テラーノベル
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空気はずーっとしんみりしていて。
そんなところに走ってきたのは、、ついこの前協力関係を築いたStrawberry。
ななもり「な、、にここ、血塗れ、、ッ」
ぷりっつ「ぁ”、、すとぉ、べり、さ、、、」
莉犬くんは手に持っていた上着を投げ捨ててぷりちゃんの所へ向かう。
そして俺の方を見て、
莉犬「ちぐちゃ、、これ、どうしたの、、、?」
って、真っ青な顔をして聞いてきた。
ちぐさ「実は、KKVVと友好関係を築こうって作戦で、、、ッ」
ぼそぼそと、さっきあった出来事を莉犬くんに伝える。
聞こえづらかったはずなのに、莉犬くんはしっかり耳を澄まして聞いてくれた。
莉犬「、、、ッ取り敢えず、、何処から血でてる?」
けちゃ「あっ、、、っあの、こーくさんって人に、腹を蹴られて、、、」
えッ?!、嘔吐とかしてない?大丈夫?!と叫ぶ莉犬くん。
けちゃ「そのまま壁まで吹き飛ばされて、後頭部を、、、」
莉犬「なにそれ、噂には聞いていたけどKKVV、ほんとに人の心無いじゃん、、、」
ほんっと、俺等は最強に酔いしれすぎてたや、と苦笑する莉犬くんと
頷くStrawberryのみんな。
あっきぃ「まってくださ、い、、、ッ」
あっきぃ「びびく、ッは、、、ちがぃます、、、ッ!」
ななもり「、、、Vのことをなにか知っているの?」
なーくんはあっきぃに寄り添って静かに問う。
ぷりちゃんの手当をしながら俺も黙って耳を澄ます。
あっきぃ「びびく、ん、、は、俺等の中で、、ッ一番、人間らしい性格、してます、、、」
ななもり「、、、そう、たとえば?」
なーくんは口調を変えずに聞く。
、、、っ何を伝えようとしているのかは、俺にはわからない。
でも、それは絶対に伝えなきゃいけないことなんだと思う。
あっきぃ「だってびびくんは、喜怒哀楽がはっきりしてるし、誰にでも優しいし、ッ」
ジェル「、、、」
あっきぃ「ホラーゲーム苦手だしっ、」
あっきぃ「それなのにマフィアの仕事受けるくらいお人好しだし、」
あっきぃ「この中で誰よりも苦しい人生歩んでるくせに、誰にもたよんないし、っ!!」
ジェル「、、、アンタは、そいつと仲ええんか、?」
ジェルくんがふとしたように聞く。
確かに。仲よくないときっと此処まで知らない。
あっきぃ「、、、どうなんでしょう、ね、、、」
そう言ってあっきぃは苦笑する。そしたら俺の隣に座っていたぷりちゃんは
ぷりっつ「少なくとも、あいつはもう仲いいとは思っとらんやろ。」
といった。
そんなことを軽く言う2人に視線をずらすと、さみしげな瞳が揺れていた。
きっと、ぷりちゃんとあっきぃは、俺等の何100倍も苦しい思いをしてきたんだろうな、
、、、嗚呼、こんなに過去を引きずってる彼らを見ると、
俺も、懐かしく感じちゃうな、、
今も生き残ってるのかな?
”ChocolateRabbit”は、、、
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