テラーノベル
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あれから相変わらず私は昼間の事務の仕事や歌の仕事に忙しくしていた。
そして時々大好きなお笑いを劇場に観に行くこともあった。
お笑いが好きすぎて芸人さんを多く抱えてるいる事務所に以前勤務していたこともあった。
だからちょっとお笑いに関しては自信がある。
古典落語から若手の漫才までいろいろなものを観に行っていた。
そんないつもの毎日を過ごしていると絃さんから 連絡がきたのだ。
「由布ちゃん元気かな?今週金曜の夜は空いてたら またご飯でも行かない?もし他に行きたい所があれば教えてな!」
私は劇場に一緒に行ってみたいと思っていた。
彼は真面目な話しもよくするが会話の端々に独特なギャグを連発してくるタイプだ。
なので一緒にお笑いを観に行くことを喜んでくれると思った。
「私、お笑い好きなので吉本の劇場にもし良かったら一緒に行きませんか?」
彼は行ったことがないらしく快諾してくれた。
そして金曜日の夜の’お笑い鑑賞会’を一緒に大笑いして 楽しい時を過ごせる事を’ラーメン会’以上にワクワクしていた。
だがそんな思いとはちょっと違う状況が待ち受けていることなんて思いもせず金曜日を楽しみに指折り数えていた。
当日お笑い鑑賞会の金曜の午後は気もそぞろであった。
イレギュラーの案件もサッサと片付け早めに待ち合わせ場所に行っていた。
劇場の近くのバルで待ち合わせだったので絃さんを待っている間、 大好きなブラッドオレンジを飲みながら今日観る推しの芸人さんのYouTubeを観て高揚感はマックスであった。
暫くして彼が小走りに入ってきた。
(この前のラーメン会の時もそうだったけど今日も 急いで来てくれたんだ〜)と嬉しかった。
(でも私もちょっと遅れた時とか相手の視界に入る所辺りに着いたらそこからいかにも急いで来ました〜みたいな感じで小走りで行く時あるからなぁ)
また持ち前の独特な変な勘繰りモードが発動された。
本当に仕事を早く切り上げて急いで来てくれたのであろうにまったく失礼な話しである。
「由布ちゃんお待たせしてごめん、何か軽く食べてから行こうか」
「私、早く着いたので大丈夫ですよ〜」
私は待っている間もとても楽しかった。
もちろんこれから観る漫才も楽しみだがまたあの おもしろワイルドイケメンに会える事を噛み締めていられる時間だから。
そして予想を上回る前回以上の優しい屈託のない笑顔を目の前にしてこれから観る漫才なんかどうでも良くなっていた。
ずっとお話ししていたかったがそうもいかない。
私達は軽目に夕食を済ませて劇場に向かった。
コメント
1件
うわぁ〜第13話、読んだ読んだ!!😭💕 由布ちゃん、仕事も趣味も全力で楽しんでる感じがめっちゃ伝わってきてこっちまでワクワクしちゃったよ!!特に「推し芸人さんのYouTube観ながら高揚感マックス」のとこ、完全に共感できるし、待ち合わせのときの小走りエピソードに「あ、私もやるわ…」ってなった(笑) 絃さんの「おもしろワイルドイケメン」って呼び方もツボすぎるし、笑顔見てもう漫才どころじゃなくなっちゃう由布ちゃんの心境、めちゃくちゃ分かる〜!!次の展開が気になりすぎるよ、早く続き読みたい!!🌸✨