テラーノベル
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🧣「助けて、入道」
👀「だからって生徒の部屋に入り浸らないでもらって良いですかね」
🐈「秦中、カッコ悪いぞ…」
🧣「だってもう今日散々だったじゃねーか!!晴明は迷子になるし!!!あのクソ布は世界遺産爆破するし!!担任いないからって俺が〆られるし!!次はホテルの部屋とり方しくじっただとあのクソ堕落淫乱クソ野郎が〜!!」
👀「わかりますけど生徒に愚痴らないでもらって良いですかね」
🐈「秦中…カッコ悪いぞ…」
割と散々だった。まず、晴明…我らが担任はもちろん迷子になった。ハーネスをつけられ学園長が握っていたにもかかわらず、数秒目を離した隙にいなくなっていた。幼稚園児か、お前。そして柳田は、せっかくだし記念撮影を…という流れの中で『背景爆発とかイカしてね?』とか言いながら世界遺産を爆破した。が、これは秦中が間違えていたため(言い方が悪いが)世界遺産でもない寺社だった。が、かなりの額を弁償する羽目になった。秦中がバカでなければ恐らく世界遺産がこの世から一つ消えた。そして未だに行方不明だった晴明は…清水寺へいた。やはり制服を追いかけていた。恵比寿先生が先導してくれた。もう恵比寿先生とセットでいいと思う。そして、戻ってくると屍と化した秦中の姿。〆た張本人であろう学園長が気絶した秦中を椅子に優雅にソフトクリームを食べていた。そして、神酒先生が、ホテルの部屋を4人部屋を4部屋、5人部屋を5部屋、3人部屋を2部屋とっていた。教師は、5人なのに
🧣「俺さ、ちゃんと紙に書いて渡したんだぜ?女子10だから5人部屋5個でって」
👀「2な」
🧣「男子16いるから4人部屋8個って」
👀「4な」
🧣「俺ら5人だけだから3人部屋と2人部屋1個ずつって」
👀「1な…って正解」
🧣「サンキュー…」
大丈夫か、コイツ
🧣「もうやだぁ…入道、かわろ、立場。お前が先生やってくんね?」
👀「いやダメだろ……」
🧣「あー…部屋決めねーとだ…」
👀「?グーパーでいいだろ…あ、足りねえのか」
🧣「別に人数はいいんだけどさぁ…」
🎭「おいクソガキ。生徒の部屋で泣き言言ってる暇はねぇぞ?」
🧣「はぁ〜…決まりましたぁ?」
🎭「きまんねぇから呼びに来てんだよ」
引きづられていく秦中。ちょっと可哀想だなと思う
🐈「先生って大変なんだな」
👀「…秦中が苦労してるだけだ…」
秦中だけ。そう言おうかと思ったが、自身の周りの教師は総じて変人奇行者である
👀「…玉は立派な、常識もった先生になるんだぞ?」
🐈「まかせろ!!」
🧣「グスンッッていくみー入道」
👀「ヘルプミーじゃねーの…?」
10分後、また秦中が来た。なんだコイツ。しかも泣いてるし…大丈夫か?
🧣「ひでぇって…なんで俺にいうんだよ〜…!当たりたいのはこっちだっつーの〜…」
👀「はいはい頑張った頑張った。で、何があった?」
🧣「部屋決めでさぁ…!!」
🎭「おら、まとめろ」
🧣「…とりあえず、1人ずつ俺のとこ来てもらって。なにで揉めたのか等教えてください」
🎭「あ?なんで1人ずつなんだよ」
🧣「結託して〜みたいなことしそうなので」
🦐「やだなぁそんなことしないよぉ〜」
🧣「…じゃあNGいないんですね?」
🍶「最初誰行こか」
妙に乗り気な凛太郎。まあ、お前はなんとなくわかるけどな…
🧣「じゃ…名前早い人からで」
🎭「NGは恵比寿。死んでも無理です。あと、晴明くんとも離してください。気まずいので」
知らねーよ気まずいなんて…話せよ。話せばなんとかんなんだろ、普通
☀️「えっと…学園長はその…先祖のことで気まずいかな…恵比寿先生も嫌われてるし…」
だから話せって。話せば大体なんとかなるって
🦐「1人部屋ないんですか?…ないの〜? え〜…あの小鬼とは離して。あと、安倍先生も気持ち悪いからやだ。学園長も…あんなのと一緒にいたくないかな」
誰ならいいんだよ
🍶「海老天とは離してえや。…学園長?別にええで」
海老天て…
🧣「もうやだぁ…」
👀「…恵比寿先生全員に拒否られて恵比寿先生全員拒否ってんじゃねーか…」
🧣「もうどうしろってんだよ…」
🐈「秦中は恵比寿先生と仲いいのか?」
🧣「飲みいくし…」
👀「…ま、秦中が良くても他って話か」
🧣「喧嘩に巻き込まれて理不尽に〆られる…」
日中みたのでなんともいえない
🐈「…どんまい、秦中」
🧣「このクソ猫…」
🐈「しょうがない。ほれ、アニマルセラピーぞ」
🧣「ねこくせぇ…」
🐈「にゃんだと?!お日様の香りと言え!!!!!」
👀「まーまー…。…なぁ、秦中」
🧣「うん?」
👀「いっそのこと学園長と恵比寿先生と神酒つめろよ。そしたら理不尽にキレられること…ごめんやっぱなしで」
なんで同じにしたとぶっ殺される未来が見えた
🧣「それだ」
👀「いや、秦中お前死ぬぞ!!」
🧣「まぁ…命なんかよりずっと軽いか」
よくわからんとこを見てよくわからんことを言っている。幽鬼のように立ち上がると、財布を片手にベランダへでる秦中
🧣「スゥた、…?……蘭丸さん〜?今来たら5000円あげますよ〜!!」
🐦⬛「呼んだキリッ」
👀🐈「(秒速…)」
カッコよく決めて出てきているが、しっかり5000円札を握りしめているので台無しだ
🧣「ちょっとついてきてください。貴方学園長の保護者でしょう」
🐦⬛「あっちゃん?」
🧣「邪魔したな、入道」
👀「お、おう…」
🎭「で、なんでコレがいるんです 」
🦐🐦⬛「げ」
🧣「いえ…少し考えまして。…晴明、凛太郎。学園長と恵比寿先生どっちがいい?」
☀️🍶「え…?」
🎭「おい、」
🧣「お前らが決断しなかった場合俺ら教師は野宿だ」
🐦⬛「僕も?!」
🧣「いや。野宿になった場合も報酬渡すんで帰ってもいいです」
🐦⬛「太っ腹〜♪」
☀️「い、いくら積んだの?」
🧣「あ?5000+3食×3人分×5日分弁当付き」
☀️🍶🦐🎭「(身銭きりすぎじゃね)」
🧣「で、どっちがいい?」
🐦⬛「…」
🦐「…」
🧣「2人って仲悪いんですか?」
🐦⬛「…君僕のこと聞いてない?」
🧣「?」
🐦⬛「え?」
🧣「恵比寿先生は知ってるんですか」
🦐「多分、秦中先生以外しってますよ、教師は」
🧣「…俺が入院した後…?」
🦐「そうなりますね」
おい、教えてくれてもよかったんじゃないか。いや、こんなんでも事情があるのだろう。触れないでお
🐦⬛「僕、朱雀っていう元霊獣で…ま簡単にいえば元神様 」
あっさり言いやがった。俺の逡巡をかえせ
🧣「…ん?お前が、神様?」
🐦⬛「元だけどね」
🧣「…え?お前が?」
🐦⬛「そう!!お賽銭は紙しか受け付けないけどね」
🧣「…マジ?」
🐦⬛「うん」
🧣「マジ?」
🦐「ええ 」
🧣「マジかぁ…」
初耳。てか…そうか、つまり…学園長の…
🧣「…マジの保護者」
🐦⬛「ん?」
🧣「あ、いや。忘れてください」
🐦⬛「…で、君が件のあっちゃんのお孫くん」
🧣「…はい?」
🦐「そんなわけないじゃないですか」
恵比寿先生、怖いです。目のハイライトどこに置いてきたんですか
🐦⬛「あっちゃんが可愛がってるし〜…ま、僕個人でも、さ」
🧣「…」
🐦⬛「まあ?僕からしたらあっちゃんなんて孫みたいなもんだし。玄孫も可愛いな〜って」
🧣「あんた玄孫の毛を刈ろうとしてたんすよ?」
🐦⬛「まあまあ…」
🦐「…」
🧣「はぁ…タバコ吸ってきます」
ガシッッッ
🧣「何です?」
🐦⬛🦐「コイツと2人は嫌」
🧣「…」
…これ俺が間に入り続けなきゃいけないやつじゃね?…でも、逆を返せば間に入れば問題無いんだよなぁ…
🧣「…ババ抜きしましょうか」
🐦⬛「えー…福の神にそれ?」
🦐「言いがかりつけないでくださいよ」
🧣「…じゃ、寝ますか」
🐦⬛🦐「それは嫌」
仲いいんじゃねえの、コイツら
🧣「…じゃあなんです?黒歴史でもばら撒きます?」
🦐「え〜僕黒歴史なんてないのに〜」
🐦⬛「僕も無いよ」
🧣「…じゃあ何します?」
🐦⬛「…玄孫、あっちゃんいじりに行かない?」
🧣「そうしますか」
🦐「秦中先生〜僕とご飯食べましょうよ〜」
🧣「あ…えっと、」
絶対に2人きりにもなりたく無いが飯綱と2人きりにもさせたく無い神様同士の小競り合いが幕を開けていた
☀️「でですね、なんと言ってもセーラーは形そのものが綺麗で〜……」
🍶「…」
🎭「…」
凛太郎と学園長はかれこれ2時間近く晴明の『セーラーの魅力を発信する会』の餌食となっていた。ご飯を食べ終え飯綱が蘭丸とともに道満にちょっかいをかけにくるまであと5秒
はぁ…これで3日…?内容と時間が〜…
てか、金曜まで期末テストってマジ?
コメント
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めっちゃおもろいです笑