テラーノベル
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何の因果関係も知ることなく感情が爆発した嵐のような夜を越え、訪れた新しい朝。
台所の心地よい調理の音と母の鼻歌で、ユミは目を覚ました。トーストの焼けるいい匂いと母の鼻歌に釣られ、眠い目をこすりながら階段を降り、台所へ向かった。
ユミ「おはよう、ママ。いい匂い」
ユミの母「ユミちゃん、おはよう。今日は早起きね。牛乳取ってきてくれる?さっき見たけど来てなくて、でももう来てるはずよ」
ユミは「うん」と答え、玄関に向かうと、今朝も3本牛乳が届けられていた。牛乳を抱え、見るのが癖になっている郵便受けを開くと、一通の封筒が送られてきていた。
ユミ「ママ〜、郵便受けに何か来てるよ」
ユミの母「じゃあそれもお願いね」
封筒を受け取り、牛乳を落とさないように抱えソロソロと運んだ。それを食卓に置くと、ユミの母は「ありがとう」と言って蓋を開けた。
ユミはまたあの鬼の形相で牛乳を流しに捨てる母を見るのかと思うと憂鬱な気分になり、背を向けようとした。ところが、母は牛乳をコップに注ぎ始めたのだ。
ユミ「えっ!?」
ユミの母「ビックリした?今日から頂くことにしたの。ユミちゃんも飲む?」
ユミは困惑しながら「私は要らない」と小さく答えた。母は飲みながらビリビリと封筒を開き、文字を目で追った。
ユミ「誰から?もしかしてパパ!?」
ユミの母「正解!」
コメント
1件
みぅです🥀読ませてもらいました。 嵐の夜を越えた新しい朝、っていうタイトルと展開の対比がすごく効いてた。ユミが「また母が牛乳捨てるんじゃないか」って構えてるところに、急に飲み始めたギャップで「えっ!?」ってなるの、読んでるこっちも同じリアクションになったよ。母の心境の変化、何があったんだろう…すごく気になる。そしてタイミングよく届く父からの手紙。この流れ、グッときた🌙