げない。
難しいことからも、見たくないものからも、
そして俺自身からも
これはきっと、
”これから“に必要なおもりなんだ
そう思えば悪くないのかもしれない。
あ、そういえばあの人…
「大丈夫で―――」
あれ、しっかり歩こうとしたのに足がもつれて視界が傾く
あぁ、これヤバイやつかも。
???「っ!おい!―――しろ!!」
#ぽん太
ふりぃ。flly.
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コメント
2件
いつもありがとうございます! コメント読みながら嬉しくてこっちが息止まりそうになりました笑 「▼Yoriはモチベーションが100上がった」
「逃げるんですか。」──この一言が、読んでるこっちの背中を押すみたいだった…。 自分から逃げないって決めた瞬間の、あの重くて苦しいけど前に進むしかない感じ、すごく伝わってきたよ。 最後の視界が傾くシーン、もうどんどん引き込まれてて、気づいたら息止めてた。 まさか倒れる直前に…あの声の主、追いかけてきてくれたんだね。 どのキャラもちゃんと“意思”を持ってて、Yoriさんの書く世界、すごく好きです。続き、楽しみにしてるね。