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Snow Man(目黒蓮)×大森元貴
続き!
目黒side
歌う大森さんは、やっぱりカッコイイ。
他の誰にもないオーラがあるというか。
楽曲の雰囲気に合わせて目の輝きが変わってるのが分かる。
……ただ、裏方の奥の方だけを見ないようにしてるのも分かる。
あのスタッフがいるからだろう。
おそらくこの後の動きは分かる。
どっかの空き部屋に連れてって『襲う』気だろう。
昔は女性アイドルに手を出してたらしいけど、とうとう国民的バンドボーカルにも手を出したか…。
メンバーにも協力してもらわないと到底無理。撮影が終わった瞬間事情を話して、大森さんを助ける。
大森side
歌ってるときだけは、何もかも忘れられる(歌詞以外)。
『これ』が始まったとき、真っ先にメンバーに相談しようと思った。
けど、すぐに言われた。
『メンバーに相談したら、お前は捨てるけどあいつらには手を出すからな』
これで逃げ場はない事が確信した。
作詞作曲して歌うだけじゃない。
フロントマンは僕だから。
多分僕がダメになったらこのグループは終わる。だから、我慢するしかない。
1度だけ、裏方の方を見た。
カメラやマイクに混じって、蛇のような目でこちらを見てるのが分かった。
そこから歌詞が飛びかけ、お客さんや他のアーティストさんの方しか見ない。
精一杯歌う事に努めた。
目黒side
司会「…では、また来週~!」
カメラが下がり、はい解散となった瞬間、すっと背筋が凍る感じがした。
ここでやらなきゃ、大森さんは壊れる。
目「……ちょっと…っ、いい?」
楽屋に戻ろうとしていたメンバーが振り向く。
向「何ー?どしたん」
康二を先頭にみんなこっちに来る。
俺は一部始終を話した。
あのスタッフに大森さんが狙われてるであろうこと、
放送前から見てて、多分メンバーには話せてないこと、
「……で、多分この後大森さんがスタッフに“捕まる”。それを阻止すんのを協力して欲しくって…」
阿「なるほど。で、俺らは何すればいいの?」
隣で照君も頷いてる。
さすが阿部ちゃんと照君。飲み込みが早い。
まだ話が理解できてなさそうな人には頼めないか…
「ラウと照君でスタッフ抑えて、俺が大森さんと出る。阿部ちゃんは藤澤さんと連絡取れるよね?その間に若井さん達呼んでくれる?あっあと舘さん着いてきて。なんかあったときにさ」
あとは阿部ちゃんが佐久間君達に話して協力してくれるだろう。
スタッフの方に目を向けると、やっぱり大森さんと話してる。
大森さんが何か必死に話してるのが分かる。
それを無視して強めに裾を引っ張って、[機材室]に連れて行く。
ラ「めめが言った通りだ。ね、もう行っていい?」
照「行こうか」
大森side
「……あの、今日はちょっと予定ある…ので放してもらえないですか?」
ス「あ?うるさいねぇ。お前を目の届かない所に放したら、メンバー以外に余計なこと言うかもしれないし」
無理か。無理だろうな。
ただ正直に言っただけで聞いてくれる訳ない。
実はこっそりマネに相談しようとしてたんだけど。
ス「お前は俺のおもちゃなの。てことで脱げよ」
「は、え…」
ス「んだよやってるじゃんかいつも」
……
改めて言われるとなんか嫌だな…
ス「チッ」
そのまま動けないでいると、イライラしたように手が伸びてきた。
あ、やば……
照「…ねぇ、何してんの?」
反射的に目を瞑ったとき、ドアが開く音がした。
恐る恐る声の方を見ると、背の高い男性が2人。アイドルに見える。
よく見れば、Snow Manの岩本さんとラウール君だった。
ス「え何、カンケーないでし…ラ「カンケーないわけないでしょ」
そういってスマホを突き出した。真ん中にマイクマークが付いている。録音アプリだろう。
照「録ってるし。ここ出たら警察だってスタンバイしてるよ?どうすーんの?」
ス「このやろ…余計なことしやがって…!」
怒りで震えている拳を振り上げ、岩本さん達か僕か分からない位置に身体を向ける。
頭に衝撃が走る、と思った瞬間、すっと身体が浮いた。
「へぁ!?」
目「あっぶね」
誰かと思えば、Snow Manのトップエース的存在、目黒君だった。
数秒経って、冷や汗がどっと出てくる。
そういえばスタッフは、と思って下の方に顔を向けると、岩本さんとラウール君に羽交い締めにされている。
目「舘さんありがとね、110番してくれて」
宮「こーゆーのは早い方がいいでしょ」
目黒君に宮舘さんがグッドサインを立てて笑う。さすがプリンス、と思う。
あ、そういえば今どんな格好で………。
姫抱きされてる。
(1歳)年下に。
アイドルに!
週刊誌なんかに載ったらただじゃ済まねぇぞ!?
「あの、そろそろ降ろしてもらって……」
目「あ、すんません」
丁寧に降ろしてくれる。
こういう優しさが、ファンから好かれるんだろうな。
と、後ろから聞き慣れた声がした。
阿「こっちこっち」
若「元貴!?」
「涼ちゃん…若井…」
涼ちゃんは僕の姿を見つけるなり、痛いくらい抱き締めてきた。
藤「ごめんね気付けなくて…最年長なのに」
また泣いてる笑
藤「阿部ちゃんから一通り聞いた。スタッフに嫌がらせされてたんでしょ」
「そんな。言えなかった僕も悪いし」
若「今日さ、近くに美味いご飯屋さんあるから一緒行こうぜ。今までのこと全部忘れてよ!」
「それ言おうとしてた笑」
若井はいつもの笑顔で、涼ちゃんは泣いてんのか笑ってんのか。一通り笑い合ったあと気付いた。
一番助けてくれた人お礼言わないと。
「あの」
S「?はい」
「助けてくれて、ありがとうございました。多分皆さん来てくれなかったら僕どうなってたか…感謝してます。今度なにかさせてください」
若・藤「ありがとうございました」
岩「俺らができることをしたまでなので…そんなんいいっすよ」
この人どこまで優しいんだ…
ラ「えーじゃあね…今度焼き肉食べ…」
宮「おい」(ラウを叩く)
宮「大人げないだろ」
ラ「えー僕最年少だよぉ」
現場が笑いに包まれる。
また笑い合える日が戻ってきた。
目「じゃ、また何か機会があれば。お疲れさまでーす」
S「お疲れー」
そう言ってスタジオを出ていく。
若「かっけぇ…✨」
藤「笑」
よしご飯行くぞーっ、と気合い入れて、僕らも楽屋に戻る。
───テレビ局前───
「目黒君!」
目「はい……あっ大森さん」
やっぱりちゃんと言わないと。
「ホンットにありがと。今度は僕が、目黒君助けるから」
深々と頭を下げる。
さっきのより気持ち込めて。
目「こっちこそありがとうございます。いつもミセスの楽曲で勇気とか元気とか、だけじゃない色々貰ってて」
「届いてて良かったです。あそうだ、連絡先交換できます?」
目「いいっすよ。ここで会ったのも何かの縁ですし」
この時点で目黒君に惚れかけてたのは秘密。
お わ り
うわぁ…
長くなっちった…
読んでる人減らないかなぁ…
コメント
2件
見るの遅れてしまった🙇🙇 ハッピーエンドで安心しました!! 目黒くんかっこいいです。マジで。