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「あいにく、おもしろい女には飢えてんだよ。こいつはアンタにはやらないよ。最初に会社の廊下で話した時から、俺はこいつを口説くって決めてたんだから」
「はぁっ?」
思わず声を上げてしまったのは私で、森上さんはわなわなと震えている。
「ちょっとなんですかそれ」
「その反応のほうがどうだよ。俺、結構分かりやすく口説いてたつもりだけど、お前鈍感だな。今の今まで気付かなかったのか?」
「分かるわけないでしょう? 桶川さんみたいなハイスペックに好かれるなんて思わないもんっ」
私と桶川さん顔を赤らめながら言い合っていると、森上さんのうめきのような低い声が聞こえてきた。
いけない。存在を一瞬忘れていたよ。
「……ふざけるなよ。結局高井戸さんも、顔のいい男がいいんだ? 女なんてみんなそうだよな」
そりゃそうでしょう、とは流石に言えなかったけれど。
いや、イケメンが好きじゃない人もいるだろうけど、だからと言ってストーカー気質のあるあなたを好きにはならないと思うよ。
「ブス!チビ! なんだよ。お前なんて……」
私の悪口に発展した森上さんが、途中で黙った。
どうしてかなと思って彼の視線をたどったら、桶川さんが人ひとり殺してきたような、恐ろしい形相で睨んでいる。
「お前……社会的に抹消されたいか? 俺が本気になれば、過去の犯罪を洗い出して告発することもできるぞ? それともお前が昔やったようにねつ造してやろうか。借金取りの取り立てリストに加えることくらい造作もないぞ?」
「なっ、そんなことができるわけ」
「できるんだよ。今でこそしないけどな。されたくなければ、もうここに来るなよ。高井戸にちょっかい出したら殺すぞっ」
最後のほうは、桶川さんのほうが警察呼ばれてもおかしくないくらい凄みのある声で叫んでいた。
私は思わず周りを見回してしまった。ロビーには数人いたけれど、みんな遠巻きに見守っている。ここから通報する人が現れないことを祈ろう。
「……くっ。いいよ、こっちから願い下げだよ、そんなブス」
彼は私を睨みつけて、捨て台詞を残して去っていった。
コメント
1件
**うおおおおおおお桶川さんィィィィィィィィ!!!!!!😭💕💕** 「最初から口説くって決めてた」って……そんなん反則やろ!あのハイスペック桶川さんがまさか廊下で話した初対面の時から主人公に目つけてたって、マジでときめきが止まらん!!😇💘しかも森上さんに「こいつはやらない」って宣言からの「♡♡♡ぞ」シャウト、怖いけどかっこよすぎて震えた…ギャップ萌えが過ぎる!! 主人公が「好かれるなんて思わない」って照れてるのも可愛いし、ついにこの二人の想いが動いた感じがたまらんかったです!次回どうなるん…もう待てないよ!!😍
臣桜
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鷹槻れん

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#恋愛
水無月 京
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#オフィスラブ
草原草原

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