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更新ありがとうございます! 仁人くんを守ろうとしてた行動が逆に傷つけてたっていうのが悲しいですね、、 まだチャンス貰えるかなって勇斗くん頑張ってほしいです! 続きも楽しみに待ってます💕
第5話、読み終わりました…。 勇斗の「守ろうとしてた」っていう真実が、めっちゃ胸に刺さりました。 あの卒業式の言葉、裏切りじゃなくて必死の優しさだったんだって思うと、二人のすれ違いが切なくて…。 仁人が泣きながら謝るシーン、私ももらい泣きしそうになりました。 「まだチャンス貰えるかな」って問いかけ、すごく温かくて、この先すごく気になります…!
仁人side
結局色々考えすぎて講義
全く集中できなかった…
話、ってなんだろ…
仁人「・・・あっ」
「勇斗!」
勇斗「・・・ん?」
「おー仁人さっきぶり」
仁人「うん」
「でー…話って?」
勇斗「ここじゃ話せねぇわ」
「外歩かない?」
仁人「わ、かった」
勇斗「ありがと」
<外>
仁人「・・・聞いてもいい?」
ある程度無言で歩いたところで
切り出した。
勇斗「なにを?」
仁人「なんでさ、あの時…
卒業式の日…あんなこと言ったの…?」
勇斗「・・・俺も、丁度それについて
話そうと思ってた」
仁人「あっ、そうなんだ」
「なんかごめん…」
・・・うーん!!気まずい!!
確かに聞きたいよ?
聞きたいしさ、さっきまで
何がなんでも聞いてやる!!(弱気)
って思ってたけどさ…
絶対この顔はなんかあんじゃんかよぉ…
勇斗の顔をちらっと見る。
めっちゃ勇斗も気まずそうな顔してるし…
仁人「・・・なんかあっ」
勇斗「ごめん」
勇斗は俺の言葉を遮って言った。
仁人「え?」
勇斗「ほんと、ごめんな」
「あの日、あんな事言って」
仁人「あ…うん…」
「まぁ…いい、けどさ…」
本当はあんまよくないけども
勇斗「俺、ずっと仁人が好きで、」
「ほんとにほんとに大好きで!!」
「高校の時、仁人も同じ気持ちだったって
知って嬉しかったんだ!」
「これはマジ!大マジ!」
仁人「お、おう…」
「分かった分かった…」
圧がすごい…
顔近い…
#ご本人様には関係ありません
透楽※お知らせ必読願います
4,510
あり
667
勇斗「でも、」
「・・・母さんが」
仁人「母さん?」
「あーあの勇斗の厳しめの?」
勇斗「・・・厳しめなんてもんじゃない」
「スマホとか娯楽を持たせないのは
もちろん、」
「塾も毎日、部活は禁止」
「友達とか関わる人も勝手に決められる」
「勉強に全てを費やせってさ」
仁人「・・・」
勇斗が頭良かったのはそういう事か…
でも、塾とか行ってないって言ってたし…
でもなにより、
仁人「勇斗放課後サッカーしてたじゃんか」
勇斗「・・・塾行ってたって
嘘ついたんだよ」
「俺だってスポーツしてぇ時もあるし」
「ま、結局あの人が周りとかに
聴き込んだら俺が遊んでたってバレて
一日中机に固定されて監視付き
勉強させられたけどな笑」
仁人「うわぁ…」
「教育ママ的な?」
勇斗「そーそー…」
「結局俺もいいとこの大学A判定貰ってたし」
「母さんもすげぇとこ行ってたからな」
「自分もできたんだからその息子の俺もできるって思ってたんじゃね?」
「少なからず感謝してない訳では無いよ」
仁人「でも、このふっつーの大学に居ると」
自慢ではないが、俺は勉強はかなり平凡。
中学までは学年でも1位2位を争うほど
だったのだが高校からはうつつを抜かして
このようなことに。しかも後半は特に…
もうお分かりだろう。
勇斗「俺の、ちょっとした反抗だよ」
「反抗期とか、無かったしさ」
「だから今も大学入って一人暮らししてる」
「大学わざと違う所行くって
言ってからまるで反応無いしさ笑」
「そそくさと弟たちの方に行ったよ」
「話戻るけど、あん時はほぼ洗脳?
みたいな感じだったから」
「母さんの言うことが正しくて、」
「ただ言うことを聞いてれば
上手くいくと信じてた」
「・・・だけど、高校でさー」
「あっちまったんだよな」
「運命に笑」
「そいつと一生居れるなら、」
「運命ぐらい、ねじ曲げてやりたくなった」
仁人「・・・!」
「それって、俺…?」
何となく、この足りない頭でも
分かってきた。
勇斗がなんで、あの行動しか
とれなかったのか。
とらなかったのか。
勇斗「当たり前だろ」
「人生で1番」
「幸せにしてやりたいと思うよ」
・・・過去形じゃない。
勇斗の顔は、まだ昔のままだ。
俺だけが、勇斗を捨てて、忘れようとして…
これじゃまるで、俺の方が…
勇斗「でも、出来なかった」
仁人「さっきの、関わる人ってやつ?」
勇斗「・・・そう」
「このまま隠し通していくつもりだった」
「ある日、バレたんだ」
「俺が仁人付き合ってたこと」
仁人「・・・」
勇斗「なんでかは、まだ分かってない」
「家に帰ってきたら詰められてさ」
「誰?とかなんで?とか」
「めちゃくちゃ仁人を悪くも言われたし」
「腹も立ったし、精神的にもかなり来た」
仁人「・・・うん」
辛うじて出た言葉はそれだけだ
勇斗「まだそれだけなら良かったけど」
「そしたら仁人の家に行くとか」
「学校中にばらまいて仁人の
居場所無くすとか」
「誑かしたのは誰だ、
とか言って暴れたりとかさ…」
「もー俺、そんなことされたら、
一生仁人と会えなくなるんじゃないかと
思って、嫌だった」
「・・・怖かった」
「それだけは」
「仁人がこれ以上傷つく前に
どうにか終わらせたかったんだ」
「・・・それで仁人がもっと傷つくなんて
考えもしなかった」
「・・・俺も俺で、」
「俺から別れを切り出したら」
「忘れられずに済むかなとか考えちゃって」
仁人「・・・」
勇斗「・・・」
「あー!!」
「やっば!!俺きっしょいな!?」
「自分で言っててほんと引くわ…」
「ほんとごめんな仁っ…」
そう言って苦しそうに笑う勇斗。
颯斗をこんな風にしたのは…
仁人「うっ…ヒック…グスッ…」
勇斗「え…?」
「ちょ、え?じ、仁人?」
「な、なんで泣いて、え?」
「そんなに?そんなにやだった?」
「ごめんごめんごめんごめん!!」
「ほんとごめんって…」
仁人「が…」
勇斗「ん…?」
仁人「違う…」
「俺、勝手に勇斗に裏切られたって
思っちゃってて…」
「勇斗は守ろうとしてくれてたのに、」
「俺、勇斗に沢山酷いこと…」
「ごめん…ごめんなさい…」
かすれる声で伝えられたのはそのぐらいで、
会えたら言おうと思っていた言葉は
ひとつも出てこなかった。
絶対にするつもりのなかった謝罪しか、
この無駄に広い大空には響かなかった。
勇斗「・・・!」
「なんで…仁人が謝んの?」
「ここまで聞いてさ、悪いの俺じゃん?」
「どーやったら、そんな結論になんのさ」
優しくかけてくれた勇斗の声も、
ところどころ同じように震えていた。
仁人「もっと、ちゃんと
一緒に考えたら良かった…」
「本気で、」
「一生一緒に居れるように…」
勇斗「・・・それってさ」
仁人「・・・ん?」
涙を拭いながらお互いに見つめ合う。
勇斗「・・・まだ、チャンス貰える…?」
心地のいい風が吹き込んだ。
𝐞𝐧𝐝☕︎︎𓂃 𓅇