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126 - 番外編41『任務で片方女装して潜入』後編

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2026年02月18日

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番外編41『任務で片方女装して潜入』後編


『はぁ、はぁ……っ。』

(どこだよ、主様……っ。)

『ロノ、いたか?』

『いや、こっちにはいない。くそ、この屋敷部屋多すぎるだろ…っ。』

『ソフィアさん。何か聞いてないか?その密輸のこと…。』

『確か…。被害者から聞いた情報では真っ暗な部屋でずっと、薬を投与され続けたそうです。今その方は病院で薬が全て抜けるように治療をしてるようですが……。』

『真っ暗な、部屋……。』

『…バスティン。ここ、何か気づかないか?』

壁に違和感を見つける。

『他の壁には絵が飾られているのにここにだけないんだ。まるで目印にしているような…。』

『……隠し部屋か?』

俺は壁を押す。

と、ゴゴゴ…と、道が現れた。

『……開いたな。ロノ、行くぞ。』

『あぁ!』


数時間後――。


『…くっ。この女強い…っ。』

『お前、何者だ…っ?ただの悪魔執事じゃないな…っ!?』

ゴスッ!ボスッ!

『ぐあっ!』

私は男の胸ぐらを掴み床に叩き付ける。

『これから死ぬ人に…私の名前を言う必要がおありですか?』

『ひ、ひい!』

『っ、動くな!』

『っ!』

『お前が探してるのはこの男だろ?動いたらこの男を殺すぞ!!』

『……。』

私は剣を引きずりコツコツと歩く。

『動くなと言ってるだろう!』

私は制止を無視し走り出す。

『く、くるな…っ!!』

私は剣を振り上げる。

『うぁぁぁぁ!!』


『お姉ちゃん――!!』

『…!!』

『百合、菜…?どうしてここに…?』

遡ること数分前。

隠し部屋を見つけた3人は中に入ろうとした。そしたら主様と他の執事のみんなが来てくれた。

『帰りが遅いから心配で来たんだ。』

『は、ハウレス…。』

『お姉ちゃんは?』

『この先にいます。』

『一人で乗り込んだの?お姉ちゃんはまた無茶を…。』

『まずいな、主様ひとりにしたら…。主様ってほら…見境ないじゃん?こういう密輸して人に薬を投与して苦しめる外道みたいな奴…下手したら首謀者殺してるかも…。』

『…とにかく早く行かないと!』


『お姉ちゃん、ダメ…どんな理由があっても殺したら…っ。』

『……っ。どんな理由があっても不殺で事件を解決しなさい…。その剣は守る為に使いなさい…。母からの教えを…破るところだったわ。』

私はカシャンっと剣を落とす。

『お姉ちゃん、その血…。』

『平気よ。返り血だから。それに、少し痛め付けただけ。殺してないから。』

『いやー主様さぁ。これは少しって言わないんじゃね?』

『血が出るほど痛め付けてるな。まぁ当然の報いだが。』

『リリア!リリア!』

『ぅ…かぁ、さん?』

『良かったですね、かろうじて意識は保っています。リリアさん。薬が抜けるまでは病院で安静にしてなきゃダメですわ。いいですね?』

『は、はい……。』

『う、嘘も方便だ、こいつは薬漬けにしてると言ったが無事なんだろう?だから見逃して――。』

『……。』

私は再び剣を構える。

『主様ストップ!!』

『もう剣を収めてください。』

『ロノ…。』

俺は首謀者に近付く。

『お、お前、女じゃないのか?』

『は?俺は女じゃねぇよ。』

俺はウィッグを外す。

バサッ!

『主様を守る……1人の男だ。次主様にこんなことさせたら…俺はお前を許さねぇ。 』

『っ…。』

ロノの言葉に思わずドキッとしてしまう。

『ヒュー(σ´³`)σヒュ〜♪ロノカッコイー!』

『‪💢ハナマルさん邪魔すんなよ!』

『わりぃわりぃ、ロノ。いや、ロノコちゃん?』

『っー!!』

こうしてみんなで屋敷に戻る。


『お姉ちゃん。』

百合菜に正座させられる。

『はい……。』

『しばらく無茶すんの禁止。』

『え、でも、百合菜……』

『でもじゃない。妹命令!』

『…ハイ。』

『妹の百合菜には頭が上がらねぇみたいだな。』

『えぇ…。麻里衣様の弱みは百合菜様であると同時に逆らえない何かがあるんでしょう。』


めでたしめでたし!


次回


番外編42『夏だ!海だ!祭りだ!合宿だ!?』前編

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