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うわ〜ぉめっちゃ好きいつもありがとうございます!
🎭「修学旅行のリベンジだぁ?」
☀️「は、はぃ…」
🎭「行ったじゃねーか」
☀️「それは、そうなんですけど…」
🎭「お前ら外に出すと国宝やら壊すだろ。却下」
☀️「そこをなんとか学園長〜〜!!」
穏やかだった昼休み。百鬼学園三馬鹿三男・安倍晴明が学園長室へ参組の生徒を引き連れてやってきた。こいつらが何も問題をおこさず入れるわけがない。選択の余地はない
🧣「学園長…ってお前ら。なんでいんだよ」
☀️「いづっっ…秦中先生〜」
🧣「…なんだどうした。またなんかやらかしたのか」
☀️「やらかした前提〜?!」
🫘「違うよ」
🧣「舞塚…って参組勢ぞろいじゃねーか」
🐈「うむ。今学園長先生に修学旅行もっかい行きたいって直談判中」
🧣「なんで?」
🐈「頑張ったじゃんか特に俺ら!!」
🫘「ご褒美くらい欲しい!」
🧣「…お前らの言いたいことは分かった。あと学園長。俺に投げないでください」
バレたか。お前しか止めれそうなのにな
🧣「…てか俺、入院してて最後まで行ってないっす」
参組☀️🎭『あ』
こうして、2回目の…とはいかず、学園長個人…蘆屋道満としてお礼も兼ねて京都へ連れていく羽目になった
☀️「みんなおはよ〜…」
🍶「💤…」
🎭「おこせ、そいつ」
🧣「学園長、持ち物持ちました?」
🎭「ええ…。みなさん忘れ物等はありませんか?…特に、マナーはきちんと持つように
☀️「飯綱くんおんぶ〜…」
🍶「もうのまれまへんわぁ〜…」
🦐「朝ごはんどうしますか?」
🧣「俺が人数分作ってきたんで大丈夫っす」
🎭「おいこらクソガキども…お前らも例外じゃねーからな」
学園長が話している間、全く違う話題で盛り上がる三馬鹿+恵比寿。当然学園長に〆殺されかけている…秦中が
🎭「しっかりしろや保護者ぁ…!!」
🧣「ぐふっっっっっっっ…」
生徒の前で自分の部下を〆るのはいいのだろうか
🧣「とりあえず…ゴホッッ。全員持ち物チェックな。担当分持ってきてるか確認しよーぜ」
☀️「僕はしおりと時計と…防犯ブザーとハーネス…?あとスマホとモバイルバッテリー」
🧣「…晴明は全部持ってるな」
🎋「(防犯ブザーとハーネス…?)」
🧣「次神酒…って起きろ」
🍶「…確認しといてやぁ〜…」
🧣「ったく…ハンドクリームに日焼け止め、日傘に…まあいいや。えっと…スマホは持ってる…あと時計だろ… 」
🫘「秦中先生のバインダー…もしかして持ち物…?」
🐈「秦中に任せて大丈夫ぞ?」
🧣「次恵比寿先生」
🦐「僕はスマホと救急箱でよかったですよね?」
🧣「はい。ありがとうございます」
🧣「学園長は?」
🎭「スマホに時計…救急箱と預金通帳」
参組「(預金通帳?!)」
🎭「あと胃薬と縄と…」
🧣「待って下さい学園長。リストに入ってないんですけど」
🎭「こんぐらい対応しろ」
秦中…お前…なんだかんだ1番常識持ってたんだな…
もしかしたらこの工程表は全て秦中が作ったのではないだろうか。ある結論に辿り着き、また意外なやつが苦労していることも知った参組だった
🧤「すげ…誰もいねえんだけど」
🎭「貸し切りました。秦中くんの計算だとこっちの方が安いので」
🧣「…」
🫘「秦中…お前いつの間に計算できるようになった…?!」
🧣「いや、計算したのは恵比寿先生」
☀️「え?!僕なんてこないだちょっと資料整理手伝ってってお願いしたら『今忙しいんだ』っってアイス食いながら言われたのに!」
🧣「…恵比寿先生?」
🦐「どろどろに溶けたアイスってキモいじゃないですか」
🧣「…わからなくもないですが…」
🎭「ほら、新幹線来ましたよ」
せっっかく貸し切ったので、生徒で3両好きに使わせることにし、教師は教師で一両使えばいいかということになったのだが
🍶☀️「…」
🦐「…」
🎭「…」
秦中が駅弁に寄せて作ってきた朝食を生徒たちへ配りに行ったために、全員しんみり…気まずい空気になっている。学園長モードであれば紳士的だが、普段であればコミュ力もくそもない学園長。学生時代兄しか話しかけてくれなかった晴明。同じく学生時代秦中くらいしか友達がいなかった凛太郎。サハラ砂漠よりもずっっっっっっと広いパーソナルスペースを持つ恵比寿。話になるわけがない
🧣「おまたせ…って通夜っすか?」
🍶「お前がおらんと会話にならんねん」
☀️「えーん飯綱くーん!!」
🦐「これと何を話せと?」
🎭「通夜で終わらせたきゃそうしろよ」
🧣「…」
飯綱が戻ってくると、途端に騒がしくなった車内。泣きつく晴明、見えないようにしているがバチバチ火花飛ばしまくってる凛太郎と恵比寿。仮面を外し不機嫌そうに座る学園長改め道満
🧣「…ま、朝飯食いましょう」
☀️「すごーい!!これ全部飯綱くんが作ったの?!」
🧣「これくらい誰でもできんだよ」
☀️「うわぁ…」
🍶「だってよ奥様。まったく何言ってんのかしらね?」
☀️「本当ですわねお姉様っっっっっ!いた〜い!!」
🧣「凛太郎。俺が作った飯食ってる時に俺の機嫌損ねたら飯没収って言ったよな?」
🍶「すまんかったって!ちょっと悪ふざけしただけやん!!!!!」
🧣「あとさ、そろそろ座らせてくんね」
飯綱は、未だに立ったままだ。というのも、今は席順で揉めているのだ。
・絶対に恵比寿の隣に座りたくない凛太郎(NG恵比寿 生理的に無理 学園長 無理 )
・なんとなく凛太郎と飯綱と座りたい晴明(△学園長 ちょっと気まずい 恵比寿 嫌われてるし…)
・絶対に神酒と学園長と晴明の隣に座りたくない恵比寿(NG飯綱以外 だって親しくないもん)
・なんとなく晴明の隣は気まずい…落ち着かない道満(△凛太郎 晴明 気まずい 恵比寿 は?)
やばい。詰んでる
🧣「これ以上喧嘩するなら向こういきますよ?」
🎭☀️🍶🦐「ぐ…」
参組達がいる方を指差せば黙る4人
🧣「…誰ならいいんだよ」
お前だよ
恵比寿と学園長はその言葉を腹の中に留めた
🧣「…じゃ、学園長と恵比寿先生の間に俺はいるから、晴明と凛太郎で座ってくれ」
☀️「うん…」
🧣「話せるんだしいいじゃねえか」
☀️「…うん!」
🍶「さてさて〜流石やなぁ〜!」
🧣「そりゃどーも」
☀️「わぁ!!だし巻き卵だ!!」
🎭🦐「(これ、全員分…?)」
飯綱の手料理に慣れた親友組とは対照的に、比較的飲みにいく方が多く見慣れない学園長と恵比寿はなんとなく同じ生物として劣等感を抱いた
🎋「急に騒がしくなったな」
🫘「そうだね!」
👀「…」
🧤「どーした?入道」
👀「俺…秦中以下なんだな」
🐈「?あ…」
勉強は秦中の数百倍できる入道だったが、料理に関しては秦中に何百倍も上をいかれている入道。入道の暗黒物質を知る泥田と狢は入道の気持ちを察した。泥田も狢も料理はできるが、ここまでできる気がしない
🧤「ちくしょう…勝てるの顔と頭だけかよ…!!」
男子と女子で分かれており、泥田の悲痛な叫びは一部男子以外全員にささった
🫘「顔勝てると思ってんだ…」
🧤「なんだよ豆ぇ!!」
🐈「これ、学生時代の秦中ぞ」
参組男子「?!」
そこには、金髪ピアス…校則違反詰め合わせのような青年がいた。ただ、笑い方が今と全く変わらないのですぐに脳内で本人と結びつく。太陽の如く明るい笑顔。確かにお姉さん系はすきそうだ
🫘「で、荊棘さんの家宝」
参組「っっっ〜〜〜?!」
2枚目は、先ほどの笑顔とはうってかわり、静かに微笑む秦中。ここだけみれば万人ウケしそうなツラである
🎋「…あいつ、髪色かえりゃいいのに…」
今の黒髪は、はっきり言って漫画などで冒頭に不良に絡まれて泣かされるキャラのような見た目だ(ただし、秦中は伝説の不良)
🫥「ダメだ、!!平均0点の馬鹿に負けてたまるか!!」
🐈「ムカつくことに秦中あいつ、小学校から彼女たえたことないらしいぞ」
参組男子(🎋🧊🫘🐈👀🎙️(小古曽)除く)「クソがぁぁぁぁあああああああ!!!!!!!!!!!」
🧣「…どうした、あいつら」
恵比寿に『食べられないものはここに乗せろ』と皿を差し出しながら隣から聞こえてきた叫び声に耳を傾ける飯綱
🍶「あらまぁ恵比寿先生はその歳にもなってまだ好き嫌いしとるんですか?」
🦐「フードロスは良くないじゃないですか〜…」
🧣「ほら喧嘩すんな」
🎭「おい、茶」
🧣「はいはい待ってくださいね〜緑茶と紅茶どっちにします?」
🎭「緑茶で」
🦐「秦中先生これもお願いします」
🧣「あー…まってください…はい、乗せきって」
☀️「飯綱くんなんというか…」
🍶「介護士さんやなぁ…」
甲斐甲斐しく年寄りの世話をしていく飯綱。2人は宿決め大丈夫かなと思い始めてきた
こっちしばらく動かしてなかったので…3話くらいに分けてやります。ギャグ目指してます