君と出会えた奇跡が運んだストーリー。
あの日、君と会えなかったら、私はいなかった。
今の私がいるのは、君のおかげ。
ーー
あの日は、屋上にいた。
飛び降りようとしたんだ。
その時、声をかけられた。
ねえ、どうしたの?って。
あのとき話しかけられたから、今生きている。
だから、全部、全部君のおかげなんだ。
[自殺…]
[なら、私も!]
君はそういって、隣にきた。
その笑顔はとても満面笑みで、心を奪われた。
[なにいってるの?]
[別に~僕は、助けたかったから、僕が死ねば君も悲しくない!]
やはり、太陽な笑顔だった。
[僕さ、女の子なのに僕だから、私っていいなさいって言われるの。大人に決める権利なんて…ないのにね]
この子も、闇を抱えてるのだろうか。
人の心は本当に分からなくて、この世で1番分からない物だと思う。
[君、名前は?]
[佐雨米、優花(さうめ、ゆうか)…!]
[いい名前!僕は四吏樹蓙、華乃(しりきざ、かの)!]
[華乃ちゃん…!]
[ねえ…本当に、ここからおりる?今…夕焼け綺麗だね]
周りには木々がならんで、スーパーとか、家とかがあって、その真ん中に夕日が差し込む。
田舎の風景が、なんだかんだで1番綺麗なのかもしれない。
[優花!僕と一緒におどる?]
[うん!]
これが、華乃ちゃんと話すきっかけになった出来事だった。
コメント
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続き待ってるよ〜!!